2024/09/25

10.12 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5|古木誠也インタビュー公開!

 

 

「『KO負けしたことがない』と聞いて、絶対倒してやろうと思いました」

 

 

10・12「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5」の[KNOCK OUT-BLACK -55.5kg契約/3分3R・延長1R]で國本真義と対戦する古木誠也。6月の代々木第二では初の外国人戦でKO勝利を収めた古木。今回は以前から希望していた他団体王者との対戦が実現した。ホーストカップ王者・國本との対戦を前に、古木はどのような心境なのだろうか?

 

 

 

 

 

──前戦は8月・後楽園ホール大会のサンティアゴ・ペルシバル戦でした。今振り返ると?

 

古木 もともと61kgで戦っていて、階級が上の選手ということもあったんですけど、思ったよりもタフでしたね。パワーとかはそんなに感じなかったんですけど、フィジカルの強さなのか、あと動きも独特だったので、ちょっとやりにくさはありました。

 

──それは初めて当たった外国人だからという部分もありますか?

 

古木 それもあると思います。やっぱり海外にはいろんな選手がいるんだなと思いました。

 

──最終的にはカットされた後にKO勝ちできましたが、そこについては?

 

古木 1・2Rは冷静に戦うようにしてたんですけど、3Rにカットされたので、その後は自分らしくというか、パワーでなぎ倒そうという感じになりました。やっぱり自分は常にKOで勝ちたいと思っているので、最後に倒せたのはうれしいです。

 

──1・2Rは、意識して抑えていたんですか?

 

古木 コンビネーションとか蹴りとか、セコンドの指示をよく聞いて戦おうと思っていました。いつもだったらセコンドの声が聞こえないぐらい、パンチでガンガンいっちゃうんですけど、あまり畳みかけなかったというか、落ち着いて戦えるように意識していました。3Rはもう、セコンドの声も聞こえてないですし、無我夢中でやっていました。

 

──それは、後でトレーナーに怒られたりはしないんですか?

 

古木 あの試合は怒られなかったですね。今まで1試合だけ怒られたことはあるんですけど。

 

 

──そこから2ヵ月で、今度は他団体王者との対戦となりました。國本真義選手は同じ階級のチャンピオンではあるんですが、これまでに意識したことはありましたか?

 

古木 いえ、ないですね。対戦のオファーを聞いてから初めて知りました。ただ、強い人とやりたいというのはずっと言っているので、チャンピオンとやれるのはうれしいです。

 

──國本選手の印象は?

 

古木 ガンガン来ないというか、危ない戦いはしないというか。慎重でテクニックもあるし、記者会見で言っていた通り、削ってくるタイプなのかなと思います。

 

──過去にそういうタイプとの対戦は思い当たりますか? 内田晶選手は前に出てくるタイプではなかったと思いますが。

 

古木 内田選手はまた違いますね。削ってくる感じではないので。今までには似たタイプはいないですね。

 

──やはりガンガン前に出てきてくれる選手の方がやりやすい?

 

古木 出てくるというか、自分が詰められる距離の選手だったらやりやすいと思います。まあ、来てくれた方がやりやすいかもしれません。

 

──その点では、國本選手は?

 

古木 削るといっても、カウンター系の技を狙ってくるのかなという感じなので。そこさえ気をつけていれば、いつも通りいけるかなと思います。

 

──では、特に普段と違うことをやる必要はない?

 

古木 そうですね。対策も、いくつかやっている程度なので。あとはいつも通りフィジカルとか、自分を高める練習しかしてないです。

 

──今回はどう戦ってどう勝ちたいですか?

 

古木 会見で國本選手が「KO負けは一度もない」と言っていたので、KOしたいですね。あの場で初めて知って余計に燃えて、絶対倒してやろうと思いました。

 

──國本選手からは「KO勝ちを特に狙っているわけではない」という発言もありました。

 

古木 ポイントを取ってうまく勝とうと思っているのかなと思いました。タイプはまた違いますけど、壱・センチャイジム選手みたいな感じになるのかなと。でも、そうはさせないです。

 

──今回の戦いにおいてのテーマは何かありますか?

 

古木 「これでいく」という作戦はあります。ただ今回も落ち着いて戦って、倒せるところは狙っていきたいです。

 

──今年も終盤に差しかかってきていますが、ここまで3戦3勝で4戦目となります。

 

古木 とりあえず全勝で来ているので、いい形になっているなとは思います。

 

──前回が初の外国人、今回が他団体王者と、トピックとなる戦いが続いています。今後の展望について、新たに見えてきているものはありますか?

 

古木 特にこれという野望みたいなものはないですけど、この前初めて外国人選手とやらせてもらって、タフさとかフィジカルの差を感じたので、もっと練習しなきゃなとは思っています。これからは外国人選手との試合も増えてくるでしょうし。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

古木 いつも通り盛り上がる試合をしたいです。蹴りもパンチも含めて。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール  

古木誠也

所属:G1 TEAM TAKAGI

生年月日:1996年11月10日生

出身:神奈川県相模原市出身

身長:163cm

戦績:13戦10勝(8KO)3敗

初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者