「王者対決に勝ってホーストカップの強さを知らしめたい！」

 

 

10・12「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5」の［KNOCK OUT-BLACK -55.5kg契約/3分3R・延長1R］で古木誠也と対戦する國本真義。今年5月にホーストカップの王座を獲得し、古木との王者対決に臨む國本は、何を思うのか？

 

 

 

 

 

──國本選手は過去、『REBELS』には出場経験がありますが、『KNOCK OUT』には初参戦ですね。ただこれまで56戦と経験豊富で、いろんな大会に出られていますよね。

 

國本　そうですね。主要なところはわりと出たと思います。REBELS、RISE、NO KICK NO LIFE、新日本キック、RIZIN……主にそういう感じですね。

 

──その中で、最近の『KNOCK OUT』に関しては何か印象はありますか？

 

國本　『REBELS』の頃からREBELS-MUAYTHAIだったり、今もREDルールとBLACKルールがあって、両方楽しめるところはいいなと、すごく思ってます。自分も、見るのもやるのも両方楽しめる方なので。そういうところで、以前から「楽しそうだな」という興味はありました。

 

──ヒジありもヒジなしも両方いけるとのことですが、これまでの試合はどちらの方が多いですか？

 

國本　数えたわけじゃないですけど……どちらかというと、ヒジなしの方が多いかなという気がします。もともとはヒジなしでやっていて、旧体制の『KNOCK OUT』を見て「ヒジありも楽しそうだな」と思ってやり始めた感じだったので。最近はまたヒジなしの方がメインになっているので、そっちが多いかなと思いますね。

 

──今回は同階級のKNOCK OUTチャンピオン、古木誠也選手との対戦となりました。これまで意識はしていましたか？

 

國本　階級が同じなので、名前は知ってはいました。対戦するとはあまり思っていなかったので、しっかりと調べたりしたことはないですけど、試合結果などを見ていて「すごいKO率だな」とは思っていたので、対戦のお話をいただいた時には、ちょっと驚きと、楽しみな気持ちがありましたね。

 

──記者会見で古木選手と向かい合って、何か感じたことは？

 

國本　昔ながらのと言いますか、侍とか武道家という感じだなと思いましたね。「格闘家」というよりは「武道家」という感じで。

 

──古木選手の戦い方にはどんな印象がありますか？

 

國本　もう引退してしまったんですけど、ウチのジムに新人王を獲った松井大樹という選手がいたんですよ。その子ももともと極真上がりで、体つきとかパンチや蹴りの打ち方が、古木選手とソックリだなと思って。ガチガチの空手上がりの選手はこういう戦い方をするんだなあと思いましたね。やめる前は練習も一緒にしていたので、何となくイメージはできるかなという感じです。

 

──その古木選手に、どう戦ってどう勝ちたいですか？

 

國本　相手のやりたいことをやらせないようにしたいなとは思っていますが……いかにいいところを潰すかというところを意識して練習しています。隙のある選手だけにどうしても隙は出てくると思うので、そういうところで倒せたら倒したいとは思ってますけどね。もともと僕はそんなにKO率が高いタイプでもないですし（笑）。

 

──隙を突いて、その先にチャンスがあればと。

 

國本　そうですね。うまくハマれば倒せるだろうと思うので。うまくハマればKOもあると思います。

 

──5月にホーストカップのチャンピオンになりましたが、王者として気持ちが変わった部分はありましたか？

 

國本　その前にWMCのベルトも獲っていて、ずっと以前にはなりますが、ウチのジムが中心になってやっている「S-BATTLE」という大会のチャンピオンにもなったことがあるので、今回特に変わったということはないですが、やっぱりやってきたことの証明になるのはうれしいです。そして何より、応援してくれた人たちが喜んでくれて、僕も感謝の気持ちがすごく高まって、そこを裏切るわけにはいかないので、次の試合も勝ってやろうという気持ちは、もちろんあります。

 

──今回は王者対決として組まれていて、団体を背負っての戦いと見られると思いますが、そこについては？

 

國本　ホーストカップさんには本当に昔からお世話になっていて、あの白いベルトがカッコいいなと思って、ずっとアピールをさせてもらっていた中でやっと獲れたベルトでした。いろいろチャンスをいただいた恩もあって、その恩はしっかり返したいなと思っています。ホーストカップって、名古屋や関西を中心にやっている興行ではあるので、どうしても東京の人たちからしたら「地方興行」というイメージが強いのかもしれないですけど、面白いカードもたくさん組んでいますし、今となっては「こんなカードを組んでたのか！」というのもいろいろあるので、それだけすごい大会なんだぞというのを、東京の選手たちに知らしめて、ホーストカップの価値を上げてやろうという気持ちは強いですね。

 

──だから会見でも、ここで勝ったとしても『KNOCK OUT』の王座を狙うというわけではないと言われていましたね。

 

國本　そうですね。それよりもホーストカップの価値を上げたいという気持ちが、個人的には強いので。それに、年齢も年齢なので、あちこち手を出す余裕もないですし（笑）。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょうか？

 

國本　僕はこれまでKO負けが一つもなくて、「絶対倒れない」という気持ちを出すことはできると思います。その気持ちの強さを見ていてほしいなと思います。

 

 

 

プロフィール　　

國本真義

所属：MEIBUKAI

生年月日：1992年3月2日生

出身：愛知県岡崎市出身

身長：168cm

戦績：56戦26勝(8KO)25敗5分