2025/02/05

2.9 KNOCK OUT 2025 vol.1|津崎善郎 インタビュー公開!

 

 

 

 

 

「初のオープンフィンガーグローブが一番のポイント! “その先”のためにしっかりと勝ちます!」

 

 

2・9「KNOCK OUT 2025 vol.1」の[KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R]で蛇鬼将矢と対戦する津崎善郎。前戦、クンタップ・チャロンチャイとのタイトルマッチの結果に今も納得いっていないという津崎が目指すのは、「すぐにでも」の再戦。そのために蛇鬼戦の勝利は不可欠だが、その前にOFGが大きなポイントになっているようで……。

 

 

 

 

──まず前戦、12月1日のクンタップ・チャロンチャイ選手とのタイトルマッチは残念でした。今振り返ると?

 

津崎 いや、僕は勝ったと思ってますよ。僕の周りの人や、あとから動画を見てくれた人も「あれは勝ちでしょ」って言ってくれて。採点基準とかも見直したんですけど、今でもよく分からないですね。

 

──そうですか。1Rにはダウンを奪いましたしね。

 

津崎 ダウンを取れたのはよかったんですけど、5Rの試合だったので、全然安心はできなかったですね。以前にも、ダウンを獲ったかヒジで切ったかした後に「倒してやろう」と思ったら逆襲に遭ったことがあって、ダウン後は慎重になっちゃうんですよね。クンタップ選手も目が死んでなかったし、まだ全然動けていたので、「ここは出過ぎないようにしよう」と思ってました。ただ、この感じで5Rずっと攻め続けようという感じにはなりました。

 

──2R以降については?

 

津崎 ミドルを蹴られても蹴り返してたし、そもそもそんなに蹴られてないし。あとは首相撲、崩しですよね。負けた原因はそこしかないなとは思いますけど。でも、こんな言い方したらあまりよくないかもしれないですけど、どちらかというと逃げの首相撲だったじゃないですか。それもしっかり防いでいたつもりだったので、あれで相手が優勢って言われたらどうしようもないなと思って。正直、納得はいってないんですけど、もういろいろ言ってもしょうがないので、倒さないとダメだなという結論には達しました。

 

──あの試合から得た教訓はそこですか。では、次からは「倒す津崎善郎」が見られると。

 

津崎 でも次は、REDルールがオープンフィンガーグローブ(OFG)になったじゃないですか。僕、OFGは初めてなんですよ。クンタップどうのこうのじゃなくて、これはこれで大きな変化なので、頑張って練習してきました。

 

──実際、練習で使ってみてどうですか?

 

津崎 やっとミット打ちに慣れてきたぐらいです。普通のボクシンググローブとは感覚が全然違うので。最初は指の皮とかもすごい剥けましたし、ディフェンスの感覚とかも全然変わってきますね。今までのグローブに慣れていたので、いきなりあんな指むき出しのになっても……なかなか難しいなと思いました。

 

──では、今回はそこが新たな試練というわけですね。

 

津崎 ホントにそうですね。逆に蛇鬼選手はもう何試合もやっていて、そこには慣れているじゃないですか。そういう要素はありますね。

 

──ただ、その中でも勝たなければいけないわけで、練習の中でその手応えは掴めましたか?

 

津崎 そうですね。まだ本番の試合をやってないので、実際にOFGで人をぶん殴ったらどんな感じなのかは、始まってみないと分からないじゃないですか。そこがどうなるかですね。

 

──しかも相手の蛇鬼選手はOFGの経験が何戦かある上に、ファイトスタイル的にもOFGが向いている感じですよね。

 

津崎 向いてると思いますね。何だかイキイキしてないですか?

 

──確かにそうですね。そんな相手とどう戦いますか?

 

津崎 具体的なことは言えないですけど、蛇鬼選手よりは僕の方がリーチはあるから、たぶんガンガン来ると思うので、そこにしっかり対応していこうと思っています。

 

 

──今回勝って、改めて今年はどう進んでいきたいですか?

 

津崎 ここでしっかり勝って、すぐにでもクンタップ選手とのリマッチをさせてほしいです。僕も納得してないですけど、クンタップ選手もあの勝ち方には納得してないと思うので。今から蛇鬼選手と戦うのにクンタップ選手の話ばっかりするのはよくないんですけど、すぐにでもリマッチをやらせてほしいという思いが強いので。

 

──蛇鬼戦は、そのために勝たなきゃいけない試合?

 

津崎 本当にそうですね。蛇鬼選手って、NKBに参戦していた頃、ハチマキ戦を生で見たことがあるんですけど、見た目はいかついじゃないですか。そのわりにすごくテクニシャンだなということに驚いたんですよ。しかも興行側が求められるスタイルに変えられるぐらい器用だし、ホントに普通に強いなと思ってますね。その彼とリングで対峙したらどうなるのかは楽しみです。

 

──そんな蛇鬼選手との試合で、気持ちとして絶対に持っておかなくてはというのはどういうところだと思いますか?

 

津崎 「引かない」とかは当たり前として、決めたことを最後まで全うすることですかね。テンション上がっちゃって打ち合いに応じたりはしないようにと思ってるんですよ。冷静に戦っていきたいなと思いますね。先のこともあるんですけど、あんまりそれを言っていてもしょうがないので、今は目の前の蛇鬼選手のことに集中して当日まで仕上げていきたいと思います。

 

──では最後に、そんな今回の試合で、一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

津崎 いやいや、そんなのもう、初のOFGの津崎に注目してくれってことですよ。どうなるか、ご期待くださいという感じです(笑)。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

プロフィール
津崎善郎
所属:LAILAPS東京北星ジム
生年月日:1984年12月19日生
出身:長崎県対馬市出身
身長:180cm
戦績:31戦15勝(4KO)14敗2分

元KNOCK OUT-RED スーパーウェルター級暫定王者
スックワンキントーン ミドル級王者