2025/02/06

2.9 KNOCK OUT 2025 vol.1|北島颯人 インタビュー公開!

 

 

 

 

 

「ヒジだけじゃない、全局面で勝負できる姿を見せます!」

 

 

2・9「KNOCK OUT 2025 vol.1」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で茂木豪汰と対戦する北島颯人。12月1日、念願だった『KNOCK OUT』のリングでデビューして1RKO勝利を収めた北島は、この2戦目で新たな一面を見せたいと思っているという。その内容とは?

 

 

 

 

 

──12月1日のデビュー戦はいい形で勝利できました。ご自分ではいかがでしたか?

 

北島 2Rにヒジで切って勝つことができて、デビュー戦でああいういい勝ち方ができたのはとてもよかったんですけど、やっぱり反省も多くて、そういったところの反省を生かして、今回の試合に向けて練習できたので、成長につながるところもあった試合だなと感じました。

 

──反省点はどういったところですか?

 

北島 相手の坂根選手も強くて、序盤はけっこう崩されてしまったり、何回かコカされてしまったりして、今回よりも契約体重が上だったっていうのもあったんですけど、フィジカル面での体の強さだったりといったところですね。そこを中心にトレーニングしてきました。

 

──確かに前回は59kg契約で、今回はフェザー級、57.5kgですよね。ご自分としてはフェザー級で行きたい?

 

北島 そうですね。もともとフェザーでやりたいと思っていて、前回のデビュー戦の時は相手がフェザーでは見つからなかったので、59kgのキャッチウェイトの試合になったんですけど、今回からは自分の希望のフェザー級でやっていけるので、そういった部分でも楽しみではあります。

 

──では、体作りなどは別に問題ないわけですね。その上でフィジカルを強化してきたと。

 

北島 はい。今回の相手はちょっと身長が低いので、自分よりもフィジカルといった部分では強いのかなと思っているので、そういった部分で負けないようにフィジカルトレーニングをしてきました。

 

──その中で、特に手応えを感じているところというと?

 

北島 ウチのジム(和術慧舟會AKZA)はMMAのジムというのもあって、フィジカルのトレーナーもいますし、MMA選手のフィジカルメニューをやったりしていて、フィジカルの面では他のキックのジムでは味わえないような練習ができてるのかなという部分は感じます。

 

──今回の相手、茂木豪汰選手の印象は?

 

北島 あまり映像がなかったんですけど、アマチュアの時の動画とかを見ると、パンチが強いっていう印象があります。

 

──一番警戒するところは、そのパンチですか。

 

北島 はい。あとタイで修行していたということも聞いたので、どういう感じで成長しているのかなという部分は気になります

 

──先ほども出ましたが、茂木選手とは16cmの身長差がありますが、そこはどうですか?

 

北島 僕からしたら、やっぱりそこはこの身長でこの階級で出ている強みなのかなとは思うんですけど、パンチを近い距離で当てられてしまったりというようなリスクもあるので、そういったところはしっかり対策してやっていきたいなと思ってます。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

北島 前回はヒジが当たって勝てたんですけど、自分の得意な遠い距離だけではなくて、近い距離はパンチの打ち合いとかも付き合えるし、全局面で勝てるんだぞというところを、今度は見せていきたいなと思っています。

 

 

──前回、念願の『KNOCK OUT』のリングでデビューして、勝利することもできました。一通りを経験して、いかがでしたか?

 

北島 いや、もう率直に楽しかったというのが一番大きいです。憧れていた舞台で試合ができて、試合でもいい勝ち方ができて、「とてもいいデビュー戦だったな」と周りからも言われて、とても楽しかったですね。

 

──デビュー戦の前にお話を伺った時に、『KNOCK OUT』のチャンピオンを目指しているというお話でしたが、いいスタートになったのでは?

 

北島 そうですね。きっちりスタートを切れたと思うんですけど、次もいい勝ち方ができないとやっぱりチャンピオンにはなれないと思うので、前回の勝ちがまぐれだったと周りに言われないように、次もしっかり勝っていきたいなと思います。

 

──プロとして試合をして、気持ち的に変わった部分はありますか?

 

北島 やっぱり自信はついたと思います。自分の中でもKNOCK OUTアマチュアのチャンピオンになるまでに7度も失敗していて、「もうダメかな」という気持ちもあったので、そこからやっとチャンピオンになれてプロに上がれて、さらにあの勝ち方ができたというところでは、とても大きな自信になりました。

 

──ところで先ほども言われたように、基本的にMMAのジムですよね。他に立ち技のプロ選手は?

 

北島 立ち技のプロ選手は、僕の今回の試合の2日後に他団体でデビューする選手が唯一の同期でいるぐらいです。

 

──ジム全体としてはMMA中心ですよね。練習環境としてはどうなんですか?

 

北島 自分がジムに入った時から見てくれてるコーチは元プロのキックボクサーの方とか、MMAでも打撃中心にやっている選手という方々で、あとは出稽古に行かせていただいたりしています。週1回はセンチャイムエタイジムにも行かせていただいていますし、あとは今回も出場される津崎善郎選手のスパーリング練習にも週1回、参加させていただいているので、けっこうやれていると思います。

 

──逆にMMAジム所属というところが、他の選手と違った強みになってる部分もある感じですかね。

 

北島 そうですね。よく「キックのジムの方がいいんじゃない?」とか言われることもあるんですけど、ちょっと足りない部分は他のところでお世話になって補って、MMAジムならではの良さを自分の中でうまく融合できてるんじゃないかなと思います。

 

──では最後に、今回、一番注目してほしいポイントはどこでしょうか?

 

北島 先ほども少し言ったんですけど、前回の勝ちがまぐれだと思われないように、ヒジだけでなくて全局面で相手を圧倒できるように頑張るので、ぜひそこに注目してほしいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール
北島颯人
所属:和術慧舟會AKZA
生年月日:2003年3月28日生
出身:埼玉県出身
身長:179cm
戦績:1戦1勝(1KO)