2025/02/08

2.9 MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.1|公式計量・会見レポート

 

 

 

 

2025年2月9日(日)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.1』の前日計量が8日(土)14:30~都内にて行われた。

 

 

 

メインイベント[KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約/3分3R・延長1R]で対戦するKNOCK OUT-BLACKライト級王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)は62.95kg、リード・ミラー(ニュージーランド)は62.35kgで計量を一発クリアし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

 ミラーは16戦11勝(5KO)5敗の戦績があり、ニュージーランド南島ISKA、ニュージーランドカンタベリー地域ISKAのタイトル獲得歴やカンタベリー4MAMトーナメント優勝といったキャリアがあり、今回が初来日。

 会見に出席した大谷は「チャンピオンになって一発目。現状まだまだ満足していないですし、ここからスタートなんだという強い意志を持って明日試合に臨みたいと思います」といえば、ミラーは「今回すごくハッピーですし、すごいワクワクしています。日本のファンのみんなに自分の強さや可能性を見せられるチャンスだと思っています。タイミング、パワー、そして今回の試合に向けて準備してきたスペシャルな技があるので、それを見せられたら、と思います。僕はずっと日本での試合を見てきているので、すごく明日が楽しみです」とお互いに試合が待ち遠しい様子。

 計量時に向かい合った感想を聞かれると、大谷は「外国人の特性なのか分からないですけど、すごくひょうひょうとしている感じがして、調子に乗らせると厄介になるかもしれないので、そこはそうさせないようにしたい」と警戒すれば、ミラーは「身体のフレームは少し大きいと思いましたが、大事なのは明日であって、今日のことはどうでもいいです」と大谷のことは気にしていないとする。

 どういう技で勝ちたいかとの問いに、大谷は「これからのことを考えると、全局面で圧倒して勝たないといけないと思っているんですけど、昨日、ミラー選手の公開練習をYouTubeで見たところ、キラーレバーという必殺技を持っているみたいなので、そのキラーレバーにカウンターでナパームストレートを合わせてやろうと思っています」とニヤリ。

 また、公開練習でミラーが「ナパーム・ストレートはそれほど威力ない」と言っていたことにも触れ、「威力がないとか、僕のことをスピードがないとか結構言ってきた選手は何人かいるんですけど、そう言ってる奴に限って、すぐ倒れるんで、明日も見せてやろうかなと思っています」とKOを予告した。

 これを受けて、ミラーは「相手が誰でもキラーレバーを当てられることができます。相手が右構えだったら一発で十分です」とこちらもKOを宣言。

 また、ミラーが昨日の公開練習で「今回勝利してダイレクトリマッチでタイトルをかけてやりたい」という発言をしたことを受け、大谷は「もちろん絶対にそうはさせたくないですし、明日のセミのゴンナパー選手と古村選手の試合は、どう転んでも絶対面白い試合になると思っているし、そこを超えるためには目の覚めるようなKOを見せないといけない」と気合い十分の意気込みを語った。

 

 

 

 

そして、セミファイナル[KNOCK OUT-RED -63.0kg契約/3分3R・延長1R]で対戦するゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)は63.00kg、古村匡平(FURUMURA-GYM)は62.80kgで計量クリア。

 KNOCK OUT初参戦となるゴンナパーは「今回、このKNOCK OUTというリングは初めてですが、気合い十分です。全力を尽くします」といえば、古村は「明日は人生を懸けてゴンナパーに勝って人生変えます。絶対勝ちます」とお互いに自信を見せる。

 計量で向かい合った感想を聞かれると、ゴンナパーは「明日は絶対に自分のスタイルを貫いて、皆さんにとても見応えのある試合にしようと思っています。対戦相手に関しては研究もしてきましたが、すごくいろいろな引き出し、いろいろな武器を持っている選手だと思いますし、どの技も長けていると思いますが、自分はその中でもきっちり自分の仕事をしたいと思っています」といえば、古村は「いつも見ているように強そうだなと。しっかり目に力を感じたので、明日すごい試合になるのかなと思っていますが、絶対僕は勝ちます」と答える。

 どういう技で勝ちたいかとの問いには、古村は「何で倒すとかいろいろ作戦も立ててますし、とにかく言えることは何が何でも絶対に勝つこと。これが第一なんですけど、しっかり倒すなら派手に倒したいというのがあります。本当に簡単な選手じゃないと思うし、それこそ本当に日本でも有名な選手、強い選手なので、明日はボロボロになると思います。でも、その中でもやっぱり骨の1、2本くらい全然くれてやっていいので、絶対最後は俺が勝とうかなと思っています。派手に倒します」と何が何でも勝つと宣言。

 ゴンナパーは「ムエタイルールでの試合は長い間やってきていませんが、今回の試合に向けて良い準備をしてきました。もちろん自分の中ではムエタイというものがベースになっているので全く問題ないですし、いつもと比べて自分の中で変わりがあるかといったら特に変わりはないです。ただ、オープンフィンガーは今回初めてなんですけれども、全く自分では問題ないと思っています。ベストを尽くすだけです」とした。

 OFGでの試合だけに激しい試合が予想されており、ゴンナパーは「明日は必ずKO決着必至だと思うのでどちらが先に倒れるかという試合になると思います」といえば、古村は「僕は失神したことがないんで、倒れたとしても立ち上がって殴り返して倒しやろうと思ってます」と自信を見せている。

 

 

 

▼第6試合 KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級/3分3R・延長1R
ぱんちゃん璃奈(フリー)=47.40kg
「明日は元世界ボクシングチャンピオンで元キックボクサーで現在は園芸師か造芸師か分からないんですけど、そういう女性をリングに膝まつかせようと思います。
(対戦相手の心境)興味ないんです。殺すって言ってるけど、まあ、殺す武器ないのに頑張ってほしいなと思います。
(モチベーションは低いまままか)いつもよりかはそうだったんですけど、今日フェイスオフして泣かせてやりたいなというふうに今思っているので、モチベーションが出てきました。
(タイでの練習のときにずっと熱が出ていたというが、コンディション作りは問題なかったか)クリスマスあたりからインフルとかそういうのがずっと続いていて、正直、練習ができない時期もあったんですけど、その分、練習量を減らして今回臨みます。ずっと体が軽かったので常にいいパフォーマンスで動けていたので、これもありなのかなと正直思いました。いつも疲労で全然動けずに最後の方は練習していたので、今回は常に体が軽く動けている状態ではありました。
(前回と前々回の試合の反省点を踏まえて、今回の試合は違う試合を見せられる自信はあるか)前回は防御に徹しすぎた試合をしてしまって試合後も落ち込んでいたので、今回は防御をしっかり1年間やってきたというのを信じて喧嘩しに行こうと思っています。圧をかけて相手をずっと下がらせようと思っています」

山田真子(GROOVY)=46.65kg
「明日は殺します。
(対戦相手の心境)さっき言ったとおり殺すしかないです。
(ケンカしに来ることですか)自分もタイマンはりに来ました。
(今までのルールの若干の違いに関して。長いリーチの攻撃への対策に関して)チームでバッチリやってきているので大丈夫です。
(ぱんちゃんは「試合が決まってから山田は一度もSNSを更新していないことに不満をぶつけていたことについて)単純に仕事と練習で忙しくて。分かってくれている人は分かってくれているんで。それでワーワー言っているのは知っとったけん。でも、あいつと違って自分はSNSで生きてる人間じゃないんで、数字じゃないんで質だと思うんで」

 

 

▼第7試合 KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約/3分3R・延長1R
般若HASHIMOTO (クロスポイント吉祥寺)=63.05kg
丹羽圭介(TEAMニワールド)=63.00kg

 

 

▼第5試合 KNOCK OUT-RED スーパーウェルター級 3分3R・延長1R
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)=69.90kg
蛇鬼将矢(team阿修羅道/TOPGUNGYM)=69.85kg

 

 

▼第4試合 KNOCK OUT-RED -63.5kg/3分3R・延長1R
髙橋亨汰(髙橋道場)=63.40kg
折戸アトム(PHOENIX)=63.40kg

 

 

▼第3試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R
漁鬼(SHINE沖縄)=67.35kg
西川康平(8ball fitness)=67.35kg

 

 

▼第2試合 KNOCK OUT-BLACK女子バンタム級/3分3R・延長1R
鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)
秋田芭菜(キング・ムエ)※急性胃腸炎のために試合中止

 

 

▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子-46.0kg契約/3分3R
Kiho(KNOCK OUT GYM 調布)=45.75kg
菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)=45.80kg

 

 

▼プレリミナリーファイト第1試合 KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R>
北島颯人(和術慧舟會AKZA)=57.45kg
茂木豪汰(上州松井ジム)=57.25kg