2025/06/11

THE KNOCK OUT|MASATO BRAVELYインタビュー公開!

 

 

 

 

 

「医療業界に格闘技ファンを増やす窓口になりたい。そのためにも絶対倒します!」

 

 

6・22「THE KNOCK OUT」の[KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R]で蛇鬼将矢と対戦するMASATO BRAVELY。昨年12月の対戦では自身のアイポークのために負傷判定ドローという結末を招いたMASATOは、それ以来のリングとなるこの再戦に並々ならぬ意欲を燃やしているようだ。そんなMASATOの意気込みとは?

 

 

 

 

 

──蛇鬼選手との再戦となりましたが、改めて前回の試合を振り返ると?

 

MASATO アイポークまでの部分では、自分もだんだん蛇鬼選手の動きが読めてきて、「これはいけるな」と思ったところだったので、もちろん蛇鬼選手には申し訳ないことをしたんですが、自分としても、その意味で続けたかったなというのはあります。試合後、蛇鬼選手とも話して、また再戦あったらお願いしますということで、今回組んでもらえて、お互いにとってよかったなと思っています。

 

──アイポークについてはオープンフィンガーグローブ(OFG)だからこそという面もありますが、練習などでは同じようなことは起きなかったですか?

 

MASATO 練習ではああいうことはないんですけど、あの試合が終わってからは、OFGでのスパーリングでも「怖いな」って思ってしまうようになりました。普段だったら何も思わなかった状況でも、「あ、今入ったら怖いな」と思ったり、自分が受けそうな状況でも、気になるようになってしまいましたね。やっぱりこっちも組もうとして手を出して、相手も動くから、「確かにこれは防ぎようがないな」と思いながらやってるんですけど。だからって、気にしすぎて自分のプレイができないのもイヤですし。

 

 

 

──その点を除いて、OFGへの慣れは今、いかがですか?

 

MASATO やる前は「OFGか……」とか思ってたんですけど、実際にお互いリングで対峙してみると、通常のグローブよりも見合う時間は増えそうですけど、結局はそんなに意識してないのかなと。戦略面で変えてはいるんですけど、感覚の面では特に恐怖心とかもないですし、あまり変わらないかなとは思います。

 

──ただ、組みにいくという面ではメリットは大きいのでは?

 

MASATO そうですね。確かに組みやすいので、その面では有利だと思います。そこは前回と変わらず生かしていきたいですね。だからといって、「組みしかないわけじゃないんだぞ』という気持ちも今回はあるんですよ。組みの展開になれば圧倒できるとは思いますけど、そうならなくても戦えると思っているので、そこは展開次第で。

 

──「組んでばかりじゃ面白くない」と言われがちなところはどうしてもありますよね。そこはどうしていきたいと思っていますか?

 

MASATO そこが実際、自分が考えているところでもあるんですよね。KNOCK OUTでももう7戦ぐらい出させてもらっているんですけど、自分の試合を振り返ると「KOもないし、泥試合ばっかりだな……」って、毎回言ってるような気もするんですけど(笑)。そろそろ、しっかり派手にいきたいとも思うんですよ。観客の方がそう思うのは確かだし、そこにプロとして応えないといけないというのはあるので。

 

──なるほど。

 

MASATO ただもちろん、自分の中では「勝つ」ということが一番なんですけど、「ただただ組んで固い勝ちだけを狙ってるというわけじゃないんですよ」ということは伝えたいですね(笑)。何なら今回も、KOできる技は何パターンも考えているので。

 

──そこも含めて、今回は最終的にどう勝ちたいと思っていますか?

 

MASATO 前回は2Rの途中で終わったんですけど、そこまで行かずにKOで決めたいなとは思ってます。「3R全部使う」とかじゃなくて、もっと早い段階でKOしたいですね。

 

──そこは、前回の試合で蛇鬼選手のことがある程度見えたというのが役に立っている?

 

MASATO はい。でも、逆に蛇鬼選手も全開で自分の動きを見て「こうくるだろうな」というのを想定して作戦を立てていると思うんですよ。お互いに判断材料はいっぱい持っているので、あとは心理戦だったり、駆け引きになるのかなと思うんですけど、そこから早い決着に持っていければと思っています。

 

 

 

──そして、この間にチャンピオンが変わりました。そこはどう見ていますか?

 

MASATO 津崎選手は年末のクンタップ戦で判定に不満があったということでしたけど、確かにダウンも取っていたしいろいろあって、それで再戦になったわけですけど、僕も去年2月の津崎選手との試合はまだ納得いってないところがあるんですよ。「悪くて延長だろう」と思っていたら僕の負けだったので、ちょっとそこは僕もモヤモヤがあるんです。だから今回勝って、マイクで津崎選手のベルトへの挑戦を直訴したいなと、ずっと思っています。

 

──津崎選手がチャンピオンになって、「挑戦者は俺しかいない」という気持ちが強い?

 

MASATO クンタップ選手とどちらがチャンピオンでも、「次は絶対自分が行く」と思っていました。だから今回はしっかりKOで倒して、リング上でマイクをもらいたいなと思っています。僕はまだ1回もマイクを握っていないので(笑)。

 

──しかも、今回は代々木第二という大きな舞台になりました。そこは?

 

MASATO 会場の大きさはそんなに気にしてはいないんですけど、今回もメッチャたくさん、復帰してから一番多くの人が応援に来てくれるので、応援を力に変えて勝ちたいなと思います。

 

──いつも応援が多いのに、さらに多いんですか!

 

MASATO はい、どんどん増えているので、本当にありがたいなと思っています。それに医療業界って、初めて格闘技を見るという人がすごく多いんですよ。だから格闘技業界としても、そういう観客層の人たちを増やしていければいいなと思っていて。だからそういう人たちにもっと楽しんでもらって、好きになってもらうためにも、自分がもっと頑張らないといけないなと思いますね。

 

──MASATO選手は医療業界方面への窓口になろうとしているんですね。

 

MASATO そうなんです。今、勝手にそう思ってるんですよ(笑)。お互いがWIN-WINになれば一番いいなと思って。

 

──あとは、MASATO選手がいい結果を出すことによって、それが完結すると。

 

MASATO はい。さらにベルトを獲ればもっといいので。本当にそこを目指しています。

 

──期待しています(笑)。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

MASATO 今回こそはしっかりKOで倒します! 今、こう言うことで自分にプレッシャーをかけました(笑)。

 

──言ったぞ、と(笑)。分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール
MASATO BRAVELY
所属:BRAVELY GYM

生年月日:1993年2月15日
出身:大分県大分市
身長:177cm
戦績:23戦13勝8敗2分
元WPMF日本ウェルター級王者