2021/07/06

『KNOCK OUT』プロ大会 公式ルール改定のご案内

 

 

 『KNOCK OUT』のプロ大会では【REDルール】と【BLACKルール】の2つのルールで王座を認定し、公式試合を実施しています。この度、REDルールとBLACKルールの共通点と相違点をより明確にし、選手・関係者・お客様にご理解いただきやすくすることをテーマに、それぞれの公式ルールの一部改定を行いました。なお、新たな公式ルールの適用は7月18日(日)後楽園ホール大会からとなります。

 

 

<主な改定箇所>
◇延長ラウンドのジャッジ採点(第4条【試合方法】)
旧) 延長ラウンドの採点はドローも有りとしていた。
新) 延長ラウンドの採点は、必ずどちらかに優劣を付けなければならない「マストシステム」とする。

 

◇イエローカード、レッドカードの判断基準(第6条【反則技】)
旧) 反則行為を行った選手に対して「注意」を与えた後、イエローカードは「警告」、レッドカードは「減点1」としていた。
新) 反則行為を行った選手に対して「注意」と「警告」を与えた後、さらに反則が重ねられた場合、イエローカードは「減点1」、レッドカードは「減点3=失格」を示すものとする。

 

◇採点の優先順位(第11条【採点基準】)
旧) ①クリーンエフェクティブヒット ②アグレッシブ ③ディフェンス ④リングゼネラルシップ
新) ①ダウン数 ②相手に与えたダメージの有無 ③クリーンヒットの数 ④アグレッシブ度(攻撃点)

 

◇タイオイルの使用(第20条【オイル、ワセリン、滑り止めの使用】)
旧) REDルールのみ使用可。
新) REDルール、BLACKルール、ともに使用可とする。

 

◇足底部への滑り止めの使用について(第20条【オイル、ワセリン、滑り止めの使用】)
旧) 特に規定無し。
新) 足底部をはじめ身体のすべての箇所、グローブには一切使用禁止とする。

 

◇バンデージ規定(第21条【拳へのテーピングとバンデージ】)
旧) REDルールとBLACKルールでそれぞれ異なる規定がある。
新) 同一の規定とする。

 

◇REDルールとBLACKルールの違い
 今回の改定により、REDルールとBLACKルールの相違点は以下2箇所のみとなります。

REDルール=肘を使ったあらゆる攻撃が有効。片手または両手を相手の脇下に差し入れた状態(脇差し)からの膝による攻撃が有効。

BLACKルール=肘を使ったあらゆる攻撃が禁止。片手または両手を相手の脇下に差し入れる行為(脇差し)、およびその状態からの膝による攻撃が禁止。

※なお、いずれも「攻撃を伴わない掴みや組み付き、膠着状態を誘発するホールディングなどが度重なり消極的であると判断された場合、レフェリーは注意、警告、減点を与える。この行為に関しては、注意2で警告1、次の注意で減点1となる」とします(第6条【反則技】第3項)。

以上

 

 

KNOCKOUT-REDルール(2021.7.5制定)

 

KNOCKOUT-BLACKルール(2021.7.5制定)