2021/08/21

8.22 SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX 2021 vol.3 & vol.4|前日会見レポート

 

 

 8月22日(日)東京・新宿FACEで開催される昼大会『KNOCK OUT-EX 2021 vol.3 ~RED FIGHT~』、夜大会『KNOCK OUT-EX 2021 vol.4 ~BLACK FIGHT~』の前日計量が、21日(土)都内にて行われた。

 感染症拡大防止のために一定の待機期間を設ける必要(本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等)に該当する選手が出たために、カード変更、中止を余儀なくされたが、計量に臨んだ全選手(vol.4に出場の西村は当日計量)が一発で計量をクリアーし、全9カードが実施される。

 

 

vol.4メインイベント(第5試合) KNOCK OUT-BLACK フェザー級 3分3R・延長1R

 

 

 

 龍聖(TRY HARD GYM)は57.5kgジャスト、井上竜太(Hard Worker)は57.2kgで計量をパスした。会見に出席した井上が「明日はコロナ禍で試合数が減った分、メインでしっかり面白い試合をします」と意気込みを語れば、龍聖は「今回の試合に向けて練習量を全体的に増やしました。面白い試合をしないで、一方的にボコボコにします」と圧勝を予告。

 昼夜大会のオオトリを務めることに関しては、井上が「バチバチの試合をしたい」と言うと、龍聖は「バチバチと言ってますが、クソみたいな選手ばかりで自分だけ場違いみたいな感じになっている。一人だけ違うところを見せられたら」と今大会に出場する他の選手と自分は格が違うと龍聖節を炸裂させた。

 毎回奇抜な髪型で試合を出場する井上は、この日、紫のモヒカンになっており、「コンセプトはないのですが、今回も奇抜にしたいと思っていて美容室と話し合ったらこういう髪型になったので龍聖選手に何か言われたい」とまさかのドM発言。これを受けて龍聖は「気持ち悪い」と答えた。

 先日には、鈴木千裕、ぱんちゃん璃奈とKNOCK OUTチャンピオン勢が9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.30』への出場が発表されたばかり。KNOCK OUT看板選手の一人である龍聖は「特に気にしていません。タイミング、時間の問題だと思う」と多くは語らないながらも、RIZIN出場も視野に入れていることを明かした。

 最後にファンへのメッセージで龍聖は「こういう時期で大変ですが、自分の試合を楽しみにしてくれたら」といい、井上は
「明日はメインらしく一番盛り上がる試合をします」と激闘を予告している。

 

なおこの試合の勝者には清水工業株式会社よりWINボーナスが送られる。

 

 

 

vol.4セミファイナル(第4試合) KNOCK OUT-BLACK ライト級 3分3R

 

 

 カミシロ(PHOENIX)は62.4kg、Apollo中山(GOD SIDE GYM)は62.5kgで計量をクリアー。会見時のツーショット撮影では、中山がバチバチの睨みをきかせて挑発する場面もあった。

 本名の神代(じんだい)の読み方を変えてリングネームにしたというカミシロは「オラオラ感が伝わってきて楽しみな試合になりました。相手はパンチが重いのでそこに飲まれないように戦います」とパンチを警戒するコメント。

 一方、アマチュア時代に地下格闘技の大会出場を誘ってくれた人から『アポロ!』と呼ばれて振り向いた瞬間からそのリングネームになったというApollo中山は「(カミシロは)サラリーマンの格好して行儀良さそう。行儀よく試合してくれたらいいと思いますが、明日は殺すつもりで戦います」と不敵な笑みを浮かべる。

 今回の一戦後の目標を聞かれると、カミシロは「明日は絶対に面白い試合になります。ここで勝ってREDルールで試合をしていきたい」とヒジありルールでの試合を希望。対する中山は「チャンピオンの鈴木(千裕)選手に勝って自分も即効、RIZINに出たいのでステップアップしていきたい」とRIZIN出場をアピールした。

 

 

その他の出場選手の結果は以下の通り。

 

第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R
斧田雅寛(KIBAマーシャルアーツクラブ)59.8kg
我如古優貴(BEST GYM)58.9kg

 

第2試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級/3分3R
佐藤拓也(クロスポイント吉祥寺)60.8kg
渋谷昴治(東京町田金子ジム)59.2kg

 

第1試合 KNOCK OUT-BLACK フェザー級/3分3R
上野仁弘(スクランブル渋谷)57.0kg
中島凛太郎(NEXT LEVEL渋谷)57.1kg

 

 

 

vol.3メインイベント(第4試合)KNOCK OUT-RED -73.0kg契約 3分3R・延長1R

 

 

 当初、KNOCKOUT-REDスーパーウェルター級王・吉田英司(クロスポイント吉祥寺)とノンタイトルマッチで対戦が決定していたリカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部)だったが、吉田の欠場に伴い、急遽、西村介佑(クロスポイント吉祥寺)が代替出場となった。西村は急遽、試合出場となったため、当日計量となり会見は欠席した。

 72.6kgで計量をパスしたリカルドは「吉田選手は2週間前にコロナの影響で出られなくなって、しょうがない。お大事にして下さい。代わりの相手は今週決まったけど、相手は全然関係ない。自分のペースで試合して、判定までいきたくないのでしっかりKOで勝ちます」と対戦相手変更は問題なくKOするという。

 対戦する西村は長年タイで試合を重ねており、日本での試合は10年以上ぶりだけにデータはないが、リカルドは「ムエタイの選手ですよね? ヒジ、ヒザには気を付けますが、それだけ。自分もヒジがうまいので大丈夫」と相手の土俵の戦いでも自信を見せる。

 そして、「11月の『KNOCK OUT』でできれば吉田選手とタイトルマッチをしたいのでお願いします」と宮田充プロデューサーにタイトルマッチへの挑戦をアピールした。

 これを受けて宮田Pは「リカルド選手は10月17日に新日本キックで次の試合が決まっています。『KNOCK OUT』初参戦のリカルド選手ですが、実績もあるので、吉田選手のジムと調整してその方向で進めていきたい」とした。

 

 

vol.3セミファイナル(第3試合) KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級 3分3R・延長1R

 

 

 壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)、森岡悠樹(北流会君津ジム)は共に54.8kgで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

 会見に出席した森岡は「コロナ禍の影響もあってカード変更もあったりと、明日やれるのか不安でしたが、無事に開催してもらえます。久しぶりに応援してくれる人もたくさんいるので、そういう人たちに魅せられる試合ができるように明日は頑張ります」と意気込みを語る。

 今回の試合に向けては「一撃で倒せるパワーを付ける練習してきました。明日はそれがどこまで通じるのか楽しみです」と自信を見せる。それを受けて壱は「森岡さんはパワーしかなく、力ではどうにもならないものがある。僕は対策をするほどのものでもないと思っているのでいつも通りの練習をしてきました。なので明日は全力でぶつかって来て下さい」と余裕のコメントを返す。さらに壱は「(森岡とは)レベルが違う。RED、BLACKとルールが別れているのでREDルールらしい勝ち方を見せたい」とヒジ打ちありの凄みを見せたいという。

 壱の挑発を受けて森岡は「もともと実績は壱選手が上ですし、だからといって僕にチャンスがないとは思っていません。1Rから3R、最初から最後まで倒しにいきます。一撃与えれば倒れると思います。そこまで顎が強い選手ではないので、明日は当てて倒したい」と挑発返し。イラ立ちを見せた壱は「顎を狙うチャンスすら与えないので、それぐらいの差を見せ付けます」と圧倒的な差を見せるとした。

 なお、ライバル視しているKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)は映画「阿彦哲郎物語・第二の太陽」の撮影のために1カ月ほどカザフスタンに行ったことについて、壱は「カザフスタンに行っている間も、僕は練習しています。練習に対して凄く真面目になりました。瑛ちゃんは群を抜いていて、まだ僕との再戦を見たいと周りに思われていない。これからそこを周りにどう評価させるかの試合になっていくと思います」と小笠原との再戦を意識するコメントを残した。

 

 

その他の出場選手の結果は以下の通り。

 

第2試合 KNOCK OUT-BLACK 女子ライトフライ級/3分3R・延長1R
喜多村美紀(テツジム)48.4kg
ERIKO(ファイティングラボ高田馬場)48.8kg

 

第1試合 KNOCK OUT-BLACK 女子アトム級/2分3R
斎藤千種(白山道場)45.7kg
須藤可純(笹羅ジム)45.6kg