3.12 KNOCK OUT 2022 vol.2｜公式計量・会見レポート

2022/03/11

3.12 KNOCK OUT 2022 vol.2｜公式計量・会見レポート

#KNOCK OUT 2022 vol.1

2022年3月12日（土）東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.2』の前日計量が11日（金）12：00～都内にて行われた。

メインイベントの初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級（-47.5kg）王座決定戦で対戦するぱんちゃん璃奈（STRUGGLE）は47.5kgジャスト、喜多村美紀（テツジム）は47.05kgで計量をパスし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

会見では、まず喜多村が「明日はいよいよ私がチャンピオンになるという夢が叶う日なんだとワクワクしています。やってきたことを全部出し切って勝ちたいと思います」とベルト奪取宣言すれば、ぱんちゃんは「明日は私が勝つ日なので、私だけが輝く日にします」と返答し、早くも両者の間で火花が散る。

当初、この一戦は1月大会で行われる予定だったが、ぱんちゃんが感染症拡大防止のために一定の待機期間を設ける必要のある選手（本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等）に該当することが判明したため、今大会へのスライドとなった。

喜多村は「1月に決まっていた時は減量も苦しくて、自信もそこまでなく、やってきたことを全てぶつけるしかないという感じでしたが、3月に試合が延びたことで減量もうまくできて、作戦も立て直すことができて、凄く精神的にゆとりを持ってこの日を迎えることができました」と試合が延期になったことはプラスになったという。知名度の高いぱんちゃんとやることについては「周りの反響が凄く、ここで勝ったら美味しい。ここはきっちり勝ちます」とぱんちゃんに初黒星を付けたいとする。

対するぱんちゃんは「階級を上げたことで減量が楽になったので、明日は良いパフォーマンスが見せられると思います。期間が延びた分、今まで出したことのない技が得意分野になり、相手も対策ができません。その技を試してきちんと当てたいと思います」と何かしら技を用意していることを明かした。

今回勝てば初戴冠となる喜多村はベルトを前にし「『KNOCK OUT』さんのベルトは大きくて凄くキラキラしていてカッコいいと思います。家に飾る場所を作ってきたので、もらう気満々です」と気合い十分。二階級制覇に臨むぱんちゃんは「元々、46kgでベルトを持っていて、47.5kgのベルトを持つために46kgのベルトを返上したので、喜多村選手の手に渡ることはありません」と強気な発言を飛ばす。

自信満々のコメントを連発するぱんちゃんは「私は100％勝てると思ってリングに上がっています。自分の実力を出せれば負けることはありません」といい、「もちろん倒したい気持ちはありますが、喜多村選手は強いのでそう簡単にはいきませんがKOを狙っています」とKO勝ちにもこだわりたい様子。

その発言を受けて喜多村は「注目されていたり、勝ち続けている選手は自信がみなぎっているオーラが凄い。私もぱんちゃん選手の自信を真似させてもらっていて、私も精神的にも強くなったので、ぱんちゃんの強気な発言にも動じていません」と特にぱんちゃんの発言は気にしていないとした。

なお、この一戦の勝者には、講談社「イブニング」誌で「創世のタイガ」を好評連載中の漫画家・森恒二氏より、WINボーナスとして30万円が贈られることになった。使い道を聞かれた喜多村は「大金のボーナスが付いてビックリしています。その30万円でお世話になった方にご馳走したいと思いますし、私自身もお菓子が好きなので高くて買えなかったお菓子を買いまくりたいと思います」といえば、ぱんちゃんは「最近ドラえもんにはまっているので、ドラえもんグッズを買いたいという葛藤とお母さんに30万円をプレゼントするかどうかを迷っています」とのこと。

最後にファンにメッセージを求められた両者。喜多村は「ファンの方には長らく私がチャンピオンになることをお待たせしています。明日はしっかり勝ってベルトを巻いて30万円をもらって皆さんと美味しい物を食べにいけるのを楽しみにしています。綺麗な勝ち方というよりもアマチュアのデビュー戦のような初心を思い出して勝ちたいと思います」と意気込みを語れば、ぱんちゃんは「明日は倒せるかどうか楽しみにして下さい」とメッセージを送った。果たしてベルトを巻くにはどちらか。

なお、当日チケットはSRS席20,000円は完売、RS席10,500円、S席 8,500円、A席6,500円の4種が会場にて16時から発売される。

会場へお越しいただけないファンの方は、「ツイキャス」にて【ライブ観戦チケット：3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット：6,600円(税込)】の2種類が用意されており、観戦可能となる。

▼セミファイナル（第7試合）　KNOCK OUT-RED -57kg契約　3分3R・延長1R

・小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺）→56.8kg

「明日は2022年一発目の『KNOCK OUT』での試合になるので、熱く盛り上がる試合で勝ちたいと思います。
（どう勝ちたいか）相手がやりたいことをやらせずに、最後は倒したいと思います。
（希望していたビッグマッチが6月に決定して）今回決まって自分自身も興奮してるし、6月に向けて代々木で見たいと思われるような試合をしたいと思います。
（大田の倒す宣言を受けて）倒しにきてくれたら僕にも倒すチャンスがさらに生まれるので、僕が綺麗に倒せる試合になるんじゃないじゃないかなと思います。
（見て欲しいポイント）55kgから2kgもアップして減量も楽になったし、57kgでもスピード、パワーが通用するところを注目してもらえたらと思います。
（階級を上げてのコンディションは）55kgの時よりも減量が楽になったので動きやすかったと思います。階級をアップしたとしても、旧『KNOCK OUT』では57kgもありましたしタイでもやりました。今回初めての階級ではないので、そういう部分では過去と比べてもパワー負けしていないので問題なく57kgの試合を見せられると思います。
（ファンにメッセージ）大田選手はNJKFのチャンピオンで、僕はKNOCK OUTのチャンピオンということである意味団体対抗戦だと思うので、僕は『KNOCK OUT』を背負って大田選手をキッチリ倒します」

・大田拓真（新興ムエタイジム）→57.0kg

「今日まで練習と減量をうまく調整できたので、明日が凄く楽しみです。
（どう勝ちたいか）前回の記者会見では綺麗に戦うと言いましたが、倒しにいきたいと思います。
（『KNOCK OUT』のリングで王者と戦うことについて）他団体のチャンピオンには負けないという気持ちが凄く強いので勝ちたいと思います。
（綺麗な戦いから倒しにいくという心境の変化について）先日他団体で弟が試合をして負けてしまい、その試合を見てしっかり倒しに行くスタイルがいいなと。綺麗に戦うだけではダメだと思って、倒しにいきたいと思いました。
（見て欲しいポイント）すべての攻撃を綺麗に無駄なく出せるように練習してきたので、うまく攻撃するところを見て欲しいと思います。
（ファンにメッセージ）前回の試合から半年経ちましたが、変わらず練習してきたので明日を楽しみにしてもらえたらと思います」

▼第6試合　KNOCK OUT-BLACK -72.0kg契約　3分3R・延長1R

・日菜太（クロスポイント吉祥寺）→71.7kg

「1年ぶりの試合ということで、自分がどれぐらい動けるか、自分を試す場だと思うので、対戦相手関係なく、自分がどれだけできるかを見せたいと思います。今年1年最後に、もう一回世界のトップに辿り着くようにいいストーリーを見せられるように頑張ります。
（相手を見てどういう感情になったか）相手のコメントがボビーオロゴンみたいでめちゃくちゃ面白い。良い人感が出ていてやりづらいんですけど、気持ちを切り替えてやります。
（練習での手応えは）一番いい練習をした時の8割ぐらいの感じでした。72kgまで久しぶりに減量してみましたけど、昨日まで普通に食事をして水抜きも今日飲まないぐらいでできました。70kgを想定して落としてきて、そんなに身体に負担をかけずに今回減量できたので、次の試合は70kgでできるように準備できると手応えを感じています。
（どういう勝ち方をしたいか）KOにこだわって倒しにいきます。
（1年ぶりに計量をパスして）凄く体調も良く、この後ご飯を食べていいリカバリーができそうな感じです。70kg契約だと残り2kg落とすのにしんどい作業になるのですが、そこでエネルギーを使うのですが、今回はよく身体を休められたと思います。年々、試合をするごとにコンディション調整も難しくなるので、今は凄く節制していていい物を見せられると思います。
（72kgではなく70kgにこだわる？）ずっと70kgでやってきたので、最後はもう1回、70kgのトップとやりたいですね。3月26日のアラゾフとシッティチャイの試合も凄く気になりますし、そういうのともう一回だけ挑戦したいなと。そうするためにもう1回、日本のトップにいることを証明しないといけない。国内のトップ選手ともう1回だけ挑戦させていただきたいと思います。『KNOCK OUT』の6月のビッグマッチで組んでもらえたら嬉しいですね。僕は3月、6月、9月、12月で試合をやれたらいいなと思います。
（ファンにメッセージ）明日は応援よろしくお願いします」

・サッシス（カンボジア）→70.8kg

「明日も試合でめちゃめちゃ頑張ります。皆さん、応援よろしくお願いします。
（相手を見てどういう感情になったか）強そうですね。絶対に面白くなるので見ていて下さい。
（どういう勝ち方をしたいか）試合をしないとわからないです。試合になればちゃんと考えます。明日絶対面白い試合になります。
（ファンにメッセージ）明日はツイキャスで応援できますので、北海道の皆さんも試合を見て下さい」

▼第5試合　KNOCK OUT-BLACKフェザー級（-57.5kg）　3分3R・延長1R

・栗秋祥梧（クロスポイント吉祥寺）→57.3kg

「明日は自分らしい試合をして、また1から栗秋祥梧を作っていける試合をしていきたいと思います。
（一番強化してきたこと）全体的に鍛えてきましたが、この試合だからというわけではなく、この1年を勝負かけてやろうと思っているのでその先を目途に今作っています。
（相手を見てどういう感情になったか）映像で見るよりイケメンだなと思いました。
（ファンにメッセージ）1年を通しての1戦1戦だと思っていて、この試合はあくまでも通過点でしかないので、しっかり潰して次に進んで小笠原選手と一緒に盛り上げて最高の景色を見られたらと思います」

・角田泰盛（CRAZY WOLF GYM）→57.2kg

「『KNOCK OUT』2戦目ということでこの前以上の気合いを入れてきました。この前もベストバスト生み出しますと言いましたが、今回もメインイベントとかに負けないような、僕の試合がベストバウトになるように盛り上げようと思います。
（一番強化してきたこと）前回もそうですが、1試合1試合に向けての気持ちというか、この試合に向けて濃い練習をしてきたので1日も1時間たりとも無駄にせずにやってきました。
（相手を見てどういう感情になったか）先ほど通りすがりにあいさつしてくれて、良い人だと思いました。この試合に勝ってこの先にどういうふうに賭け上がっていくか、その気持ちの面では僕の方が上だと感じました。
（ファンにメッセージ）今回『KNOCK OUT』2戦目で、安本晴翔戦ではいい評価をいただいたのですが、結果としては負けたので今回は確実に勝つ結果を残そうと気合いを入れてきました。この試合で勝って僕はその次を見据えています。僕が『KNOCK OUT』フェザー級を盛り上げていきます。こんなところで止まっていられない。しっかり勝って、ベルトまで駆け上がっていこうと思います」

▼第4試合　KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級（-65.0kg）　3分3R・延長1R

・クボマサヤ（PHOENIX）→64.8kg

「ここまで来て特に言うことはないです。明日は良い試合をして盛り上げます。
（一番強化してきたこと）特に変わったことはしていなくて、毎日つまらないこと、小さいことの積み重ねで今日の僕があると思うので、それをまた明日発揮できるように頑張ります。
（Apolloの反則ぎりぎりコメントを受けて）そういうことをする選手は事前に言いません。本人は真面目に真剣に格闘技をやっていると分かっています。それぐらいの気持ちはあるんだろうなと。逆にレフェリーが止めなければ僕も行くこともあるでしょうし、反則する人は事前にそういうことは言わないので別に何とも思っていません。（→この言葉を受けて（Apolloは『オーウェイ！という感じ』と返答）
（相手を見てどういう感情になったか）見た目は怖いけど、良い人なんだろうなと。特にそれ以外に思うことはないです。
（ファンにメッセージ）明日はクボマサヤ帰ってきたぞと思わせる試合をして、しっかり格の差を見せ付けて勝ちたいと思います」

・Apollo中山（GOD SIDE GYM）→64.9kg

「明日は練習の成果を十分に発揮して勝てるように頑張りますとか、普通のことを言うつもりは全然なくて、ルールの中だったら何をやっても反則ぎりぎりでも勝ってやろうかなと。それぐらいダーティな試合、それが俺の試合なのでそれを見せて勝てればなと思います。
（一番強化してきたこと）自分は去年に『KNOCK OUT』に出ると決める前から仕事を辞めて、全部懸けてここまできました。この試合だからどうとか言うつもりは全然なくて、通過点。去年からずっと作り上げてきたもの、どんどんバージョンアップしているものをお客さんに見せたいし、自分はそれを確認するだけです。
（相手を見てどういう感情になったか）変わらずナイスガイだなと。ヘラヘラしてますけど、目の奥が座っているので試合になると嫌なやつなんだろうなと。
（ファンにメッセージ）また『KNOCK OUT』に呼んでくれてありがとうございます。さっきも言いましたが、去年仕事を辞めて全部懸けています。人生変えるつもりでやっています。1戦1戦マジなので、そういうのをお客さんに見てもらいたいなと。相手はキックボクサーで世界でやってきた相手。横浜から喧嘩するつもりで行くので、やれんのか、やられるのか。そういうのに注目してもらえればなと思います。あとはチケットを売らないと『KNOCK OUT』の方から怒られちゃうので、ネットでも見られるし、まだチケットも当日あるらしいので、上からの圧も凄いのでよろしくお願いします」