2022/12/13

12.11 KNOCK OUT 2022 vol.8|一夜明け会見レポート

 

 

2022年12月11日(日) 東京・後楽園ホールで開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.8』の一夜明け会見が、12日(月)都内にて行われた。

 

 

■チャーパヤック・サクサトゥーン(タイ) ※小笠原瑛作に3R TKO勝ち

 

 初来日で、初代KNOCK OUT-REDフェザー級王者・小笠原瑛作と激突したチャーパヤック。序盤からスピードのある小笠原の蹴りを受け、2R ローキックで最初のダウン。3R、小笠原の強烈なフックをモロに被弾して2度目のダウン。ダメージも大きく、KO負け寸前に追い込まれてしまう。

 

 だが、パンチラッシュを仕掛けた小笠原に強烈なヒジ打ちで対抗。小笠原からヒジ打ちでカットを奪うと、ドクターストップに追い込み、大逆転TKO勝ち。現役ラジャダムナンスタジアムランカーの底力を日本のファンに植え付けた。

 

 チャーパヤックは、飛行機のフライトの都合で会見に欠席。KNOCK OUT・宮田充プロデューサーより「(小笠原)瑛作はパンチとローキックが強かった。2回目にダウンした後、もうヒジしかないと決めて打っていった。最後に逆転して勝てたことがとても嬉しい。日本の試合スタイルは理解したから、もし次に日本で試合する機会があるなら、今度は1Rから攻めていく。今回、サポートしてくれたウィラサクレック会長と関係者の皆さん、ありがとうございました」とのコメントが読み上げられた。

 

 

 

 

 

■心直(REON Fighting Sports Gym)※乙津陸に5R判定勝ち

 

 

「こんにちは。心直です。今は率直に嬉しいです。3連敗から抜けて、ホッとしています。昨日の夜は寝れなくて、嬉しい、痛い、楽しい、興奮しているというのではなく、『KNOCK OUT』のベルトを獲ってしまった。『KNOCK OUT』のスーパーフライ級を背負っていく立場になったことに対する重圧で寝れなくて。8勝8敗でトントンですけど、こんなチャンピオンでいいのかと自分で思ってしまいました。ここから、最強のチャンピオンになるので期待していてください。

 

(計量での苦労もありました。コンディションはどうだった?)はっきり言って、過去一最悪でした。今も心臓が痛いです。水抜きで思うように落ちなくて、いつもはトップローブから上がるけど、足がつりそうになりました。試合が始まって『やばい』と思いました。

 

(52kgがきつい?)52kgはきついですよ。54kgで汗が止まってしまい『もう落ちない』と思って。凄い大好きな母親にタイトルマッチを見せるのは初めてで、僕が目の前で壊れていくのを見せてしまって『俺が投げ出すことは簡単。ここで踏ん張ればできる』と思って、最終的には再々計量でクリアしました。

 

(試合後、王座返上の話もあった。防衛戦では、52kgに落とさないといけないが?)久井大夢君が『KNOCK OUT』で3戦3勝(3KO)で最短記録でベルトを獲ったので、僕は防衛回数で記録を作りたいです。記録にも記憶にも残るファイターになりたいです。初めて獲ったベルトなのでめちゃくちゃ嬉しいので、ひたすら防衛し続けて、宮田さんから『出ていってくれ』と言われるくらいのチャンピオンになります。52kgで頑張ります。

 

(試合内容は?)もし昨日の自分に点数を与えるなら、100点満点中100点満点です。『完璧でした』と言ってあげたいです。

 

(作戦は?)乙津選手の試合を見ていて、本当に打ち合いが強い。強いて言うならケンカが強いタイプ。殴り合ったらやばいと思って、なるべく殴り合わず。僕はケンカではなく、スポーツで勝ちに行こうと思っていて、思っている通りにできました。

 

(作戦プランを遂行する中で、苦労する場面はなかった?)1Rが始まって、ポイントを取ったか分からなかったけど、これから僕のラウンドになっていくと思いました。2、3、4Rでお腹を意識し初めて、これは取ったなと。でも勝負の世界は何が起こるか分からないので、セコンドの片島(聡志)さんから『5Rはいった方がいいよ。ここ取ったら勝ちだから』と言われて、最後まで集中できました。全部プラン通りでしたね。

 

(試合終了時点で勝ったと思った?)じゃなければ叫ばないですよ。アピールしていて『49-48、赤・乙津陸』だったら、ダサくないですか(笑)。勝ったと思いました。

 

(『KNOCK OUT』のチャンピオンは、みんなキャラクターがいないので自分が引っ張る、と話していた。その自信は?)ありますよ。今日の会見を見て、誰が一番記事の最初に来るかといえば『心直チャンピオンがこういった、ああいった』と書かれます。絶対僕ですよ。チャンピオンとして、言動を改めていかないといけません。

 

(態度を改める?)芯をぶらずにこのままで行きます。このままキープです。

 

(乙津陸がリベンジを期して、上がってくると思うが?)元々僕が『KNOCK OUT』から離れている期間で、彼が積み上げてきたものは素晴らしいと思います。実力は認めています。今は0からになったと思うけど、3、4連勝積み上げて僕のベルトに手をかけてくるなら、絶対に挑戦を避けるつもりはありません。絶対受けます。

 

(『KNOCK OUT STYLE』(TOKYO-MXのTV番組)でアピールしたい部分は?)めちゃくちゃいい質問ですね。僕はバラエティ好きで見るんですけど、足りないものは何か考えた時に、僕が足りないなと。次の撮影でもいいので『僕を出せ。心直を出せ!』

 

(試合後、乙津とリング上で何を話した?)3連敗の僕が、6連勝の乙津選手に勝ってしまったというのは、彼にとって落ち込む出来事です。人生のターニングポイントを僕が作ってしまいました。『ここで終わりじゃない。これが経験だから』と言いました。勝った選手が言うのはどうかしていると思うけど、僕しか言えない。僕は8回負けてるんですよ。『彼は1回しか負けてない』というのを伝えましたね。

 

(随分真面目だが?)真面目に思いますか? 昨日は叫びすぎました。真面目かな~。

 

(ベストKO賞など賞の発表もあったが、心直選手の獲得はありませんでした)残念賞。はっきり言って。参加賞もないのかと思うし、なんで俺が貰えないのかと。少なくともベストバウトは貰えると思って、今日来て、5万円貰えるつもりで来て、1円も貰えないと(笑)。だから、次はもっと分かりやすいようなベストバウトをしようと思います。間違いなく、『KNOCK OUT』の年間ベストバウトは僕だと思うんですよ。そこで100万円貰えれば、チャラにします。

 

(龍聖と壱・センチャイジムの試合予想で、『絶対乙津選手が勝利』とのコメントもあったが?)散々言って、こうやって結果出す選手いますか?と、まず言いたい。だから、(2人とは)バラエティで共演NGでお願いします。(一緒に出ない?)出ないです。一人で出ます。“心直とぶらり旅、秋葉原”とかどうですか? 僕はめっちゃアニメが好きなので、秋葉原は一人で行く。“KNOCK OUTチャンピオンが行く、ぶらり秋葉原”がいいんじゃないですか。

 

(クンタップ選手とコラボは?)いいですよ。クンタップ選手と一緒に酒飲みながら。先生はタイ人なんですよ。ちょっとしたコミュニケーションは取れる自信あるので。

 

(今期もっとも注目しているアニメは?)『チェンソーマン』がめちゃくちゃ、最近見て面白いと思って。(一番好きなアニメのキャラクターは?)『ウマ娘』でいえば、トウカイテイオーさんが一番好き。『五等分の花嫁』だったら、 二乃(にの)ちゃんが一番好きです。タイトルで言ったら挙げられないです。生涯で一番好きな漫画は『家庭教師ヒットマンREBORN』です。

 

(ファンにメッセージ)こんな戦績トントンなチャンピオンですが、スーパーフライ級を引っ張っていく自覚ははっきり言って、誰にも負けない。どんな挑戦者が来ても絶対退けます。そして『KNOCK OUT』を更に盛り上げて、『KNOCK OUT STYLE』も盛り上げて、視聴率100%取っちゃうので期待してください」

 

 

 

 

 

■古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)※工藤“red”玲央に1R KO勝ち

 

 

「昨日は勝ててほっとしています。応援ありがとうございました。

 

(序盤の相手の猛攻は?)やっぱりパンチを貰った部分はあります。最初はパンチで効いちゃってあまり覚えていないですが、逆転できました。

 

(落ち着いて対処していた?)トレーナーの声がちょこちょこ聞こえたけど、内容的には覚えていないです。

 

(その結果がベストKOになったが?)とりあえず勝てて、安心しています。

 

(試合後のマイクで井熊知也へのリベンジを希望していたが?)そうですね。チャンピオンなので、負けたままじゃ真のチャンピオンといえません。すぐにでもリベンジさせて貰いたいです。負けてから練習に対する態度が変わって、毎日一生懸命練習してリベンジを目指していました。あの負けがあって、今があると思います。

 

(今は亡き父親へ捧げる勝利だったが?)4年前の2月に病気で急死してしまったので。その時は自分は空手しかやっていなくて、(父は)試合を見るのを楽しみにしていました。キックでも戦っている姿を見せたかった。チャンピオンになったら(父への思いを)言おうと思っていて、実現できてよかったです。

 

(これからチャンピオンとしての活動も始まると思うが)みんなが恐れるようなチャンピオンになりたい。帰ったらこのまま練習して、来年に向けて頑張ります。今日からトレーナーと練習すると言われているので、今日から始動します。

 

(キックの試合で空手が活きている?)スタミナと身体の頑丈さは。

 

(昨日の試合を見ると破壊力があると思ったが?)それも空手の小さい頃から殴る、蹴るをしてきて、それが活きていると思います。

 

(気持ちは常に安定していることも空手からなのか?)それは元々感情を出すのが苦手なだけです。

 

(チャンピオンになっても?)このままで行きます。

 

(次の目標は?)負けられないと思うのでもっと強くなるために日々練習していきます。

 

(最後にファンへメッセージ)来年に向けて、今日から練習頑張るので応援よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

■久井大夢(TEAM TAIMU) ※新田宗一朗に2R KO勝ち

 

 

「チャンピオンになれたことは嬉しいですが、スタートなのでこれから頑張ります。

 

(ベルトを手にして?)本当にここからがスタート。ここからどんどん強い相手を当ててもらって、どうやって倒していくかが、自分でも楽しみです。

 

(試合内容は?)内容もまだまだ。練習ではもっとやっている。100倍やっていて、ちょっとしか出せてないのでこんなもんじゃないです。

 

(今後については?)もっと強い相手を当ててもらって、そいつらを倒していきたいです。試合をどんどん組んで貰えるなら、僕もやっていきたいと思います。

 

(練習でやっているものを試合で何%出せた?)本当に10%とかそんなもんです。

 

(自分の人生設計は?)何歳までにみたいなのは考えていないけど、本当にどんどん試合して最強になりたいです。

 

(『KNOCK OUT』内外で意識している選手は?)そんな特にないです。

 

(目標にする選手は?)すいません。いないですね。

 

(どんな選手を目指していく?)誰も手の届かないような最強の選手になりたいです。

 

(周りの人はベルトを獲得して喜んでいた? 一番喜んだのは?)お父さんじゃないですかね。昨日まで2人でずっとやってきたので嬉しかったです。

 

(普段からあまり喋らない?)普段からそこまで口数は多い方じゃないです。

 

(アマチュア時代は?)28戦やって、2回負けと2回ドローがありましたね。

 

(『KNOCK OUT』を選んだ理由は?)アマチュアの時から3階級(タイトルを)獲らせてもらって、そこで声をかけて貰って出ようと思いました。

 

(今後『KNOCK OUT』をどうしていきたい?)『KNOCK OUT』を大きくしたいです。

 

(端正なルックスだが、これからファンを増やしていきたい?)強さだけを求めて、本当に最強になって、ファンがどうこうみたいなのはあれですけど、一番強くなりたいです。

 

(ファンへメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。僕はまだまだこんなもんじゃないので、もっと強くなって最強になります。これからも応援よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

■クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)※津崎善郎に5R 判定勝ち

 

 

「本当に昨日は嬉しかった。かっこいいベルトを獲りました。皆さんありがとうございました。

 

(対戦した津崎については?)試合前に作戦の練習をして、大きいから強かった。ヒザも痛かったです。

 

(ポイントを取る場面がなかなか作れなかったが、苦労した?)5Rまで頑張って勝とうと思った。終わった時は分からなかったです。

 

(昨日は何を食べた?)ビール1本、タイ炒飯いっぱい食べました。いつもはビールいっぱい飲みます。試合後に飲むのは、頭に良くないです。

 

(防衛戦もあるが、どんどん試合していきたい?)来年はいっぱいもっとやりたいなと思います。できればお願いします。

 

(もっとやりたいことができた?)まあ誰でも大丈夫です。もっといい試合を見せられると思います。誰でもOKです。

 

(5Rでどこがキツかった?)4、5Rですね。5Rが1番疲れました。

 

(きつい中、何を考えて頑張った?)考えたのは、どうやってもっと行けるか。息を吸って相手を見て。

 

(試合後に涙を流していたが、どのような気持ちだった?)ベルトも嬉しくて、みんないっぱい応援してくれて嬉しい。お父さん、本当のパパは私が小さい時に亡くなって、(父は)ムエタイが大好きでした。(自分が)試合に出る前にパパが居なくなって、息子の試合は1回も見ていない。いつも勝ってお父さんの写真を見て、涙が出てきます。応援にいっぱい来てくれて嬉しかった。カッコいいベルトが獲れて、久しぶりで。今、僕は42歳なので夢みたい。嬉しかったです。

 

(セコンドの男の子は?)アマチュアキックのスックワンキントーン35kgチャンピオン。12歳です。KNOCK OUTアマチュア、来年お願いします(笑)。

 

(ファンへメッセージ)昨日は本当にありがとうございました。これからもっと試合して、練習頑張ってもっと良い試合します。よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

■鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)※モンダム・ウィラサクレックに2R KO勝ち

 

 

「コップンカー、謝謝、サワディーカップ。東京のジャスティンビーバー・鈴木宙樹です。たくさん課題が残る試合でしたが、とりあえずキックに復帰して1勝を挙げられました。ここから調子を戻して、今回以上に次はしっかりキックボクシングで戦えるようにしていきます。次に期待してください。

 

(ダウン取ったパンチまでの展開は?)カーフ蹴って、カットされて足を痛めて、ミドルキック蹴られて、右腕赤くなりで、きつかったです。ストレートが当たって逆転できました。

 

(タイ人のやりづらさはあった?)タイ修行でタイ人の強さを知ってしまったので、そこもあって詰められなかったのかな。これを機にムエタイ選手の強さを知れましたね。首相撲が怖くて、キャッチされたら逃げてしまって、クリンチされてもくっついてブレイク待ったりしました。首相撲アリのルールなので、ムエタイの選手の力を借りてレベルアップできたらと思います。

 

(パンチの手応えは?)いつもは距離を取って戦うけど、自分の殻を破る。気持ちが弱いところがあるので貰ってもいいから、前に出ようと思って、近い距離で強く当てられなかったです。距離感も勉強して、1発で倒せるように練習していきたいです。

 

(来年は?)来年3月の『KNOCK OUT』(ビッグイベント)が始まりますが、地方でも試合をしてキャリアを作っていきたいです。元の僕に戻れるようにレベルアップしてトーナメントにも挑んでいきたい。今まで以上に練習を積んで、タイ人に教えて貰ったりして、KNOCK OUT-BLACKのチャンピオンにふさわしくなれるよう、トレーニングを積んでいきます。

 

(以前と比べて?)今は10%も戻っていない感じがします。色々課題が残っているので、厳しめに10%くらいです。

 

(東京のジャスティンビーバーの手応えは?)東京のジャスティンビーバーの手応えないですね。今日も新しいネタを持ってきたんですけど、あまり響かないようでしたので、また新しいのを持って来ようと思います。ぜひ皆さん笑ってください。

 

(初黒星から立ち直れた?)黒星ついて、1時間くらい泣いていました。でも、黒星があったからタイ修行に行くきっかけもできましたし、自分を見直すきっかけになりました。西岡選手に負けて、色々気付けて、今後の課題がしっかり見えました。プラスの負け。次戦うことがあれば、トーナメントとかで、前回とは違う僕をぶつけて勝利をもぎ取ろうと思います。

 

(ムエタイの修行に行ったのは?)本場のタイのムエタイ現役選手のテクニックを直接教えてもらいたいなと。タイの人は体が強い。骨が硬く、体幹が強く、スタミナも凄いし気持ちも強い。1週間半くらいですが、揉まれて気持ち的な部分も変わりました。やらなくちゃいけないことを明確にできたので、これからもタイ修行に行って技術を盗んで戻ってきたいです。

 

(いつ100%に仕上がる予定?)来年のトーナメントが組まれる時までは、100%に持っていきたいです。急ピッチでトレーニングして上げていきます。

 

※なお、宮田プロデューサーは「来年トーナメントやる予定は全くない」としている。

 

(ファンへメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。皆さんの応援で頑張ることができました。僕もヒロピコチャンネルという、世界一くだらないYouTubeチャンネルをやっています。ぜひ皆さんチャンネル登録、いいねしてください。また次回も『KNOCK OUT』のリングでお会いしましょう。コップンカー、謝謝、サワディーカップ」

 

 

 

 

 

■大谷翔司(スクランブル渋谷) ※庄司啓馬に2R KO勝ち

 

 

「今はとりあえずほっとしています。ライト級トップになるために、今日から次を見据えてやるべきことをやっていこうと思います。

 

(すごく落ち着いて試合をしていたが?)落ち着いて冷静に練習で意識していたことを出せました。

 

(相手の印象は?)試合前に増田会長から『あのタイプは自分から手を出してくるので、それをさせると厄介』と言われていました。それをやらせないように出鼻を挫いたりしました。対面して圧を感じましたね。練習で相手を止めたり、カウンター合わせたり、逆に自分から攻めて行ったり、そういう動きができました。プラン通りです。

 

(試合後のマイクにあった、梅野源治戦の敗戦から活きたところは?)今年3月に重森陽太選手とやらせていただいて、両方負けてしまったけど、ヒジありだと2人が日本のトップ2と思っていて、実際やった時に自分が通用しなかったとは思わなかったんですけど、引き出しの少なさを感じました。どうやって崩すんだろうと考えた時に、引き出しを増やさないといけないと思い、練習しました。ある程度、ボディ、ロー、ミドルは出せました。ミドルはここ最近は出せていなかったけど、出せたかなと思いますね。

 

(今後は?)僕はライト級BLACKのベルトが欲しい。あとはライト級を盛り上げたい気持ちが強いです。もちろんヒジありで良いオファーをもらえればチャレンジしたいけど、目標はKNOCK OUT-BLACKのベルトです。

 

(可能ならすぐにでもタイトルを狙いたい?)僕の希望としては、新生『KNOCK OUT』最大の”ケンカマッチ”と言われるような試合を3月の代々木大会で、誰とは言わないですけど。盛り上がる条件はある程度揃っているんじゃないかと。

 

(マイクでYouTubeを始めると話していたが?)YouTubeで収益を上げたいというよりは、僕の普段の顔を知って、僕からチケットを買ったり、パーソナルトレーニングに来てくれたりする手段としてYouTubeがいいんじゃないかと思って。料理してみたり、自衛隊あるあるなどやってみたいです。

 

(今年を振り返って?)僕がトップと思っている2人(重森と梅野)に勝てなかった事実が残っています。大一番で勝てる勝負強さ(が必要)。弱い自分と向き合って進化していこうと思います。

 

(ファンへのメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。今日伝えたいことは、これからYouTube始めるので注目してください」

 

 

 

 

 

■古村 光(FURUMURA-GYM)※大野貴志に1R KO勝ち

 

 

「1Rで倒そうという作戦ではなくて、違う展開になったけど、1Rから効いたので、倒しに行こうと思って、『KNOCK OUT』らしいKOはできました。今後の自信に繋がります。

 

(序盤は見るつもりだった?)見るつもりというか、大野選手は前に来るタイプ。それを自分が潰して、スタミナ削って、ヒジで倒そうと思っていました。合わせたフックがクリーンヒットして、いけるなと思って畳み掛けました。

 

(1Rから力強い攻撃がうまくハマっていた。その手応えは?)元々パンチが苦手で、高校でボクシングしていた先輩に教えてもらって、先生ともパンチの練習をやっていて、それが綺麗にハマりました。パンチの仕方が変わってきていて、それがハマったと思います。

 

(『KNOCK OUT』での敗戦も経験し、今回勝利を収めて?)1年半空くので、その頃は大舞台というのもあってキャリアが少ないのもあって、実力差がありました。その後に、強豪でも戦えるような練習を積んできて、キャリアも積み重ねてきました。やっと成長した姿が魅せられたので嬉しかったです。まだまだですが。

 

(リングで壱・センチャイジムの名前を出した。次やったら勝敗は分からない気持ちがある?)実力では負けない自信はあります。知名度、ファンの数とかは自分は地方というのもあって、不利なのでこれを機にファンの人とか増えてもらえたら。まだまだ試合を重ねて自分の名前を広めて、その上で試合ができるのが理想です。

 

(知名度やファンの数、もっと上げるためにアピールしたいところ?)顔ですかね(笑)。他の人とは違う服装だったり、個性を出そうかなということでオシャレしたりしています。だんだん名前を挙げられたら、壱君もかっこいいので、イケメン対決で第2弾。最高の舞台、たくさんお客さんがいるところで試合できたらと思います。

 

(試合後のマイクで壱・センチャイジムを“イチ”選手と呼んでいたが?)馬鹿にしてないです。壱成くん大好きなので、舐めていないですね。イチくんよろしくお願いします。

 

(パンチ技術が上がった?)パンチもそうですが、壱くんと試合した時が首相撲で結構差をつけられました。確かにこかせていたけど、ヒザが打ててなくて、自分が攻めるような攻撃がなかったです。アグレッシブにいけるようなスタイルで練習してきたので、それが結構伸びたと実感しています。

 

(ファンへメッセージ)昨日の試合を見ていただいてありがとうございました。来年はガツガツ行くので、名前を売ってファンの人も広めてもらって、壱くんと最高の舞台でできるように仕上げていきます。拡散してください」

 

 

 

 

 

■小倉尚也(スクランブル渋谷) ※加藤和也に3R 判定勝ち

 

 

「昨日はたくさんの応援、ありがとうございました。宮田さんから『第1試合として良かった』と褒めていただきましたけど、自分としては納得がいっていないし、もう少し盛り上げたかったです。久しぶりに練習通りでもなく、酷い試合をしてしまいました。反省点は出たので前向きに捉えています。勝ちに徹して、相手のウィークポイントを攻められたことは良かったので、次に繋がったと思います。

 

(加藤の猛攻は?)想定内でした。最近結構ディフェンスに手応えがあって、ビッグヒットは貰わなかったです。

 

(追い上げたヒザ蹴りについては)組んでのヒザは選択肢の一つとしてありました。やっぱりK-1グループに出ているので、パンチで差をつけたかったです。

 

(練習と異なった部分は?)練習通りじゃなかったというのは、セコンドの声が昨日は全然聞こえなくて、それが反省点です。

 

(Krushで禁止されている組んでのヒザについて)勝ちに徹してというか、勝ちから遠ざかっていて勝ちたかったです。本当は打ち合ってバンバンやってKOしたかったけど、リスク下げました。明らかに(首相撲が)苦手そうだったので、攻めました。

 

(約4年ぶりにK-1グループ以外の試合は?)いいですね。違う刺激を味わえました。大谷さんと一緒の日に出ることもほぼなかったので、一緒に頑張れました。内容関係なくすごく嬉しかったです。

 

(今後は)Krushのベルトへの思いは変わらないです。どちらのルールでもやっていける手応えは掴みました。むしろ組みアリの方が向いてるのかなと思いました。宮田さんが隣で笑ってますけど、こっちのルールでもできることは自信になりました。試合決まってから、組みありでスパーリングするようになったけど、始めはめちゃくちゃ嫌でしたが、やっていく中で感覚も戻ってきて、いい感覚も掴めた。全然どっちでもやっていけるなと思いましたね。

 

(KNOCK OUTとKrushのリングと比べて?)KNOCK OUTさんはクロスポイントグループの選手が多くて知り合いが多い。K-1グループは若い子も多くてピリピリしています。こっちはスタッフさんも知っている方が多いので、アットホームでしたね。

 

(ファンへ向けてのメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。内容は納得いかなかったけど、そこらへんは次に期待してください。次は来年になるので、繋げていきたいと思います。