2023/01/21

3.5 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”|第2弾対戦カード発表記者会見レポート

 

 

 

2023年3月5日(日)国立代々木競技場第二体育館大会、MAROOMS presents『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の対戦カード発表記者会見が1月20日(金)都内にて行われ、出場選手が出席した。

 

当初、この日の会見で全対戦カードが発表される予定だったが鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)、宇佐美秀メイソン(Battle Box)の2選手の対戦相手選びが難航しており、2カード以外のカードが発表された。

 

宇佐美は昨年12月の『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』でのキックデビュー戦で、初代K-1MAX王者アルバート・クラウスに完勝したことを受け、宮田充プロデューサーは「宇佐美の相手を受ける日本人選手がなかなかいない状況にあります」と説明。鈴木の相手は国内外で探しているが、宮田Pは「このカードで行こうというプランが2つありますが、なかなかまとまっていません。この1週間以内のタイミングで会見を設定して発表したい」とした。

 

 

 

 

 

 

会見に出席した鈴木は「(対戦相手が)なかなか決まらないものなんですね……。俺こそ『KNOCK OUT』チャンピオンに勝てるという選手がいたら宮田さんに連絡してもらえたら。これをきっかけに俺のことを嫌いなやつ、倒したいやつはかかってこいという感じなので受け付けてます。ぜひ連絡ください。チャンピオンでいる以上は誰が来てもいいです。特にこだわりはありませんが、『KNOCK OUT』を見下しているやつか、本気で強いやつとやりたい。会見を見てる人はたくさんいると思います。他団体の選手でもそうじゃない選手でも、RIZINで5連勝のKNOCK OUTチャンピオンにここで勝っちゃえば美味しいと思うので、誰でもいいからかかって来いよ」と対戦相手に名乗りを挙げてほしいという。

 

相手が決まらず、モチベーションに関しては「目の前に相手がいた方がモチベーションは上がります。一番大事なのはオーソドックスかサウスポーか。それだけ知りたい。それだけでも練習内容が変わってしまう」と構えだけでも早く知りたいとコメント。

 

どういう試合をしたいかとの問いには「KO以外ありえないと思うので、『KNOCK OUT』=KOという部分を一番見せたい」とKO決着にこだわるとした。

 

 

 

 

■KNOCK OUT-RED -72.0kg契約/3分3R・延長1R

クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)vs木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)

 

 

 

 

『KNOCK OUT』初参戦で、ヒジありのREDルールに臨む木村は「しっかり自分の強さをアピールして、エキサイティングな試合をしたいと思います」と意気込む。

 

クンタップについては「昔からけっこう映像を見ていて、力強いムエタイをする印象があります。前回のタイトルマッチを近くで見たら、むちゃくちゃ巧い」と評するが「今の自分は凄く自信があって相手にはならないと思います。僕のムエタイのルールの試合を見られるのは凄く新鮮だと思うので、どう仕掛けるかをぜひ楽しみにみてくれたら。今までやっていたルールより、よりエキサイティングなアグレッシブな試合を見せられると思います。パンチ、ヒジとミックスさせて攻撃的に攻めたい。クンタップ選手は心を折られるタイプのタイ人ではないので明確なダメージを与えて仕留めたいと思います」と、REDルールに自信満々。

 

一方、昨年12月に津崎善郎を倒し、新チャンピオンになり初戦を迎えるクンタップは「大きな大会で木村選手と戦えるこということで、ワクワクしています。木村選手はパンチがとても速くて重い。しっかり準備して打ち合って絶対に勝ちます」とこちらも自信を見せる。

 

クンタップの言葉を受けて木村は「クンタップ選手の予想を上回るような戦いをしたい。(練習でヒジを防御、攻撃する比重は)自分が打ちながらバンバン仕掛ける練習をしているのでヒジも楽しみです。斬って勝てると思います」と、逆にヒジで斬り勝ちたいとした。

 

 

 

■KNOCK OUT-RED -64.5kg契約/3分3R・延長1R

バズーカ巧樹(菅原道場)vs不可思(クロスポイント吉祥寺)

 

 

 

 

KNOCK OUTの中心選手として戦う、KNOCK OUT-BLACKライト級王者・バズーカ巧樹vs現在はK-1で戦う不可思の注目の対決。バズーカにとっては、他団体からの刺客を迎え撃つ1戦、一方の不可思は、旧体制のKNOCK OUTでKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者となった経歴を持つため、古巣への参戦となった。

 

会見前のツーショット撮影ではお互いに近距離で睨み合い、一触即発のムードとなった。不可思は「今のKNOCK OUTチャンピオンという、いい相手を用意していただいて感謝しています。感謝の気持ちを込めてぶっ倒したいと思います」とKO宣言。バズーカ巧樹は、開口一番、不可思に対して「僕のこと知ってますか?」と問いかける。

 

不可思は、その発言を受けて「急な変化球で、すぐ答えられなくて申し訳ないです。もちろん知っています。今のKNOCK OUTの看板選手というイメージでした。今回の試合が決まって、映像を見たけどバズーカという名前なので、めちゃくちゃ来るのかなと思った。でも、意外とちゃんと戦っているなという印象です」とコメント。急なフェイスオフにも「なんかイメージ通り」と動じず。

 

バズーカは、不可思の印象を聞かれると「すかしたカッコつけ野郎。寺の子なのでここで成仏させたい」と不敵に語り、さらにその後の質疑応答では「(フェイスオフではどう思ったか?)ハーフ。(火薬は?)着々と補給中です」などと言葉少なく、’’バズーカ劇場’’を展開していた。

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACK -59.0kg契約/3分3R・延長1R

久井大夢(TEAM TAIMU)vs元山祐希(武勇会)

 

 

 

 

久井大夢

「相手の印象はお父さんとの試合とか見たけど、僕のレベルではない。絶対に僕の相手にはならないなと思います。

(対戦相手の印象)全局面において、僕の方が圧倒できると思っていて、本当に倒せなかったら自分の負けと思っているくらい。

(王者として初戦で何を見せたいか)毎回やることは変わらない。今回もしっかり圧倒して、圧倒的な試合を見せたい。

(お父さんとはどういう会話をしたか)いろいろお父さんが試合の対策とかやってくれていて、いつも試合の時に研究してくれていて、それ通りに動いて勝てているだけ。今回も同じような感じ。変わらないです。他の相手とやるのと変わらない」

 

元山祐希(武勇会)※会見欠席のためコメント

「KNOCK OUT初参戦でビッグイベントに呼んでいただいて、ありがとうございます。初戦からチャンピオンの久井選手と戦えて光栄です。久井選手の父(淳平)とは1勝1敗。そして今回は大夢選手と、対久井家は3度目。ここでしっかり勝って、決着をつけてインパクトを残します」

 

 

 

■KNOCK OUT-RED -53.0kg契約/3分3R・延長1R

心直(REON Fighting Sports Gym)vsMASA BRAVELY(BRAVELY GYM)

 

 

 

 

心直

「まず代々木に選ばれたのは、嬉しいです。宮田さんありがとうございます。なんか(MASAに)オファーが行って、即答で受けたと言って、キャリアが浅いので舐められていると思う。最初、オファー来た時になんかM-1のチャンピオンって書いてあって、最近宮田さんKrushとかK-1とかいろいろ言っている。そっち系の人になるのかと思ったら、M-1って書いてあって、お笑い芸人かよと思ったら、ちゃんとしたチャンピオンだった。結構楽しみですけど、KNOCK OUTのリングではそう簡単に勝てないよというところを見せたい。

(対戦相手の印象)試合を色々と見て、実際後楽園でWPMFインターコンチネンタル王座決定戦で、蓮沼選手との試合を見ていた。印象としては、バカメンタルって感じです。

(王者として初戦で何を見せたいか)試合のパフォーマンスですよね? 向こうのMASA選手は、タイ人選手にKOで勝ったりしているので、REDらしく赤い物を見せて勝ちたい。

代々木に似合う男になれるかどうか。後楽園サイズじゃないというところを見せます」

 

MASA BRAVELY ※会見欠席のためコメント

「このような大きな舞台で現役王者と戦わせてもらえて、とてもうれしいです。相手選手はテクニック、スピードがある印象ですが、自分のパワーと圧力で抑え込みたいと思います。必ず勝って、一番注目してもらえる試合をします。必ず倒しますので、僕の試合を期待してください」

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R

古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)vs武蔵(NOPPADET GYM)

 

 

 

古木誠也

「12月にチャンピオンになれて、今回が初戦になるんですけど、挑戦者の気持ちを忘れずに戦いたいと思います。

(対戦相手の印象)若くてすごいスピードがあって、テクニックのある選手だと思います。

(王者として初戦で何を見せたいか)すごい大舞台で戦えるので、いろんな技を見せられたらと思います」

 

武蔵

「初めまして、初参戦の武蔵です。今回大きな舞台に初参戦で呼んでいただき、宮田P含め、KNOCK OUTの関係者様、ありがとうございます。僕のことを知らない方々も多いかと思いますが、必ずインパクトある試合をするので期待していてください。

(対戦相手の印象)すごいアグレッシブでパワーのある選手ですが、正直パッとしない。自分の方が華があると思っています。

(王者といきなり戦うことになり)スピードとかも自分の方が上と思っているので、しっかり勝ってタイトルマッチをお願いしたいですね」

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R

渡部太基(TEAM TEPPEN)vsスアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿)

 

 

 

 

渡部太基

「KNOCK OUT初のビッグマッチということで、必ずいい試合をして盛り上げたいと思います。

(対戦相手の印象)僕も生で試合見たことなくて、試合の話をいただいて、映像を見ました。結構ガンガン来る、ムエタイの選手には珍しいファイタータイプ。周りにもおそらく強いぞと、聞いているので楽しみたいと思います。

(スアレックが普通の選手だろうと言っていたが)まあいいんじゃないですか。まあやれば分かると思うので、はい」

 

スアレック・ルークカムイ

「こんにちは。3月大会は、とても大きな大会なので、絶対に面白い試合をしたいと思います。

(対戦相手の印象)今まで存じ上げなかったですし、試合を見たこともない選手。おそらく普通の選手なんじゃないかと思います。当日は全力を出していい試合にしたいと思います。

(現役に区切りと付けたいという話があったが)その点に関して、自分でも考えているところ。年齢もかなり上がっているので、この辺で区切りをつけるか、もう少しやってみるか、まさに考えているところです」

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級/3分3R・延長1R

渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)vsMASATO BRAVEL(BRAVELY GYM)

 

 

 

 

渡慶次幸平

「どうもミャンマーラウェイ、2018年だいぶ前に世界チャンピオンになりました。渡慶次幸平です。ミャンマーがいろいろあって、ミャンマーラウェイができないので、キックボクシング、MMA、プロレスやったり色々とやっています。僕にしか出せない色があると思っています。テクニックはないんですけど、爆発させようと思います。皆さんよろしくお願いします。

(対戦相手の印象)カルテ作られているらしいので、良い感じで作ってもらえたらと思います。

(MMAなどからKOに帰ってきて、何を表現したいか)MMAに行って、僕が上達したことは防御力。グローブが顔に当たると、脳が揺れるじゃないですか。その顔に当たったらマズイというのを覚えた2年間だったので、グローブをはめた手が当たらないようにディフェンシブに戦いたい。一発ももらわないように、綺麗な顔で帰りたいなと思っています。

(身長差について)健康診断で167.5cmしかなかった。70kgは大体相手の方がデカい。いつも通りというか、逆に僕より小さい選手が出てきた時の方が不安です」

 

MASATO BRAVELY

「私は、1年3カ月ぶりの復帰戦となり、復帰戦がこのような大きい大会で、ワクワクしています。そして戦うドクターとして、これからは活動していきたい。格闘技界でも医療界でも唯一無二の存在になれるよう、頑張っていきます。

(対戦相手の印象)とてもアグレッシブな選手で蹴りもパンチも両方重い選手。残り1カ月の間、しっかりと試合を見て、カルテを作って倒しに行きたいと思います。

(渡慶次のディフェンシブ発言について)試合では顔にたくさん傷をつけて、僕が治療してあげようと思います。

(医者として格闘技をやる点について)今は研修医として働いていて、現在は外科に従事しています。やっぱり格闘技はリングの上で倒す仕事で、職場では人を治しているので全く真逆。そこも楽しいところだと思っています」

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R

工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)vs小倉尚也(スクランブル渋谷)

 

 

 

 

工藤 “red”玲央

「去年からずっとこの大会に出たいと言っていて、本当に出られるとは自分でも思いませんでした。出るのでいい試合をして、必ず勝って会場を盛り上げます。

(対戦相手の印象)小倉選手は、ずっとKrushを見ていて、すごい良い選手だなと思ってました。本当に周りからも噛み合うと言われていて、噛み合う試合をしたいと思います。

(工藤拳が浸透していないことについて)自分の努力不足です。頑張ります」

 

小倉尚也

「二大会連続のKNOCK OUT参戦、大きい大会に呼んでいただいたからには、自分の役割を理解して、前回勝って気持ちにも余裕が出てきたので、どうすれば興行に貢献できるかを考えながら試合をしようと思います。

(対戦相手の印象)KNOCK OUTで、工藤選手をよく見ていたので非常にアグレッシブで、勢いのある選手。そこらへんは、僕も自信がありますし、噛み合うと思う。真っ向勝負も検討しようかなと思います。

(工藤には’’蛙飛び’’などの技を繰り出す工藤拳があるが?)その情報は知らなかった。僕も考えて対抗しようかな、というのは嘘です。いつも通りやろうと思っています」