2024/02/09

2.25 PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1|良太郎 インタビュー公開!

 

 

 

 

「赤いベルトはやっぱりほしい。そこにつながる試合を!」

 

 

 

2・25『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の「KNOCK OUT-REDスーパーライト級/3分3R・延長1R」で健太と対戦する良太郎。チーム代表や多くの選手のトレーナーも務めている中で、現役選手として自分の試合についてはどう考えているのか? そして今回の試合に向けてのモチベーションは?

 

 

 

── 昨年9月のバズーカ巧樹戦以来、5ヵ月ぶりの試合になりました。

 

良太郎 ああ、もう5ヵ月も経ったんですね。もう5ヵ月ぶりなんだか1年ぶりなんだか分かんないな(笑)。前の試合もあんまり記憶にないし。

 

── バズーカ戦は大激闘でしたが、そのせいで試合間隔が空いたわけでも……。

 

良太郎 いや、全然。単純に忙しすぎるんですよ。3月はすでにヤバくて、関わってる選手が9人ぐらい試合があるんですよ。毎週末が潰れるぐらいは当たり前だったんですけど、地方大会もあったりするし、海外の試合も入ったりして、もはやメチャクチャで(笑)。まあその中で、2月は比較的空くかな?と思ったところに声をかけてもらったんで。でも、その試合の2日前に他の選手の試合が入っちゃったんですよ。水抜きの中での試合はキツいなあ……(笑)。

 

── そんな中でも、やれるなら試合はしたいわけですね。

 

良太郎 まあ、元気ですからね。試合すること自体は全然。

 

── 今回は健太選手との対戦になりました。お互いキャリアが長い中で、接点がなかったのはちょっと意外というか。

 

良太郎 そうですね。健太選手と僕は体重の増減の仕方がちょっと違ったことなんかもあったからかもしれないですが。今回は「そろそろ来るんじゃねえの?」と思ってたらやっぱり、という感じでもありましたけど。

 

── どういう印象ですか?

 

良太郎 何でもできますよね。ただ正直、試合動画とか1回も見てないんですけど。

 

── そうなんですか?

 

良太郎 まあこれは僕だけでしょうけど、関わってる選手の対戦相手とかのこともあるから、何となーくですけど、いろんな選手のデータはほぼほぼ頭に入ってるんですよ。脳内の階級別フォルダに入ってる感じで。最近はMMAのフォルダも入ってきたので大変なんですけど(笑)。

 

── では、どういう試合をしてどう勝ちたいですか?

 

良太郎 普通ならここで「倒します!」とか言うんでしょうけど……いつも通りですよ。その日を迎えるまでは妥協なく仕上げて、その上で当日、リングの上で体がどう動いてくれるかなという感じです。試合は「試す場」なので。

 

── ただ、もちろん勝ちたいわけですよね?

 

良太郎 それはもちろん! 赤いベルトもまだほしいですしね。バズーカちゃんがこの前負けちゃったけど、もう1回ぐらいタイトルマッチやって、ベルトを巻きたいという思いはありますから。

 

── では今回も、タイトルに近づけるような試合、勝ち方をしたいと。

 

良太郎 そうですね、今回も同じ65kgでの試合ですし。

 

── では、どんな形で勝ったら満足ですか?

 

良太郎 別に満足することもないかな? 勝っても負けても明日は来ますからね。この前の試合だって、満足いったのかどうかなんて分かんないし。ただ、試合の中で普段の動きが少ーしでも出てくれれば満足というのはあるかな? 昔からもうそれだけです。普段通りのパフォーマンスが出せれば勝てると思うんですけど、それがなかなか難しいんで。

 

 

 

 

── では、そこに相手がどうこうというのはあまり関係ない?

 

良太郎 そうですねえ。健太さんはほぼほぼ年も同じだし、お互いにずーっとこの舞台でやっていて、別に私怨もないですし。今回も、自分の性能を試せればという感じです。自分に関してはどうでもいいんですよ、壮大な人体実験だと思ってるんで。

 

── 人体実験?

 

良太郎 ずっとそうですよ。減量方法も練習方法も自分の体で試して、それをいかにして下の選手たちに教えていくかという感じで。いつも言ってるんですけど、選手はね、絶対に選手だけやってた方がいいんですよ。僕みたいなポジションに来たら絶対にダメ。バンテージ一つでもいろんな国から素材を集めたり、ミット打ち一つでも世界中の選手の動画を見て研究し。選手たちの体重も管理して、対戦相手の研究もして。それが1年中ひっきりなしに続くので。

 

── 聞けば聞くほど、よくその上で自分の試合もやってるなと思いますけどね(笑)。

 

良太郎 自分でもよくやってると思いますよ(笑)。でもまあ、いつも通り飄々とやってますよ。思い詰めたらうつになっちゃうからダメなんですよ。

 

── いろんなことがよく分かりました(笑)。では最後に、今回の試合で特に注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

良太郎 チームの代表をやってトレーナーもやりながら選手をやっても、普通にここまでやれるんだよ、というところですかね。そういう部分を見てもらえればと思います。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

良太郎
所属:池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI
生年月日:1988年12月21日
出身:千葉県柏市
身長:178cm
戦績:34戦15勝(5KO)14敗5分
獲得タイトル:初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者、元REBELS-REDライト級王者