2024/02/13

2.25 PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1|MASATO BRAVELY インタビュー公開!

 

 

 

 

「カード変更で、タイトル獲得に加えてリベンジも達成します!」

 

 

 

2・25『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の「KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級暫定王座決定戦/3分5R・延長1R」で津崎善郎と対戦するMASATO BRAVELY。当初はクンタップ・チャロンチャイの王座に挑戦する予定だったが、クンタップの負傷欠場により相手が変更に。一度負けている津崎善郎との対戦となったMASATOの意気込みとは?

 

 

 

── まずは昨年11月のクンタップ戦を振り返ると?

 

MASATO 『KNOCK OUT』で2連敗して背水の陣だったんですけど、意外とクンタップ選手とはファイトスタイルが噛み合って、試合的にはやりやすかったですね。オープンフィンガーグローブ(OFG)だしタイ人なので首相撲とかは相手に有利なのかと思ってたんですけど、試合中、首相撲の時も「意外といけるな」と感じました。

 

── OFGでの試合だったことは、どれぐらい影響したと思いますか?

 

MASATO パンチがガードを抜けたので、そういう点ではOFGがこちらに有利に働いた部分はあったと思います。

 

── そのクンタップ選手とのダイレクト・リマッチで王座に挑戦する予定でしたが、クンタップ選手が負傷欠場で津崎善郎選手との暫定王座決定戦に変更されました。カード変更を聞いた時はどう思いましたか?

 

MASATO 試合の約2週間前で、クンタップ選手に焦点を合わせて練習していたので、「ウソだろ?」って感じでした。まあでも、気持ちを切り替えて臨もうと思ってます。

 

── 津崎選手には昨年6月にTKO負けしています。その時の印象は?

 

MASATO 言い訳がましくなってしまうんですけど、あの時は体調を崩していて、コンディションが本当に最悪でした。でも「絶対に勝てる」と思って臨んでいたので、不発に終わった感があって、自分でも試合後はずっとモヤモヤしていました。

 

── だとすると、前回の試合が今回に影響する部分は?

 

MASATO 前回で相手の動きはだいたい分かりましたし、今回は2回目なので、対策などはしやすいかなと思います。クンタップ戦とは試合内容もかなり変わってくると思うので、対策も練り直してる感じなんですが、津崎選手としても2週間前からの調整になるので、逆に「受けてくれてありがとうございます」という感じなんですよね。そこは何も言い訳できないなとは思ってます。

 

── 一度勝った相手とのリマッチのはずが、一度負けた相手との対戦に変わったことになるわけで、なかなか珍しい事態だとは思うんですが。

 

MASATO そうですね(笑)。ポジティブに考えれば、勝てばリベンジも達成できてベルトも獲得できるということで、一度で二度おいしいのかなと思います。もし僕がクンタップ選手に勝ってチャンピオンになってたら、津崎選手は「俺を差し置いて」と思ったでしょうけど、今回僕が津崎選手に勝ってチャンピオンになれば、みんな納得する順番になるとかなと。

 

 

 

 

── では津崎戦はどういう試合にしたいですか?

 

MASATO 前回はヒジで切られて負けているので、もちろんヒジに気をつけるというのはあるんですけど、今回は最初からこちらが主導権を握っていければと思っています。前回出せなかった自分の実力を見せて、津崎選手の出鼻をくじければと。そして、前回の初勝利が判定だったので、今回は必ずKOで勝ちたいと思っています。

 

── ところで、MASATO選手は現役の研修医で「闘うドクター」とも呼ばれています。試合の翌日も勤務だとか?

 

MASATO そうですね。基本的には翌日も普通に勤務が入っていて、前回も一夜明け会見に出席できませんでした。有給を使えば出席できたんですが、今の勤務先の病院には本当に応援してもらっているので、ここで有休を使うのもなと思って。ダメージで入院とかじゃない限り、翌日も働くのは基本かなと思っています。

 

── 勝った翌日の勤務ってどういう心境でしたか?

 

MASATO 勝っても負けても、試合当日はアドレナリンが出ているので、一睡もできないんですよ。でも、当直業務の翌日も普通に寝ないまま勤務なので、それと変わらないですね。今回も、試合翌日はそのまま勤務の予定です。

 

── タイトルマッチという部分については?

 

MASATO 個人的なことなんですけど……研修医の任期が2年なんですが、今いる埼玉県春日部の病院での勤務が今年の3月末までなんですね。こちらに来て復帰戦をしてから、関係者の方々にも本当に応援してもらっていたので、ここでタイトルマッチというのが僕にとっては本当にベストなタイミングなんですね。ここで勝ってベルトを巻いて、皆さんに恩返しというか、「やってやったぞ!」というのを見せてこの病院を去りたいという気持ちが今は一番強いですね。

 

── 今回は病院関係者を含む応援もより大きそうですね。

 

MASATO はい。関東で復帰戦をして、アウェイのはずなのに応援してくれる人もどんどん増えていて、『KNOCK OUT』での4試合の中でも応援団も一番多く来てくれる予定です。そこは一番のモチベーションになっていますね。

 

── 過去にも2本のベルトを獲得した経験がありますが、そこについては?

 

MASATO 気持ち的には、前2回のタイトルマッチよりも気持ち的には楽というか、プレッシャーもそこまでなくて、いい感じですね。僕がいる医療業界は、なかなか格闘技に対する理解が乏しいんですね。もちろん真逆のことをやっているから、仕方ない部分はあるんですけど(笑)。今回は暫定王座決定戦ですけど、チャンピオンになって注目を浴びるようになったら、医療業界での格闘技の第一人者かつ、格闘技業界での医療の第一人者になれるようになっていきたいなと思っています。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

MASATO 僕は基本的にキックと首相撲中心のスタイルですけど、今回はパンチもいろいろ練習していて、全ての武器を使った戦い方をしていきたいと思っているので、そこに注目してもらえたらと思います。どんな技でもKOできるように仕上げているので。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

MASATO BRAVELY
所属:BRAVELY GYM
生年月日:1993年2月15日生
出身:大分県大分市
身長:177cm
戦績:19戦11勝(5KO)7敗1分
獲得タイトル:元WPMF日本ウェルター級王者、元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者