2024/02/15

2.25 PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1|大谷翔司 インタビュー公開!

 

 

 

 

「自分の強さを見せつつ会場が盛り上がる試合をします!」

 

 

 

2・25『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の「KNOCK OUT-BLACK -63kg契約/3分3R・延長1R」でキム・ウスンと対戦する大谷翔司。『KNOCK OUT』のリングでは久井大夢に敗れて王座に手が届かなかった一方、Krushのリングでは2連勝を果たした大谷が、韓国強豪との一戦を前に抱く思いとは?

 

 

 

── 今回対戦するキム・ウスン選手の印象は?

 

大谷 対戦成績を見ても分かる通り、いい選手ですね。20勝12KOということで攻撃力もあると思うので、練習でも気を引き締めてやってます。動画も見たんですけど手数も多くて、気持ちも強そうだし、粘り強さもありそうだなと思いました。

 

── これまで外国人選手との対戦って……。

 

大谷 デビュー戦が中国人選手だったんですけど、おそらく日本在住だったんだと思います。キャリアを積んでからは初めてですね。今回は韓国人選手ですけど、僕の勝手なイメージとしては、サッカーとか他のスポーツを見ても日本人に対して強いじゃないですか。敵地に乗り込んできて必死で闘ってくるだろうし、まあ彼が徴兵に行ってるのかどうかは分からないですけど、僕も自衛隊出身なので、負けられないなと思ってます。

 

── やはり根底には「自衛隊出身」という気持ちが強い?

 

大谷 勝手になんですけど(笑)、力にしてますね。

 

── 昨年の大谷選手はKNOCK OUT王座には惜しくも手が届かず、一方でKrushのリングでは2連勝という形でした。ご自分で振り返るとどういう年でしたか?

 

大谷 確かにある程度の結果は出せてるんですけど、自分が毎年目標として掲げている「飛躍」というところには届いていないので、そういう意味では反省点が残る年でしたね。

 

── いきそうでいけない、という感じだったかと思いますが。

 

大谷 そうですね。負けた試合でなぜ負けたかという理由は分かっていて、大事な試合だからといって気負ったというわけではなくて。まあ単純に相手に負けた、相手に対応できなかったという感じですかね。メンタルと技術面を鍛えて、どんな相手が来ても勝てるような精神力を持てるようになっていきたいと思っています。

 

── これが2024年一発目の試合になりますが、どういうテーマを持って臨んでいますか?

 

大谷 相手が強い選手だという前提で見られていると思うんですけど、今は毎日、練習で自分が進化しているという手応えがあるので、周りの人とか、今まで僕を見てくれていた人たちに「コイツ、また強くなったな」と思わせる試合をしたいですね。それと、この試合は絶対に噛み合うので、運営側の「盛り上げろよ」という意図を感じるんですよね。僕の強さを見せつつ、会場を沸かせるような試合、ベストバウトが取れるような試合にしたいと思います。

 

── ベストバウトというと、激しい打ち合いが展開されるイメージがありますが。

 

大谷 3Rの試合の中で、打ち合う展開になる場面というのは絶対に出てくると思うんですよ。その中で盛り上げつつ、沸かせながら最終的には僕が倒すという試合をイメージしてます。

 

── そこで倒し切るのに必要なものとは?

 

大谷 やっぱり、お互いに手数を出して削り合いの展開になると思うので、最後は気持ちかなと思いますね。お互いに我慢して我慢してという展開の中で、気持ちが勝敗を分けるかなと。

 

── ここで勝って、今年はどうしていきたいですか?

 

大谷 ベルトという点で言うと、今はKNOCK OUT-BLACKライト級と、Krushライト級の2つのベルトがほしいと思ってやっています。その中でキャッチがないKrushのルールが、もしかしたら自分の土俵なんじゃないかと感じている部分もあって、その得意な土俵で自分がどこまで行けるかというのも試したいと思っています。もちろん『KNOCK OUT』が許可してくれたらという話ですけど、僕が他団体でベルトを獲ることが『KNOCK OUT』にとってプラスになるなら、団体としても個人としてもいいことなんじゃないかと思うので、そこは狙わせていただけたらうれしいなと思いますね。

 

 

 

 

── その2つのルールには、細かい違いがありますよね。その両方で闘っていくことは大丈夫なんですか?

 

大谷 正直、少しの違いだけで別競技かというぐらい違ってくるなとは感じています。両方できるのはできるんですけど、そのあたりを考えながら練習しているところですね。別にどちらかに専念したいとかじゃなくて、盛り上がりそうな試合のオファーがあればREDルールでもやってもいいんですけど、得意なルールでどこまで行けるかというのを試してみたい気持ちがあります。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

大谷 自分の成長ですかね。過去イチ仕上がっている実感があるし、去年は3ヵ月に1試合のペースでやっていたんですけど、それが合っていたのかケガもないし体調もいいので、その中での成長を見てほしいです。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

大谷翔司
所属:スクランブル渋谷
生年月日:1991年1月12日生
出身:愛媛県北宇和郡
身長:178cm
戦績:31戦19勝(10KO)9敗3分
獲得タイトル:元JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者