2024/05/10

『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』|鈴木千裕 対戦カード記者会見レポート

 

 

 

 

 

2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。

 

 

 

■KNOCK OUT特別ルール(※パンチのみのルール) -73.0kg契約 3分3R・延長1R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)vs五味隆典(東林間ラスカルジム)

 

 

 

 第一弾対戦カードとして発表されていたこの一戦は、パンチのみ攻撃が認められるKNOCK OUT特別ルールとして行われる。バックハンドブローを有効打とするかは、今後双方の話し合いで決まり、シューズの着用は自由となる。

 

 以前の会見では、鈴木と同門の龍聖がKNOCK OUTのリングでボクシングルールでの試合がメインで行われることに不満を爆発させたことなどを受け、会見に同席したKNOCK OUT・山口元気代表は「メインとして決定的になったのは、千裕自身が五味選手を倒したいということ。彼には独特の感性があって、教えてもらう人を倒すことが、先生への恩返しだと言っていて、究極のことを言うと俺のことも倒したいと言うんです(苦笑)。去年の12月に『五味選手とやれないですか?』と詰められてからのストーリーでこの一戦が決まりました」とカード決定に至った経緯を説明した。

 

 

 五味は現在、山籠もり特訓中のため欠席となり、単独会見となった鈴木は「会見に来ていないのは意味がわかりません。プロじゃないなって。この時間、僕だって練習したいんですよ。練習時間を割いて僕はここにいます。(五味は)ボクシングの試合をRIZINで2戦やっているけれど、もうPRIDEの時の五味さんじゃないなと。『PRIDEの時の俺でやるから覚悟しておけ』と言われたので、本当にそうなるかは分かりませんが、そこは楽しみにしています。でも会見には来てほしかったですね」と不満を爆発させる。

 

 改めてこの一戦の意味を聞かれた鈴木は「やはり師を超えることが恩返しだと思います。超えるタイミングは現役を辞められたら一生ないんですよね。五味さんはまだ現役ですが、残りのキャリアで戦えるチャンスは3回もないんじゃないんですか。これが最後かもしれないですし、そういう中で実戦で五味さんを超える機会は今しかないなと。最後の試合にさせるきっかけを作るのも後輩、若手の仕事だと思います」と答える。

 

 4月29日のRIZINフェザー級タイトルマッチでは金原正徳を1RTKOで初防衛に成功し、「練習はもちろん再開しています。以前の試合前と同じ練習を始めています。今回はパンチのみのルールですが、あくまでもMMAは全部できないとダメなのでキックボクシング、レスリング、ボクシングと全部やる。だから練習を変える必要はないんです。それがMMAじゃないですか」と普段通りの練習を再開したという。

 

 

 試合のイメージに関しては「思い切りぶん殴りたいんですよ。お互いにガードを固めて近距離で打ち合うのかなと。逃げるために格闘技をやっていない。相手をKOすることが僕の美学であり、ゴールなので、わざわざ距離を取る必要はないですね」と、接近戦の打ち合いでのKOをイメージしているという。

 

リスペクトをもって全力で戦う。格闘技は喧嘩や殺し合いじゃなくて競技なので。例外で喧嘩を売って来る人には殺意を持って戦いますが、五味さんには尊敬をもって叩き潰します。これは自分の感覚なんですけれど、例えば僕が後輩に技術やマインドを教えるじゃないですか。その後輩とリングの上で戦って、自分が教えた技で倒されたら、教えたことが間違っていなかったと思うんです。次の世代に継ぐことが出来たと思うので、自分だったらリングを安心して降りることが出来ます。そういうのは練習じゃできないし、証明できるのはリングの上でしか証明できない。僕らは格闘家なので

 

 

 今回は73kg契約となったことに関しては、「リカバリーを考えると、当日は8~10kgの体重差が生まれると思っていて。僕は70kgしかないのでこれ以上増やせないので、当日は70kgかなと思います。もし、これが競技じゃなかったらと考えた時に、街中で五味さんと突然戦うことになったら体重のことを気にしていられないじゃないですか。そういう世界観でリングに上がろうかなと。どうやったら体格差を埋められるんだろうと考えているんですよね。競技だけれど、僕の頭の中ではルールが整っていない不意に起きる戦いみたいな感じで考えています」と体重差関係なく、試合が待ち遠しいとする。

 

 金原戦に続いての世代交代マッチとなり、「ベテランの人たちを全員ぶっ倒して、新しい時代をぶっこまないといけない。僕がキャリア終盤で時代が変わるのでは遅いんです。なので、今の僕を邪魔するベテランの先輩たちを一掃しないといけない。今回の契約体重は五味さんがPRIDEで戦っていた時の体重なんです。五味さんには当時の身体と集中力で100%に仕上げてきてほしい。会見に来なかったけれど100%に仕上げて来るなら今回の欠席は許します」とした。

 

 

 また、山口代表は「凄く気になっている点が一つあり、6月22日~U-NEXTが27時間連続スポーツの祭典という番組をやり、その中で今大会も放送されるんです。20時からバレーボールをやるらしく、その放送時間の枠に千裕の試合が入るかどうか。もちろんKNOCK OUTの単独live放送では見られますが、今日発表したカードの選手の皆さんにはKOで倒し合ってもらって、なんとかその番組枠内で鈴木vs五味まで収まったら嬉しいです」といい、今大会のポスターのキャッチコピーに「判定ダメだよ! KNOCK OUTじゃなきゃ!」にしたことを発表した。

 

 これを受けて鈴木は「僕の考えではKNOCK OUTのリングはKOする人しかKNOCK OUTには上がっちゃいけないんですよ。下手に巧く戦ってポイントアウトして判定勝ち狙いする人は他団体に行って欲しい。判定でもいいけれど、ギリギリまで倒す姿を見せる人に集ってほしいと思っています。僕はKNOCK OUTでトーナメント以外は全試合全KOしていています。だからテレビ間に合わせます。全員KOして僕につないでください」とKNOCK OUTファイターにKO決着を呼びかけた。

 

 

 

 

【鈴木千裕】
所属:クロスポイント吉祥寺
生年月日:1999年5月14日生

出身:東京都三鷹市出身
身長:175cm
戦績:キック:戦績13戦12勝(10KO)1敗 MMA:戦績17戦13勝3敗1NC

獲得タイトル
初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者
第5代RIZINフェザー級王者

 

 

【五味隆典】
所属:東林間ラスカルジム
生年月日:1978年9月22日生

出身:神奈川県愛甲郡愛川町出身
身長:173cm
MMA戦績:52戦36勝15敗1NC

獲得タイトル
初代PRIDEライト級王者