2024/05/29
6.23 MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”|古木誠也インタビュー公開!
「自分もまだまだ経験が必要。福田選手も全力で潰しにいきます!」
6・23『MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』の「スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約/3分3R・延長1R」で福田拓海と対戦する古木誠也。現役チャンピオンが伸び盛りの新鋭を迎え撃つ構図となったが、当の古木自身はこの戦いにどういうテーマを見出しているのか?
──4月大会のパンフレットでは、「PICK UP FIGHTER」というコーナーにご登場いただいて、私服で撮影させてもらった他、プライベートについてのインタビューをさせてもらいました。あの企画の反響は何かありましたか?
古木 あのパンフレットはけっこうみんな持ち帰ってくれたみたいで、ファンの方から「大切に飾っています」というメッセージとかもいただくんですけど……自分自身は恥ずかしいので、まだそのページは見てないです。
──そうなんですか! 実はあの取材、本当はイヤだったとか?
古木 いえ、取り上げていただいてうれしかったですよ。やりたくてやれるものじゃないと思うので。
──もっとやってみたくなったりは……?
古木 いや、そんなに目立ちたいというタイプじゃないので。
──分かりました(笑)。さて、今回はその4月大会、内田晶戦に続いての参戦で、試合間隔が短いですよね。出たいという希望だったんですか?
古木 代々木大会には出たいなと思っていて、会長やトレーナーとも、そこに出るために4月の試合は絶対に勝とうという話をしてたので。
──対戦相手が福田拓海選手に決まりました。そのオファーを聞いた時にはどう思いましたか?
古木 特に何も感じなかったですけど、若手というか、駆け上がってきている選手なので、自分も全力で行きたいです。
──こういう場合、「メリットがない」と言って断る選手もよくいると聞きますが……。
古木 そういう気持ちは全くないです。自分はまだ11戦で、その試合も1Rで終わっちゃったりもしてるので、経験が浅いと思っているので。トレーナーからも「もっと経験を積め」と言われているので、別にメリットがないとは思わないですね。
──この試合も違った形の経験の一つだということですね。では、この試合のテーマは?
古木 まだそんな具体的なものはないですけど、今まで練習してきた通りの動きをするだけです。
──試合についての具体的なところは、これから詰めていくという感じですか。
古木 そうですね。もともと、対策という対策をあまりしないので。自分のスキルを上げていくことと、内田戦の時はパンチの打ち方とかを基礎からやり直していたんですけど、試合ではやっぱり大振りになっちゃったので、今回はその練習の成果を出せればいいなと思います。
──改めてその内田戦を振り返ると?
古木 ああいう展開になるだろうなとは思ってたんですけど、倒そう倒そうという意識が出ちゃって、今まで練習してきたことがあまり出せず、大振りになっちゃいました。
──その点、トレーナーの方から怒られたり?
古木 怒られはしなかったですけど……「ああいう状況になっちゃったらもう仕方ないね」という感じでした。
──相手にもっと出てきてほしかった?
古木 出てきてほしかったというよりは、とにかく自分がやりづらかったですね。
──そういう相手もいるというのも、一つの経験ですよね。さて、今回の福田選手なんですが、まず単純に身長差があります。そこはどう感じていますか?
古木 自分はたぶん、身長が高い相手の方がやりやすいので、気にはしていません。ジムでも、練習相手はみんな背が高いので、普段から身長も含めて、相手の体格とかはあまり気にしてないです。
──福田選手の試合については?
古木 昨年11月と今年3月の試合は後楽園で見てました。やっぱり勢いがあるなと思いしたし、パワーがあるんじゃないかなと思います。
──先ほども出たように今回が12戦目で、確かにまだ、そこまで試合数は多くない状態です。ただ、こうやって下から駆け上がってくる選手はいると。福田選手の場合は階級を変えたということもありますが、そうやって下から挑んできた選手をチャンピオンとして迎え撃つという状況については、どう感じていますか?
古木 以前は自分もそういう状況だったんので、絶対負けられないというのはもちろんなんですけど、こっちも全力で潰しにいきたいですね。
──代々木第二体育館大会と言えば、昨年は松下武蔵選手に1RKO負けを喫した苦い思い出のある会場です。その同じ会場という点は気になりますか?
古木 舞台がデカくて、緊張しちゃってましたね。後楽園でも十分緊張はするんですけど。去年の試合を思い出すこともあるんですけど、今回は冷静になればと思います。
──思い出すとやっぱり悔しいですよね?
古木 悔しいですけど、あの敗戦のおかげで自分も成長できたと思ってるので。あれで課題が見つかって、出稽古を増やしたりするきっかけにもなったので、あれでよかったのかなと思います。
──あの敗戦をきっかけに仕事をやめて、キック一本に絞ったんでしたね。改めて、1年3ヵ月ぶりに同じ大きい会場での試合が巡ってきて、今度こそという気持ちも強い?
古木 そうですね。今年はいい形で、いいイメージで終わりたいです。
──その先については?
古木 特に思っていることはないんですけど、決められた試合をこなしていければと思っています。
──では最後に、今回の試合で特に注目してほしいというポイントはどこでしょう?
古木 コンビネーションですかね。一発に頼らず、コンビネーションを使っていきたいです。パンチでバンバンいってはいるんですけど、コンビネーションというよりもラッシュみたいになっちゃうので、今回はコンビネーションを使った連打を見せたいです。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
古木誠也
所属:G1 TEAM TAKAGI
生年月日:1996年11月10日生
出身:神奈川県相模原市出身
身長:163cm
戦績:11戦8勝(6KO)3敗
初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者