2024/07/19

8.4 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.3|新田 宗一朗インタビュー公開!

 

 

 

 

8・4『MAROOMS KNOCK OUT 2024 Vol.3』の「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R・延長1R」で山本太一と対戦する新田宗一朗。1年半以上ぶりの『KNOCK OUT』参戦で、日本での試合は今年初となる新田だが、対戦相手が負傷により山本に変更。そんな状況の中、この試合で新田が見せようとしているものとは?

 

──『KNOCK OUT』参戦は2022年12月の久井大夢戦以来だから1年半以上ということになりました。

 

新田 そうですね。その後、去年はタイを入れたら4試合、今年は4月と5月にタイとカンボジアで2試合してますが、『KNOCK OUT』は久々ですね。

 

──その間にKrush出場あり、タイありカンボジアありで、かなり経験は積んだのでは?

 

新田 練習的にはそこまで変わってはないんですけど、気楽に戦えるようにはなりましたね。自分の持ってる力を出すというのが、だんだん試合の中でできるようになってきたので。

 

──あまり気負わないで戦えている感じですか。

 

新田 そうですね。すごくプレッシャーを感じたり、力んだりすることもだいぶなくなってきて、自由にやってます。

 

 

──海外での試合の方が自分に合っているという感じですか?

 

新田 日本での試合に比べると、緊張は少なかったと思います。今回、日本で試合するのは1年ぶりぐらいなので、またそこでどううんできるかという感じです。海外の方が楽に戦えたんですけど、これでまた負けたら、山口元気会長にカンボジアに飛ばされるかもしれないんで(笑)。

 

──飛ばされる(笑)。

 

新田 移動が大変だったんで(笑)。乗り継ぎと待ち時間と合わせて10時間ぐらいかかりましたからね。そういう意味では、減量とかも考えると日本でやる方が楽です。ただ、応援してくれてる人が近くで見てくれていると思うと、気負ってしまうところもありますからね。でも海外での試合で、楽に戦うやり方も分かってきたので、今度は大丈夫だと思います(笑)。練習でもイメージ通りに動けているので、あとはもう早く試合したいだけです。

 

──対戦相手が、優翔選手の負傷で山本太一選手に変わりましたが、何か影響は?

 

新田 いや……オーソドックスからサウスポーに変わったぐらいなんで、そんなに気にはしてないです。

 

──それって、けっこう大きいんじゃないですか?

 

新田 (笑)。いやまあ、逆に試したいこともいろいろあって、そっちの方が楽しみなので、早く試合したいなという感じです。

 

──山本選手の印象は?

 

新田 あんまり分かんないんですけど……6月のNKBの大会で、うちの先輩のNIIZUMAXさんが引退試合をやった相手というぐらいしか印象がないんですよ。その試合で、山本選手が足をかけて倒したダメージでNIIZUMAXさんが動けなくなって負傷判定になって。ちょっとお互いに反則まがいのことをし合っていたので、「そこは気をつけた方がいいよ」って周りに言われてます(笑)。

 

──山本選手は「制裁マッチとして組まれたんじゃないか」と言ってたんですが……。

 

新田 そうですか(笑)。別に、自分はそこまで気にしてないですけどね。一応、会場には見に行ってたんですけど、NIIZUMAXさんは後頭部にヒジを入れてたので、お互い様だったんじゃないかなっていうのはありますね(笑)。NIIZUMAXさんは引退試合だったので、最後にスッキリする内容で終わってほしかったっていうのはありますけど。

 

──では、相手がどうこうというよりは、自分がどうしたいかという感じですか?

 

新田 そうですね。相手がサウスポーなので、いろいろ試したいこともいっぱいあるって感じです。周りからは制裁マッチという扱いされているので、倒した方がいいのかなとは思うんですけど、別に他の人のために戦うわけじゃないし、あんまり力みすぎるのもよくないですからね。ただ絶対に圧勝して勝つというのはのマストかなと思ってます。

 

 

──今年、日本で初めての試合ということですが、今、日本でとか『KNOCK OUT』で何か目標だったりモチベーションだったりはあるんですか?

 

新田 今は、『KNOCK OUT』でREDスーパーフェザー級のベルトを目指そうかなというのはありますね。あとは、この間ONEに出て負けちゃったので、もう1回リベンジに行きたいというのもあります。

 

──相手の山本選手からメッセージがありまして、「新田選手はルックスもよくて強いのに、今の立ち位置なのはアレなので、お互いにバチバチの試合をした方がいいんじゃないか」ということなんですが……。

 

新田 ハハハ! 別に自分は何でもできるので、殴り合いでも大丈夫ですけど。逆に何か相手の方が変則的な感じだったと思うんですけどね(笑)。まあ、そういう試合をしたら盛り上がるとは思いますね。

 

──逆に、そういう試合をしたいんだったら打ち合ってこいよ、みたいな?

 

新田 そうですね。僕は逃げることはないんで。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

新田 何個か倒すパターンも持ってますし、いろいろやりたいことのパターンも作ってはいます。でも結局、力んだり緊張したりすると全部できなくなるので、それを何個こなせるかっていうのも、自分の中での課題ですね。

 

──日本での勝利もそろそろ欲しいところなのでは?

 

新田 そうですね(笑)。でも本当に調子はいいので、全然負けるイメージはないというか、気持ちは楽です。楽な気持ちで試合できれば勝てると思うし、周りからの期待とかも含めて気にならなくなったする部分もあって、自分の試合ができれば勝てるかなと。今までは本当に3~4割ぐらいしか動けなかったイメージがあったんですけど、最近は7~8割りぐらいは出るんじゃないかなと思ってるんで、そう考えると全然いけると思います。

 

──倍に上がってるじゃないですか。

 

新田 はい(笑)。なので自信はあります。やっと戦い方が分かったというか、20戦してだいぶ遠回りしてきた感じはあるんですけど。その分、ここからはそれがうまくハマれば、もう意外とすぐに上に行けるんじゃないかなと思いますね。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

新田 今まで、面白くない試合をしてたので、今回は面白い試合をしようかなと思ってます。なので、龍聖選手が第1試合をやりたかってましたけど、自分も第1試合でもいいんじゃないかなと思ってるんですよ。僕が最初から盛り上げたいですね。山口さんには何も言ってないですけど(笑)。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

プロフィール  

新田宗一朗

所属:クロスポイント吉祥寺

生年月日:1996年4月2日生

出身:沖縄県西原町出身

身長:179cm 

キック戦績:16戦9勝(4KO)3敗4分