2024/07/24
8.4 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.3|下地 奏人インタビュー公開!
8・4MAROOMS presents『KNOCK OUT 2024 Vol.3』の「KNOCK OUT-REDライト級/3分3R・延長1R」で髙橋亨汰と対戦する下地奏人。昨年末の栗秋祥梧戦で初参戦を果たすはずが計量オーバーで試合中止、不戦敗で初黒星もつけてしまった下地は、カンボジアでの勝利を経て改めて後楽園のリングに立つ。そんな下地が試合で見せたいものとは?
──昨年12月に『KNOCK OUT』に初参戦して栗秋祥梧選手と戦う予定でしたが、体重オーバーで中止になった件は残念でした。あの時はどういう状況だったんですか?
下地 自分の中でも大きい試合というのもあって、いつもと減量の方法を変えたんですよ。減量にフォーカスするよりも、勝つためにメチャクチャ動いて落とすというやり方にしたんですけど、それがうまくいかなくて。あの時は栗秋選手や関係者の方々にご迷惑をかけて、申し訳なかったです。
──ではその後は、また反省を生かして減量に取り組んでいる?
下地 はい。自分のやり方を崩してまでその方法をやってダメだったというのもあったので、元のに近い方法でしっかり落とすのを最優先にしようということに、自分の中で落ち着きました。今回もそんな感じです。
──そこから今回の試合までの間に、カンボジアでダウンを奪っての判定勝ちでした。その試合はいかがでしたか?
下地 栗秋戦で戦績に初めて黒星がついて、そこからの復帰戦ということもあって勝ちにいこうと思ったんですよ。ただ1敗がついたことでどこか吹っ切れたところもあって、ガツガツいけたというのもありますし、今までと違った動きができた試合でしたね。
──クンクメールの大会についてはいかがでしたか?
下地 日本で、沖縄県外でやるよりは、自分の中ではやりやすい感覚がありました。プレッシャーもあまり感じませんでしたし。ただ、移動時間が長かったのがちょっと大変でした(笑)。移動に半日ぐらいかかったのは、ちょっとキツかったです。
──今回は髙橋亨汰選手との試合ですが、相手の印象は?
下地 オールマイティーで、何でもできるイメージですね。REDルールですし、ヒジには気をつけたいと思います。これまでの試合ではヒジありの方が多いんですけど、髙橋選手はよりヒジを多く使ってくるイメージがあるので。左ミドルもですけど、一番はヒジですね。
──『KNOCK OUT』の後楽園大会には初めて上がることになります。そこについては?
下地 今回は計量もしっかりクリアして、勝ちに行きたいです。その上で、前回見せられなかった自分を見せたいです。
──どういうところを一番見せたいですか?
下地 髙橋選手のスタイルは自分とけっこう噛み合いそうな気もしますし、読み合いというか、ムエタイの駆け引きみたいなところも出てくるのかなと思うので、そこらへんも見てほしいです。
──最終的にはどう勝ちたいですか?
下地 狙って倒したいというものあるんですけど、一番は完封したいという気持ちが強いです。あと、楽しい試合ができたらいいなと思ってます。
──楽しい試合というのは、自分がやっていて楽しめる試合ということですか?
下地 そうですね。ノリノリになれる試合というか。自分でも、噛み合った時にノれる感覚があって、髙橋選手だったらそういう試合ができそうだという期待があります。そういう試合をした上で、倒して勝てればいいですし、最低でも完封できればと思います。
──その上で、今後『KNOCK OUT』ではどうしていきたいですか?
下地 今回の試合を終えてみないと分からないですけど、またスーパーフェザー級でやってみたいという気持ちもあるので、そこを目指すのかどうかも考えていきたいです。
──今19歳なので、まだ体も大きくなりそうですが。
下地 周りからは「大きくなってる」と言われますね。自分でも、プロ1年目の頃に比べたらパワーがついてるというのを感じてます。そのあたりも含めて考えていきたいです。
──沖縄からの参戦ですが、周りの応援については?
下地 東京に住んでる知り合いが応援に来てくれたり、地元の知り合いは配信で見て応援してくれます。家族は沖縄から来てくれますけど。どっちにしても応援してもらえるのは力になります。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
下地 前回見せられなかった「下地奏人」を見せたいです。ファイトスタイルだったり勝つ姿勢だったり、そういうのを見せられる試合をしたいと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
下地 奏人
所属:RIOT GYM
生年月日:2004年10月8日生
出身:沖縄県宜野湾市
身長:170cm
キック戦績:9戦8勝(2KO)1敗