2024/08/06
10.12 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5|対戦カード&参戦選手発表記者会見レポート
2024年10月12日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5』の対戦カード発表会見が5日(月)、都内にて行われ、3カードが発表され5選手が登壇した。
■KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦3分3R・延長1R
チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)vs.栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
最初に会見に登壇したのは、栗秋祥梧とチュームーシーフー。2人は、龍聖が返上したKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座を争うこととなった。
栗秋は今年6月にKNOCKOUT-UNLIMITEDルールで中村優作を1RKOで下し、8月4日に開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.3』でチュームーシーフーが元山祐希をハイキックでKOした直後、リングに上がり対戦を要求したことで今回のタイトル決定戦につながった。
会見で栗秋は「タイトルマッチ以前に、強い選手だなと思っていたので、ここは倒してKNOCK OUTの強さを見せたい」とあらためて意気込みを語った。対するチュームーシーフーは「栗秋選手はとても強い素晴らしいファイター。2人がリング上で試合をすれば、素晴らしい戦いになると思います」と好勝負を約束した。
両選手とも穏やかな会話を交わすかと思われたが、印象を聞かれた栗秋が「昨日、試合を見て警戒するところはない」と挑発。チュームーシーフーは「私も特に思いつかないけど、どの選手も優れたところがあるので、そこを出し合いたい」と大人の対応。
だが栗秋がチュームーシーフの打撃について「東京に来てアゴで倒れたことないんで大丈夫かなと。僕のパンチは強いので、瞬殺します。1Rで仕留める気持ちはあります」とKO宣言。さすがにムッとしたのかチュームーシーフは「龍聖を眠らせたことを分かっているのか?」と龍聖からダウンを奪ったことを引き合いに出して応戦した。
笑みを浮かべた栗秋は「彼は彼、僕は僕。アゴが強いので、倒せるものならば倒してみろと。そこにパンチを合わせてやるから。僕は龍聖とは違います」と止まらない。チュームーシーフは「アゴが強いとか強くないとか関係ない。龍聖もそうでしたが、自分の拳が硬いので覚えておいてください。眠らせてあげます」と負けずにKOを宣言した。
自分のペースに引き込んだ栗秋は、「今までフェザー級は龍聖が背負ってきたので、それをしっかりと引き継いで、やっぱり栗秋が強いというところを見せたい」と語ればチュームーシーフは「チャンピオンベルトが好きなので、それ以外に興味はない。王者になるのは私です」と負けずに返した。
■KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝3分3R・延長1R
渡部太基(TEAM TEPPEN)vs.西川康平(8ball fitness)
■KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝3分3R・延長1R
漁鬼(SHINE沖縄)vs.中島玲(フリー)
そして、KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメントに出場する選手たちもバチバチの展開となる。会見を欠席となった中島玲は「準決勝、決勝ともに自分が勝って、10月はボコボコにして大阪へ帰りたい」とメッセージを送り自信を見せた。
中島と対戦する漁鬼は「ずっとトーナメントに出たいと言ってきたので、オファーをもらえて嬉しいです。中島選手はバズーカ巧樹選手をKOして強いと思います。でも、ボクシングからこっちにきて自分が強いと勘違いしていると思うので、キックは甘くないとぞというのを教えてあげたい。パンチは強いけど、キックには対応できないと思うので、キックボクシングをしたら勝てるかなと思います」と余裕の発言を残した。
西川康平と対戦する渡部太基は「トーナメントということで現役生活もラスト半年を切ったので、タイトルを獲りにいきたい。負けてどうなるかと思ったけど、呼んでもらえて嬉しい」とコメント。西川は「前回、中島君とやって舐め腐った状態で試合をしたので、今回はチャンスをもらったので全力で倒しに行きます」と意気込みを語った。
ここまでは穏やかな感じの3選手だったが、決勝で戦いたい相手を聞かれると一変する。渡部は「どっちとかはないですけど、どっちも強いのでやりたいですね。漁鬼選手に負けているので、やり返して優勝したい」とリベンジをはたして優勝するのが理想という。
西川は「今日初めて、対戦相手が分かった。渡部選手は前から知っていて、2人のことは知らなかったんだけど、せっかくならば決勝で渡部選手とやりたかったけど(準決勝で戦うことになって)しょうがない」と残念そうな深いため息。
これを聞いていた漁鬼が「知らないと言われたけど、僕も知らないんで。どうせ渡部選手が勝つんで」と西川を挑発する。西川は「ちょっと、この小僧と初戦でやって最後に渡部選手に変えてもらえないですかね」と山口代表に対戦相手の変更を依頼する場面も。
漁鬼は「いやいや、こっちが決勝みたいなものだから。俺は渡部選手に勝っているし」と反論。西川は「あのー、ここブレイキングダウンじゃないんだから」と一蹴すると、漁鬼は「お前から言ってきたんだろ。それは、こっちのセリフだ!」と返した。
さらに西川は渡部の目から気合いが感じられたと言いつつ、「隣にいるやつの目は泳いでいた」と再び漁鬼を挑発することに。漁鬼は「お前、俺の試合を見たら試合したくないと言うぞ」と返すも「見ないから」と西川は笑い飛した。
最後まで漁鬼は「見ても見なくても、どうせ倒されるから」と応戦したが、西川の余裕の笑みを消すことはできなかった。はたして、西川と漁鬼の対決は実現するのだろうか。
栗秋とチュームーシーフの試合は激闘の予感があるが、KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメントも負けないくらいに熱い戦いが見られることになりそうだ。
<決定対戦カード>
■KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦3分3R・延長1R
チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)vs.栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
■KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝3分3R・延長1R
渡部太基(TEAM TEPPEN)vs.西川康平(8ball fitness)
■KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝3分3R・延長1R
漁鬼(SHINE沖縄)vs.中島玲(フリー)