2024/08/13

『KICK BOXING JAPAN CUP 2024』|参戦選手発表記者会見レポート

 

 

 

 2024年8月8日(木)都内にて記者会見が行われ、KNOCK OUTとNJKFの合同イベント『KICK BOXING JAPAN CUP 2024』の開催が発表された。

 今大会では、純粋なキックボクシングルール、ヒジあり、55.0kg契約の日本最強決定トーナメントを開催。KNOCK OUT、NJKF、BOM,イノベーション、スックワンキントーン、各団体の王者もしくは王者候補の8人が集まり、11月10日のNJKFで一回戦、準決勝・決勝戦が12月30日のKNOCK OUT横浜武道館大会で行う。

 

 

 

 

 会見に出席したKNOCK OUT・山口元気代表は「ヒジありの選手が輝く舞台が限られている中で何か盛り上げること出来ないかとNJKF・武田(幸三)プロデューサーとミーティングを重ねてこういう流れになりました」と、開催に至った経緯を説明。

 同席した武田Pは「現役時代、私がプロデビューした当時、山口さんはMAフライ級のチャンピオンとして活躍する大先輩で、プロモーターとしても大先輩で勉強させていただいています。私たちはヒジありキックボクシングで現役生活を頑張ってきたので、その後輩であるヒジありの選手たちに夢の舞台を提供してあげたいと思い、実現することになりました。とにかくヒジありの選手たちが輝ける場所をこれから作っていきたい」と挨拶した。

 出場選手は、壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)、古村光(FURUMURA-GYM/第3代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)、森岡悠樹(北流会君津ジム/スックワンキントーンスーパーバンタム級王者)、前田大尊(マイウェイジム/Japan Kick Boxing Innovationフェザー級2位)、嵐(キングジム/NJKFバンタム級王者)、一航(新興ムエタイジム/Bigbangスーパーバンタム級王者)、真琴(誠輪ジム/NJKFスーパーバンタム級王者)、佐野佑馬(創心會/WMC日本スーパーバンタム級王者)の8名が出場決定。

 トーナメントの組み合わせ、優勝賞金は後日発表。山口代表は「優勝者はONEに出られる可能性もあるし、国内でさらに大きな舞台を作っていく考えもあります」と展望を明かした。

 

 

 

 

 KNOCK OUT代表として出場する壱は「vs.他団体、vs.世界を掲げて、世界の方ではONEに挑戦させてもらったり、チョークディー選手と試合をさせてもらって、他団体の方でも舞台を用意してもらってありがとうございます」とあいさつ。

 会見中に一回戦での対戦を要求する嵐に対し、「山口さん、こっち試合決定でいいですか?  BreakingDownみたいなことはやめて欲しいので。ここ試合決定で」と怒りを露わに。決勝戦で対戦したい相手については「森岡か古村とのKNOCK OUT対決でKNOCK OUTの強さを見せられたら」とKNOCK OUT勢との頂上決戦を目指すという。

「優勝候補は僕で間違いないので、勝つのは大前提。魅せる内容で勝ちます。優勝します」と優勝宣言した。

 

 

 

 

 続いて、古村は「スーパーバンタム級でやっと最強トーナメントが出来るのを嬉しく思います。自分が優勝して、ここからもっと世界に行きたいので、まずはここで優勝したいです」と世界に行くための通過点にしたいという。

 対戦したい相手については「自分が知ってるのは一航選手くらいですが、一航選手とやりたいというのはなくて誰でもOK。誰でもぶっ飛ばすだけ。自分は打撃のパワーに自信があるし、倒す力もあるんですけれど、せっかくヒジありなのでボッコボコにヒジ打って血まみれにしてやろうかな」と特に意識していないという。

「KNOCK OUTはこれからもっと大きくなる団体なので、まず自分がKNOCK OUTの九州大会を盛り上げて、そのあと自分がKNOCK OUTの顔になっていくつもりです。その予定でどんどん進んで行くので自分が一番というのを証明したい」と力強く意気込んだ。その他の出場選手のコメントは以下の通り(森岡は会見欠席)。 

 

 

 

 
■前田大尊(マイウェイジム/Japan Kick Boxing Innovationフェザー級2位)
「よく聞かれるんですが本名です。僕は実績も知名度もないので、優勝して一気に知名度を上げて皆さんに知ってもらえるように頑張ります。
(誰と戦いたいか)みんな強いと思うけれど、僕は一航選手とやりたい。僕はハイキックでダウン奪って勝っているんですけれど、その後はボロボロに耐えて勝ったので納得いく形で勝ちたいです。
(誰にも負けない点は?)技術とか経験で言うと僕が一番浅いんですが、熱量とか計画性、どんな練習をしていくべきなのかっていう成長速度は僕が一番長けているのではないかと。
(自分の団体、持っているベルトに対する誇りについて)こんな豪華なメンバー中で言うのも恥ずかしいんですけれど、僕はベルトを持っていなくて王座決定戦を2回逃していますが、そういったところで経験は積めているのではないかなと思います。このトーナメントで優勝して一気に知名度を上げて結果を残していきたいと思っています。
(ヒジあり、首相撲からの攻撃無制限というこの純キックボクシングルールで何を見せたいか)僕は首相撲とかヒジで目立てる選手ではないと思っているんですけれど、そういったところにも力を入れてさらなるパワーアップをしていければいいと思っています」

 

 

 

 

■嵐(キングジム/NJKFバンタム級王者)
「みんな弱そうなので、俺が一番かなって思っています。特にコイツ(=壱)をぶっ飛ばすので、俺は。
(壱と対戦したい理由)顔がキモイ、以上。
(誰にも負けない点は?)気持ちですかね。
(自分の団体、持っているベルトに対する誇りについて)NJKFはKNOCK OUTより知名度はないので、俺がここで全部喰ってNJKFを一気にドカンと世間に知らしめようかと思います。
(ヒジあり、首相撲からの攻撃無制限というこの純キックボクシングルールで何を見せたいか)ヒジありでも無しでも俺の試合は何でも面白いので、それを見てくれれば」

 

 

 

 

■一航(新興ムエタイジム/Bigbangスーパーバンタム級王者)
「この凄いメンバーの中に自分も混ぜていただいて、このトーナメントで優勝したら間違いなく55kg最強だと思うので、死ぬ気で獲って自分が一番だということを証明します。
(誰と戦いたいか)自分は前田選手にも真琴にも負けてしまっているのでリベンジもしたいですが、他も強いメンバーなので誰と当たっても絶対に圧勝して自分が一番目立ちたいと思っています。
(誰にも負けない点は?)自分も経験がある方だと思いますし、小さい時からやってきて技術面でも全員に負けない自信があります。
(自分の団体、持っているベルトに対する誇りについて)NJKFのベルトはアマチュアの頃から30kgくらいから全部獲ってきているので、NJKFに育ててもらっているので優勝してNJKFが一番強いぞってことを見せつけます。
(ヒジあり、首相撲からの攻撃無制限というこの純キックボクシングルールで何を見せたいか)自分は小さい頃からムエタイをやってきて、ヒジも首相撲もありのルールを小さい頃からタイでやってきているので、接近戦でも油断できないのがヒジありの面白いところだと思っています。なので全部使って面白さを見せていけたらと思っています」

 

 

 

 

■真琴(誠輪ジム/NJKFスーパーバンタム級王者)
「55kgの強い選手が集まったトーナメントやと思っているので、ここで圧倒的に優勝して僕が最強ってことを証明しようかなと思います。
(誰と戦いたいか)あまり知ってる選手おらんのですが、嵐選手とやりたいですね。NJKFでキャラもあって目立っている選手を決勝で倒して僕が優勝しようかなって思っています。
(誰にも負けない点は?)技術もそうですけど、自信が一番ある。
(自分の団体、持っているベルトに対する誇りについて)NJKFがヒジありで一番強い団体ってことを、僕がこのトーナメントでKNOCK OUTの選手たちに見せるので注目しておいてください。
(ヒジあり、首相撲からの攻撃無制限というこの純キックボクシングルールで何を見せたいか)最近やったらRISEとかのヒジなしの打撃だけのルールも面白いけれど、ヒジって一発で終わるし、血が出たり派手さがヒジありはあるので、ヒジありルールが一番刺激的。僕のヒジも見といてほしいです」

 

 

 

 

■佐野佑馬(創心會/WMC日本スーパーバンタム級王者)
「素晴らしい大会に呼んでいただきありがとうございます。精一杯頑張るのでよろしくお願いします。
(誰と戦いたいか)僕はよく分からなくて、誰とやってもアツい試合をしたいと思っているので誰でもかかってこいという感じです。
(誰にも負けない点は?)僕は左ミドルをめっちゃ蹴る選手なので、キックボクサーなので蹴りまくってみんなを倒したい。
(自分の団体、持っているベルトに対する誇りについて)BOMが一番ムエタイは強いと思っているので、ムエタイの技術を全部見せられるように僕が頑張っていきたいと思います。
(ヒジあり、首相撲からの攻撃無制限というこの純キックボクシングルールで何を見せたいか)ヒジありはいろいろな技術があって、そういう技術面も分かる人は分かるので、そういう面では面白いと思います。ヒジありの方が僕は好きですね」