2024/09/07

10.12 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5|対戦カード発表記者会見レポート

 

 

 

 2024年10月12日(土)後楽園ホールにおいて開催される、MAROOMS presents『KNOCK OUT 2024 vol.5』の対戦カード発表記者会見が行われ、対戦カードが発表された。

 

■KNOCK OUT-BLACK女子-48.0kg 契約/3分3R・延長1R
ぱんちゃん璃奈 (フリー/元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級、アトム級2階級制覇王者)vs美伶 (WARRIOR OSAKA)

 

 

 ぱんちゃんは、元KNOCK OUT女子2階級制覇王者であり、戦績は19戦 18勝(4KO) 1敗と高戦績。今年5月、巌流島でキャリア初黒星を喫したが、今年6月にはアイリン・ゴンザレスに判定勝ちで復活を果たしている。

 

 美伶との対戦について、「1週間前にお話を頂いて、秒で『やりたいです』と返事をさせていただきました。やっぱり外国人と戦う時はフィジカル勝負、日本人で皆が知っている選手だと、他の選手との比較材料にもなります」と述べ、今回の対戦に対する意気込みを語る。また、「(美伶に)倒されている選手がいる中、自分は圧倒的に勝つというのが日本人と戦う時のポイントです。本当に強い選手だと思っています」とコメントし、相手を高く評価しつつも、自信を持って試合に臨む姿勢を見せた。

 

 さらに、試合の準備については「ウエイトは週に1、2回ですけど、和田さんにフィジカルを見てもらって、重りも100kgでやっているので出力が上がりました。前回の試合からも休みなくトレーニングを続けているので、変わった姿が見せられるかなと思っています」と語り、肉体的にも万全の状態であることを明かした。続けて、「ディフェンスだけだと面白くないと思うので、攻めるところと、危なく殴りに行っていたので、ディフェンス&オフェンスで行こうと思います」と攻守両面での戦術を意識していることも明かした。

 

 対戦相手の美伶が持つパンチ力についても言及し、「美伶選手はパンチがあって倒せる選手。女子選手で倒せるパンチを持つ選手は希少で、なかなかいないので、楽しみな試合です」と期待を寄せつつ、「打たれ強いですし、日本人に倒されたら、終わりなので、倒せるものなら倒してみろって感じです」と、強い自信と決意を示した。

 

 

 対する美伶は、K-1グループから参戦するファイター。戦績は5戦4勝(1KO)1敗で、空手時代は様々な大会で実績を残し、第8回K-1アマチュア全日本大会・チャレンジBクラス 女子-50kgで優勝を果たしたことがある。

 

 ぱんちゃん璃奈との対戦について、「ぱんちゃん選手受けてくださって、ありがとうございます。強いのは知っていますが、いろいろあって有名人なので、これ勝てば美味しいかなと思っています。しっかり勝とうと思います」と語り、自身にとってこの試合が大きなチャンスであることを認識する。

 

 また、試合に対する意気込みとして「K-1以外の団体は出たことがないので、ルール自体が初めて。でも関係ないですね、倒したらいいかなと思っています」と述べ、ワンキャッチワンアタックルールでも’’倒せば関係ない’’と言わんばかり。ぱんちゃんの試合をそこまで見たことがないという美伶。記者からの質問では、「女子格闘技ってただでさえ、面白くないと思われているので、そういう変なことして盛り上げんなよっていう感じです」との印象を語っていた。

 

 KNOCK OUTとK-1という異なるリングで培われた二人の実力者がぶつかり合う注目の対決である。山口元気代表も、「ぱんちゃんも(対戦が決まり)凄く喜んでいたような、『強い選手と出来るのが嬉しい』という雰囲気は感じました」と語り、両者の戦いに大いに期待を寄せている。ぱんちゃん璃奈と美伶、両者の戦いは観客を大いに魅了することになるだろう。試合当日、後楽園ホールでの熱戦を期待したい。

 

ぱんちゃん璃奈
「1週間前にお話を頂いて、秒で『やりたいです』と返事をさせていただきました。やっぱり外国人と戦う時はフィジカル勝負、日本人で皆が知っている選手だと、他の選手との比較材料にもなります。(美伶に)倒されている選手がいる中、自分は圧倒的に勝つというのが日本人と戦う時のポイントです。本当に強い選手だと思っていますし、宮田(充Krushプロデューサー)さんが貸してくださったおかげで、盛り上がる試合になると思っていますし、死ぬ気で勝ちに行きます。

 

(対戦相手の印象、強さを感じる点は)元々対戦が決まる前から、女子選手で同じ階級の選手は見ていますけど、やっぱりストレートでいつも倒す、ダウンを取ったりKOしているので、中々48kgでそんな選手はいないと思います。強いなと思っていますし、油断せずに警戒して、試合に臨もうと思っています。(変なことして、盛り上げんなよというコメントを受けて)それに関しては、何も言い返せないです。ただ、K-1の女子は全然話題になっていないので、そこで私と戦うことで、やっぱり見てもらえるきっかけになると思うし、『勝ったら美味しい』と思ってもらえるのは嬉しいとは思います。

 

(K-1グループの選手とは初対戦になるが)以前から、(高梨)knuckle(美穂)とやらせていただきたいと言っていたのですが、ちょっと試合最近されていないので、48kgでランキング1位が美伶選手かなとは思います。(山口代表から今大会は3試合が女子マッチ、KNOCK OUT女子の中心選手として)私は他の選手のことは気にしていないですし、他の選手は57kgとかで戦うこともないので。意識していないですし、自分がしっかり戦って、お客さんに見てもらう。他の選手は頑張ってくださいとしか思わないです。(12cmの身長差については)私は今日高い(靴を)履いちゃっていますが、いつもこれくらいの身長差が普通なので、いつもと変わらないです。

 

 

(ゴツくなっている印象を受けるが)ウエイトは週に1、2回ですけど、和田さんにフィジカルを見てもらって、重りも100kgでやっているので出力が上がりました。前回の試合からも休みなくトレーニングを続けているので、変わった姿が見せられるかなと思っています。(前回はディフェンスがテーマだったが、今回は)ディフェンスと攻撃を意識しています。ディフェンスだけだと面白くないと思うので、攻めるところと、危なく殴りに行っていたので、ディフェンス&オフェンスで行こうと思います。(倒す気満々な相手に対して)それは絶対にないと思っています。打たれ強いですし、日本人に倒されたら、終わりなので、倒せるものなら倒して見ろって感じです。私のアンチは『私が倒されるかも』っていうので、見てくださると思うので、美伶が倒すって言ってくれた方が、アンチが盛り上がるので、どんどん言ってもらって大丈夫です。

 

(海外のファイトキャンプ予定は)大阪、東京、タイの3つで練習していたけど、ほぼ東京に変えました。色々行き過ぎて変えられなくなってしまっていて、どのトレーナーさんに言われたこともやろうとして、訳が分からなくなったので、今は東京だけでやっています。(良太郎さんと準備をするのか)ミット打ちは一人に絞って、良太郎さんだけにしています。今だと、私が勝つのが7(相手が3)だとトレーナーさんとも話しているので、9~9.5まで持っていきます。作戦は立てているので、その通りに行けば圧勝できると思います。(フィジカルトレーニングのデッドリフトは)最近始めたばかりで3週間で100kgでやっています。(美伶の掴んでヒザは辞めてほしいというコメントに)それはルールなのでね。(交流のある高梨knuckle美穂が美伶に延長判定勝ちを収めているが)カード決まったことも伝えていないですが、何度も練習をさせていただいているので、強さも分かっているのでやりたいと思っているので。美伶選手はどっちが勝つか分からない試合をしていたので、お話をいただいた時に、自分はknuckle選手ともやりたいけど、knuckle選手が勝った相手ともやりたいなと思いました。(knuckle選手以上の試合内容で)延長までは行こうと思っていないです。(勝ってK-1選手を引きずり出したい思いは)宮田さんにも伝えましたが、勝ったら美伶選手以外にやりたい選手はいないです。美伶選手が勝っている選手になるので、knuckle選手以外は今のところはいないですね、出て来たら分からないですけど」

 

美伶
「押忍。K-1から来ました、WARRIOR OSAKAの美伶です。ぱんちゃん選手受けてくださって、ありがとうございます。強いのは知っていますが、いろいろあって有名人なので、これ勝てば美味しいかなと思っているので、しっかり勝とうと思います。(対戦相手の印象、強さを感じる点は)あんまり試合は、見たことがないですけど、前蹴りがちょっと嫌なのかな。それだけです。(試合よりもぱんちゃん選手の話題性で知っていたのか)そうですよね、はい。知っています。(どう思っていたか)別に思うことはないですけど、女子格闘技ってただでさえ、面白くないと思われているので、そういう変なことして盛り上げんなよっていう感じです。

 

 

(12cmの身長差については)空手のころからデカい選手とやっていたので、身長差は気にしていないです。(他団体に乗り込む意識は)K-1以外の団体は出たことがないので、ワンキャッチワンアタック、ルール自体が初めて。でも関係ないですね、倒したらいいかなと思っています。空手の時は掴みは無しだったと思います。(ぱんちゃんのファンも試合を見るが、どうアピールしたいか)でも、やっぱり一番は倒すのがいいかな。見てもらったら分かるかなって。(ぱんちゃんは絶対に倒されないと発言したが)身長が高い方が倒せるんですよ。だから、頑張って立っといてください。(仮にいい結果が出た場合、KNOCKOUTに参戦したいか)KNOCK OUTに参戦はホンマにしたくないです。K-1ルールで試合がしたいです。ワンキャッチワンアタックとか訳が分からないので、キャッチ無しで打ち合ってくれますか、お願いします。(組みヒザは)しないでやってほしいですね。対処しますけど」

 

 

■スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK-55.5kg契約/3分3R・延長1R
古木誠也 (G1 TEAM TAKAGI/初代KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級王者)vs国本真義 (MEIBUKAI/HOOST CUP日本バンタム級王者、元WMCインターコンチネンタル バンタム級王者)

 

 

 古木は抜群の強打で、10勝利中8KOと高いKO率を誇る。今年8月には、初の外国人戦を迎え、アルゼンチンのペルシバルに3R左フックでKO勝ち。勢いそのまま、今大会に出場する。対する国本は、HOOST CUP王者として、KNOCK OUTに殴り込みをかける。関西のリングを主戦場とし、アクセル、ホーストカップ、シュートボクシング、REBELS、BOMなど数々の団体に参戦しており、戦績は50戦を超える。

 

 古木は、KNOCK OUTを代表して戦う決意を語り、「10月までしっかり仕上げて、きっちり勝ちます。相手は自分より戦績が多いのでテクニックはすごくあると思いますが、自分はいつも通りの戦いをして倒します」と述べ、試合に向けた強い意気込みを見せた。

 

 さらに、国本の「削っていく」という発言については、「自分が削られる前に倒しに行きたい」と答え、攻めの姿勢を崩さない考えを示した。また、「自分の試合はみんなKOを期待していると思うので、それを見せたいです」とし、1R目から全力でKOを狙いに行くことを宣言した。対戦が王者対決であることについてじゃ、「自分はKNOCK OUT代表でここに立たせてもらっているので、絶対に負けない気持ちで勝ちます。他団体のチャンピオンを倒していきたい気持ちもあるので、強い人はどんどん倒していきたい」と話し、KNOCK OUT王者としての誇りと闘志を見せた。

 

 

 対する国本も、HOOST CUPチャンピオンとしての意地を示し、「HOOST CUPのベルトを背負って戦いますので、絶対に負けるわけにはいかないです。しっかり仕上げて、試合に臨みます。応援よろしくお願いします」とコメントし、ベルトの重みと自らの責任を強調した。古木の強力なパンチについては、「映像では凄いパンチ力で、どんどんKOをしているんですけど、僕は50戦以上やってKO負けはないので、KO負けすることはないと思います。しっかりと対策を練って、勝ちに行きます」と語り、過去の戦績からも自信を持って試合に臨む姿勢を見せた。

 

 古木の強打と国本のテクニックがぶつかるこの試合は、ファンにとって見逃せない一戦となるだろう。果たして、どのような結末となるか。

 

古木誠也
「(試合へ向けての意気込み)10月までしっかり仕上げて、きっちり勝ちます。(相手の印象は)自分より戦績が多いので、テクニックは凄くあると思います。自分はいつも通りの戦いをして、倒します。(国本の貰うところは貰ってくれるとのコメントを受けて)特に気にせず、いつも通りに行きます。自分は貰っちゃうところもあるけど、打ち合いになれば自分が勝てるので、倒します。

 

(王者対決、団体を背負った気持ちは)自分はKNOCK OUT代表でここに立たせてもらっているので、絶対に負けない気持ちで勝ちます。(他団体のチャンピオンを倒していきたい気持ちはあるか)強い人はどんどん倒していきたいです。(相手の削っていくという発言には)自分が削られる前に倒しに行きたいです。(自身のパフォーマンスとしてのテーマは)前回は1、2Rで倒せなくて、3Rに(自身が)カットされてからガンガンいけたのですが、今回は1R目からガンガン行こうかなと思っています。自分の試合はみんなKOを期待していると思うので、それを見せたいです」

 

国本真義
「(試合へ向けての意気込み)HOOST CUPチャンピオンの国本です。HOOST CUPのベルトを背負って戦いますので、絶対に負けるわけにはいかないです。しっかり仕上げて、試合に臨みます。応援よろしくお願いします。(相手の印象は)映像では凄いパンチ力で、どんどんKOをしているんですけど、僕は50戦以上やってKO負けはないので、KO負けすることはないと思います。しっかりと対策を練って、勝ちに行きます。

 

(どんな試合にしたいか)古木選手の長所を潰しながら、しっかり削って削って倒せるところを狙っていきます。映像を見させていただいて、パンチ力はありますが、(攻撃を)貰うところはしっかり貰うので、隙を突いて倒しに行こうと思っています。(王者対決、団体を背負った気持ちは)僕はずっとHOOST CUPさんで試合をやらせていただいていて、長年狙っていたベルトをやっと獲れたところです。恩返しじゃないですが、せっかく獲ったベルトを傷つけることは出来ないので、対抗戦で勝って、ベルトの価値を上げていきたいです。

 

(KNOCK OUTファンにどんなところを見せたいか)REBELS時代は出させていただいていたのですが、KNOCK OUTになってからは初めてです。僕は、しっかりと削って削って、嫌がるところを突いていくので、古木選手の隙を突くような、一瞬の攻防に期待して頂ければと思います。(古木選手は打ち合うなら自分が勝つと言っていました。打ち合う気はありますか)状況は見ながら、まずは殺しながら、時を見て打ち合いに入れればと思います。

 

(試合のテーマは)古木選手の持ち味はパワーだと思うので、僕はテクニックを使って、古木選手の良いところを潰すことを意識します。KO負けはしたことがないので、狙えるもんなら狙って見てほしいくらいで、頑張ってもらえればと思います。(相手の試合映像を見て、今現時点で攻略方が見つかったか)この攻撃は当たるだろうなっていうのは作戦は立てつつ、精度を上げる練習をしています。(相手が現役KNOCK OUT王者だが、勝てばタイトル戦も近づくが)正直意識はしていなくて、僕はHOOST CUPのチャンピオンとして、HOOST CUPの方が上だというのを証明できればいいかなと思っています」