2024/10/09

10.12 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5|富田 エレデネインタビュー公開!

 

 

「再修行を経ての後楽園、たくさん蹴って勝ちたい!」

 

 

10・12「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で佐藤優樹と対戦する富田エレデネ。2年前のデビュー戦後、実力不足を痛感して再びアマチュアで経験を積んでいたという富田は、再びの後楽園のリングに立てることに喜びを感じている。そのリングで、どう戦いたいと思っているのか?

 

 

 

 

 

──いきなりですみませんが、「エレデネ」というお名前は……。

 

富田 父がモンゴル人なんです。モンゴル語で、本当は「エルデネ」になるんですけど、「宝物」という意味です。

 

──そうなんですね。今回がプロ3戦目ですが、デビュー戦の後、8月の2戦目、プロ初勝利まで2年空いていますね。

 

富田 はい。もともと小学校の時に別のジムでキックボクシングをやっていて、1回やめて中高はバレーボールをやって、大学生になってまたキックをやり始めたんですね。それで数ヵ月後ぐらいにオファーがあってデビュー戦をやることになったんですけど、そこで自分の技術力とか体力とか、いろいろ足りないものが分かって、しっかりアマチュアからやろうと思って、またアマチュアで試合をしてました。

 

──そうなんですか! アマチュアでは何戦したんですか?

 

富田 10戦して9勝1敗で、『KNOCK OUT』アマチュアで2階級優勝しました。

 

──その期間で、プロとしてやる自信も再びついたと。

 

富田 そうですね。優勝できたというのはすごく自分の中で大きくて、もう1回挑戦したいと思って、今挑戦してるところです。クロスポイントに入会したのが大学2年の秋だったんですけど、今は4年生になって徐々に大学の授業も減ってきたので、そのタイミングでプロ練習にも参加させてもらったりしていて、2階級優勝した時に8月の試合が決まったという流れでした。

 

──その2年間で一番成長できたところというと?

 

富田 一番は、テクニックが向上したかなと思ってます。大学でまたやり始めた時はスパーリングとかもしてなくて、「これまでの経験と勢いでいけるでしょ」みたいな軽い考えだったんですけど、それがデビュー戦で見事に崩れ落ちて。首相撲をすごく狙われていたので、首相撲を練習したり、パンチをもらわないように距離を取って自分がカウンターを当てるとか、そういった練習に重きを置いていたので、ディフェンス面とかが以前よりは向上したかなと考えてます。

 

──今年8月の勝利は、そこが生かせた?

 

富田 そうですね。被弾もそれほどなく、自分のやりたいことがうまくできたかなと思ってます。

 

──8月の試合は、実質的に再デビューみたいな形ですよね。またプロでやろうという時に、具体的な目標とかは考えましたか?

 

富田 プロでは前回負けてしまったので、絶対勝ちたいという思いで、とにかく1勝を掴みたいという思いでやってました。

 

 

 

 

──その上で今回の後楽園大会、相手の佐藤優樹選手の印象は?

 

富田 佐藤選手とは、7月のKNOCK OUTアマチュアのトーナメントで対戦してるんですよ。なので、その時の映像をたまに見ています。ガツガツ前に来るタイプだったので、そこで自分の打ち終わりに攻撃をもらわないように意識しようと考えています。

 

──その上で、自分としてはどういう試合をして、どう勝ちたいと思っていますか?

 

富田 私自身が蹴りが得意なタイプなので、近寄らせることができないようにたくさん蹴っていきたいと思っています。今回、初めてのヒジありルールなので、チャンスがあればヒジも狙っていきたいです。

 

──以前はBLACKルールでしたが、どちらも対応できるように練習しているんですか?

 

富田 そうですね。基本的にはどちらでもという感じです。ただ、ヒジを練習し始めたのは、わりかし最近ですけど。自分としてはREDルールの方が向いてるのかなと思ってますけど、BLACKでもオファーがあったら挑戦したいです。

 

──そういう紆余曲折を経てまた後楽園大会に出場というのは、気合いが入るのでは?

 

富田 はい。前回プロデビュー戦でいきなり後楽園に立てて、こんなチャンスないと思って挑戦したんですけど、負けてしまったのが本当に悔しくて。やっぱりキックボクシングで有名な場所といったら、まず後楽園が浮かぶので、そこで一勝を挙げたいなと思っています。

 

──今は大学4年生ということでしたが、就活が終わったところですか?

 

富田 はい。就職先は決まったんですが、できれば就職してもキックは続けたいなと思っています。ただ学生のうちに出られる試合には出たいですね。

 

──では最後に、今回の試合で自分のここに注目してほしいというポイントはどこでしょうか?

 

富田 蹴りがすごく得意なので、自分の蹴り、特にミドルキックに注目してもらえたらと思ってます。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

富田 エレデネ

所属:クロスポイント吉祥寺

生年月日:2002年10月15日生

出身:東京都江戸川区出身

身長:175cm 

戦績:2戦1勝1敗