2024/11/15

12.1 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6|蛇鬼将矢インタビュー公開!

 

 

「上に行くために、今回は『蹴れるぞ』というところを見せます!」

 

 

12・1「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6」の[KNOCK OUT-BLACKスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]で中島弘貴と対戦する蛇鬼将矢。RIZIN、BreakingDownなどさまざまな場で数々の殴り合いを展開してきた蛇鬼が、新たに狙いを定めたのは『KNOCK OUT』のリング。中島との対戦はさぞ熱い殴り合いに……と思ったら、本人の目論見は違う模様。その内容とは?

 

 

 

 

 

──これまでいろんなリングに上がってきましたが、今回は『KNOCK OUT』に初参戦となりました。

 

蛇鬼 ちょうど『KNOCK OUT』が盛り上がってて興味を持ってたところに、マッチメイクをお願いしている人を経由して話をいただいたんですよ。すごくいいタイミングだなと思って。

 

──関心があったんですね。

 

蛇鬼 そうですね。いろいろ打ち出していて、面白いなと思って。自分の階級には今回対戦する相手が出てるというのも知ってたし、あとは一緒に練習したりしてた久井大夢君も出てたし。

 

──あ、久井選手とも練習していたんですね。さまざまなキック団体で試合を重ねていてRIZINにも、そこからBreakingDownに出場した時には驚きました。

 

蛇鬼 ですよね(笑)。あれもすごいタイミングやったんですよ。BreakingDownが出始めて、「面白いな」と思って見てたところで、「『BreakingDown VS プロ格闘家』みたいな企画があるんだけど、どう?」みたいな話が来て、「ぜひやらせてください」って返事したんです。そしたらその4日後にオーディションの連絡が来て、っていう流れでした。

 

──その時といい、今回といい、“持ってる”んですね。

 

蛇鬼 そうなんですよ! 僕、メチャクチャ持ってて。それだけで生きてるようなもんですよ、ハハハハハハ!

 

──いやでも、試合内容も結果もあってこそでしょうから(笑)。BreakingDownに出て、変わったことは?

 

蛇鬼 いやあ、すごいですよ。最初に出たのは「BreakingDown 10」やったんですけど、そこでKO勝ちしたらDMとかで携帯が鳴り止まなくなって。SNSもすごかったですね、ホンマに。街を歩いたら声をかけてもらえるようになったし。あのコンテンツって、格闘技に興味ない人も見るじゃないですか。一般の人も見るから、認知のされ方がすごいなと思いましたね。

 

──そこからまたキックボクシングの大会に出ると、物足りなくなったりしませんか?

 

蛇鬼 あっちにバーッと行ってもうたんですけど、僕の計画の中では、「以前出たRIZINにもう1回出たい」というのがあったんですよ。どうしたら出られるかと考えた時に、やっぱり認知度を上げないとイカンと思って、その頃にBreakingDownの話が来たので、出たんですね。そこでKO勝ちして狙い通りに認知されて、今年またRIZINが決まって……という感じで、そこは計画通りに行ったんですよ。ただ、他のプロ団体からもいくつかオファーはいただいてたんですけど、乗り気になれなくて、いくつか断ったりもしてて。

 

──その中で、『KNOCK OUT』は違ったと。

 

蛇鬼 そうですね。『KNOCK OUT』は急にバーン!と盛り上がってきてたので、ちょっといいかなと。10月に会場に行かせてもらいましたけど、観客も満員やし、すごい盛り上がりやったし、これはオモロいなと思いましたね。出られて光栄です。

 

──その第1戦の相手が中島弘貴選手になりました。印象は?

 

蛇鬼 ずっと前から見てた人で、僕が地下格で殴り合っとった頃から、K-1とかで活躍してるような人やったから、まさか自分が対戦するとは思ってなかったです。だからリスペクトはありますけど、今やったら負けるとは思わなくて。全然勝てると思ってます。モチベーションはメチャクチャ上がってますよ。

 

──中島選手もパンチが強いですが、やりたいのは殴り合いですか?

 

蛇鬼 いや、今回は「キックボクシング」しようかなと思ってて。いつも盛り上がりを優先してしまって、殴り合ってしまうんで、みんな僕に「蹴る」っていうメージがないだろうと思うんですけど、今回は蹴れるというところを見せて、最後は倒したいですね。

 

──今回は盛り上がり優先じゃなくていいんですか?

 

蛇鬼 盛り上げつつ、そういうところも見せつつ、というのが理想ですね。

 

──それは、『KNOCK OUT』でさらに上に行くことを考えて?

 

蛇鬼 それも想定してます。上に行くには蹴らないといけないんで、いい印象を与えて、勝ってつなげたいです。

 

──会場に来られていた10月大会では、BLACKウェルター級の王座決定トーナメント準決勝2試合がバチバチの殴り合いになって、大いに沸きましたよね。

 

蛇鬼 そうですよね(笑)。あの時に勝った中島玲君とも一緒に練習していて、メッチャ刺激をもらいました。もちろん、僕もあんな試合ができたらとは思うんですけど、会場を沸かすだけじゃなくて、どよめきに変えたろう、ぐらいの勢いで思ってるので。

 

──練習では蹴りもしっかりやっているわけですね。

 

蛇鬼 はい、もともと蹴りも自信あるんですよ。ただあんまり出してこなかっただけで(笑)。

 

──おそらく今年最後の試合になると思いますが、ここで勝って、来年は『KNOCK OUT』への継続参戦を狙っている?

 

蛇鬼 いや、30日も大会があるんですよね? 日にちがあるので、いい勝ち方ができてケガがなかったら、そこにもアピールしたいと思ってます。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

蛇鬼 やっぱり蹴りですね(笑)。「蹴れるぞ」というところを見せようかなと思ってます。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

蛇鬼 将矢

所属:team阿修羅道/TOPGUNGYM

生年月日:1989年5月31日生

出身:奈良県橿原市出身

身長:172cm 

戦績:23戦11勝(5KO)10敗2分

元NKBウェルター級王者