2024/11/18
12.1 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6|11月15日(金)タイ人3選手公開合同練習レポート
2024年12月1日(土)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6』の三大タイトルマッチに出場するデンサヤーム・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)、セーンダオレック・Y’ZDジム(Y`ZD GYM)、クンタップ・チャロンチャイ(TEAM KUNTAP)のタイ人3選手が公開練習を行った。
3選手ともシャドーボクシングの後にミット打ちを行い、鋭いパンチ・ヒジ、強烈なミドルを打ち込んで快音を響かせ好調をアピールした。
KNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦で良太郎 (池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI)と対戦するデンサヤームは「タイトルマッチに選ばれて嬉しいです。良太郎は首相撲が得意な選手ですが、自分はムエタイ技術で上回ります。KOできれればKOを狙いますし、ぜひKNOCK OUTのチャンピオンになりたい」とベルト奪取に向けてモチベーションは高い様子。
9月の前戦ではクンクメールとの対抗戦でエイ・マムリンプートングに延長RでKO負けを喫しており、「本戦で僕が勝ったと思ったのですが、相手は身長が高くパワーも凄くあり、延長戦でスタミナ切れを起こしたことで負けてしまいました。ムエタイの威信を懸けた戦いに負けて悲しかったのですが、結果には納得しています。大事な一戦で負けたことで、次の試合に向けてはしっかり練習しています」と敗戦を経験したことで身が入った練習ができたという。
「自分の方が今でも強いと思っています。ぜひ今回チャンピオンになって前回の負けを払拭し、機会があればエイと再戦したい。もう一回やれば必ず勝てます」とエイへのリベンジを目標にしているという。踊ることが好きだというデンサヤームは、ベルトを奪取し、入場だけでなく試合後に勝利のダンスを披露したいとも話した。
そして、KNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で大谷翔司(スクランブル渋谷)と対戦するセーンダオレックは「練習を毎日していて、調子は100%いいです」と笑顔。大谷とは6月大会で対戦し、2RTKO勝ちしており、「前回対戦してパンチと蹴りが巧い印象を受けましたが、私は初めてヒジ・ヒザなしのルールで新しいスタイルでチャレンジできたことで楽しむことができました。自分には向いているルールだと思ったので、今回もワクワクしていて、また対戦できるのが楽しみです。今回も絶対に勝ちます。相手も練習してもっと強くなっていると思いますが、前回とは違って今回は得意なミドルだけでなく全ての技を使って、短い時間で倒します」と返り討ちを予告。
どの技で倒すかとの問いには「秘密です(笑)。試合を楽しみにしてください。カッコイイ勝ち方を見せます」とニヤリ。今回KNOCK OUTのタイトルが懸かった試合となり、「モチベーションは高いです。今回勝てばベルトが獲れるというので前回よりも100倍強くなった姿を見せます」とベルト奪取に自信を見せていた。なお、リングネームの“セーンダオレック”の意味を聞かれると「スター(星)の意味でお父さんが付けてくれました。ベルトを獲ってKNOCK OUTの星になります」と答えた。
また、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級タイトルマッチで正規王者・津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)と対戦する暫定王者クンタップは、昨年11月にMASATO BRAVELYに判定で敗れて以来の試合となり、「練習中に左手を骨折したので休んでいましたが、今はすでに完治しています。津崎はガンガン前に出てきてパワー、スタミナがある印象があります。(2022年12月に)対戦した時と比べたら強くなっていると思いますが、一度勝っている相手なので凄く自信があります」と再戦も問題なし。「前回は判定で勝ちましたが、今回ははっきりした勝ち方で勝ちます。何で勝つかは秘密です。KOできればKOも狙っていきます」とKOでの王座統一も目指すという。
最後に、三大タイトルマッチは全て日本vsタイとなっていることについて聞かれると、タイ人3選手は揃って「タイ人・ムエタイ選手として負けられないという気持ちは強い」といい、気合いを入れていた。