2024年12月1日（土）東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6』の三大タイトルマッチに出場する良太郎 （池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI）、大谷翔司（スクランブル渋谷）、津崎善郎（LAILAPS東京北星ジム）の日本人3選手が公開練習を行った。

 

 

 

 

KNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦でデンサヤーム・ウィラサクレック（タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム）と対戦する良太郎 （池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI）

 

2024年2月に健太に判定で敗れて以降、約10カ月ぶりの試合となる良太郎は「いつもと変わらず、選手を指導しつつ自分の練習の濃度を変えてきました」と準備は万全の様子。デンサヤームについては「うまくて若くていい選手。警戒ポイント？　相手はサウスポーで、左ストレート、ヒジ、ヒザ、左ミドルとムエタイの選手は全部うまい」と警戒心を強める。

 

 

 

今回懸かっているタイトルは2023年9月にバズーカ巧樹に延長戦の末に敗れたことで2度目の挑戦なり、「以前と気持ちは変わらない。勝っても負けてもどっちに転んでもKOになるだろうし、良い方に転ぶように頑張ろうかなと」とKOでの奪取をイメージする。

最近はMMA＆キックボクシングのトレーナーとしても活躍し多忙な毎日を送っている良太郎は「教えてて、教え子に敵わないかと思って気持ちが退くんだったら辞め時でしょうけど、まだぶち殺してやろうと思えるから頑張れるんでしょうね」と苦笑い。

教え子が見ている中、負けられないというプレッシャーはないかとの問いには「勝っても負けても強い人は何も変わらない。今回初めてのベルトじゃないし、獲った日の気持ちが変わるだけ。獲っても次の日は平日にいつもと変わらない毎日を送るだけ」とした。

 

 

そして、KNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で対戦するセーンダオレック・Y’ZDジム（タイ/Y`ZD GYM）とは6月大会で対戦し、2RTKO負けした大谷。再起戦となった10月の前戦の宮本雅大専では3RKO勝ちを収めており、大谷は「試合中も今振り返ってみても全然手応えのない内容でした。改善して次の試合に挑もうと思います」と勝ったにも関わらず猛省しているという。

 

 

 

今回のセーンダオレックとのリマッチについては「前回は蹴りを警戒していたのですが、思ったよりもパンチ、気持ちが強かったので印象が違いました」といい、「今取り組んでいることはトータル的な能力を上げることはもちろんですが、この試合で死んでもいい覚悟を持ちつつリラックスして戦うことを意識しています」と話す。

今回タイトルの懸かった試合となり、「タイトルマッチとリベンジが同時にできるので、正直嬉しかったです。僕はKNOCK OUTのタイトルマッチは2回（2021年5月22日、2023年9月16日）とも落としているので次で全てをひっくり返してやろうという気持ちです。3つタイトルマッチがある中で僕だけBLACKルール。REDルールとは違う面白さを感じてもらって、セーンダオレック選手も好戦的な選手なので真っ向からぶつかってKNOCK OUT-BLACKルールらしく派手な試合をしたい。いつもどおりの動きをして僕らしくぶっ倒してベルトを巻いて帰ります」と3度目の正直でKNOCK OUTのベルトを獲ると宣言した。

 

 

また、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級タイトルマッチで正規王者クンタップ・チャロンチャイ（タイ/TEAM KUNTAP）と対戦する暫定王者・津崎善郎（LAILAPS東京北星ジム）

 

 

 

今年2月、MASATO BRAVELYとKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級暫定王座決定戦を争い、判定勝ちで暫定王座に就いた。続く、8月の前戦ではプロ30戦目でスックワンキントーン ミドル級王座も獲得し、「12月半ばで40歳になるので若くはないのですが、身体は丈夫だからか、今年は4度目の挑戦でやっとKNOCK OUTのベルトを獲れて、続けて他の団体のベルトも獲れたので調子が良い」と好調だという。

クンタップとは2022年12月の第2代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座決定戦で対戦し判定で敗れており、「2年懸けてリマッチに辿り着きました。前回はムエタイのリズムに合わせてしまって、うまくやられたと思います。一回戦ったことで次はどう来るのかがある程度予想できています。あの試合から僕は7戦して結果を残しているので自信がありますし、今が一番強いのかなと思います」とリベンジに自信を見せる。

最後に「僕のスーパーウェルター級は一番重い階級で、クンタップ選手のテクニックと僕のガンガン前に出るスタイルで面白い試合になると思います。僕はREBELSからずっと戦ってきて、KNOCK OUTの選手という自負があるので、ぜひ正規のタイトルを獲りたい。ヒジありだとKNOCK OUTのチャンピオンが強いと思われるようなチャンピオンになりたい」と熱い意気込みを語った。