2024/11/22

12.1 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6|川野龍輝インタビュー公開!

 

 

「一刻も早くベルトがほしい! そのためにしっかり倒します!」

 

 

12・1「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6」の[KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R・延長1R]で星野航大と対戦する川野龍輝。直近でも8月の後楽園、9月の福岡、11月の常葉と短いスパンで試合を重ね、3連勝と好調な川野。今回の試合に関しては、その先の目標のためにも必ず勝たなければという思いが強いようだ。

 

 

 

 

 

──前戦は11月2日、KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉(KOTC常葉)での試合でした。鮮やかな1RKOでしたが、自分ではどうでしたか。

 

川野 最近、試合スパンが短くて、8月・9月・11月と試合させてもらっているので、どんどん落ち着いて試合できるようになってきました。キックボクシングのレベル自体が、自分で成長している実感がすごいあって、まだまだ全然強くはないんですけど、今はメチャクチャ成長できてるなと実感できてますね。この前の試合も、最近練習でレベルアップしてきたところが出せたかなという感じです。

 

──KOTC常葉では8角形リングでの試合でしたよね。あれはどうでしたか?

 

川野 メチャクチャやりやすかったですね、広くて。自分のファイトスタイルにはメチャクチャあってたと思います。

 

──そうなんですね。

 

川野 ちょっと広く感じて、足を使えるというところがデカかったです。

 

──コーナーに詰めるというのがしづらそうなので、好き嫌いは分かれそうですが。

 

川野 プレッシャーはかけやすかったですね。詰まったりせず、打撃メインで戦えるようなリングだなと思いました。

 

──KOTC常葉の施設はどうでしたか?

 

川野 メチャクチャよかったです。周りに何もないって聞いてて、大丈夫かなとかいろいろ心配な部分も多かったんですけど、施設がメチャクチャしっかりしてて、ごはんも美味しくて、寝床もメチャクチャきれいで部屋もしっかりしてて、あと温泉もあって、ホントによかったです。また合宿とかあれば行きたいなと思ってます。

 

──それだけ聞くと、温泉宿に遊びに行った感想みたいですよね(笑)。

 

川野 確かに(笑)。いやでも、楽しかったですよ。終わった後も、気持ち的にいつもの試合とはかなり違いました。

 

──試合が終わって、その建物でそのまま休めるわけですからね。

 

川野 そうですね。前日も楽しくリカバリーして。当日も、起きてそのまま試合会場なので。また試合があったら行きたいぐらいです。貴重な経験ができたので、思い出にもなりました。

 

──そこからまたちょうど1ヵ月、今度は後楽園で星野航大選手との試合です。星野選手の印象は?

 

川野 試合はそんなに見てないんですけど、キャリアが僕の倍以上あって、勝ってる試合が全部KO勝ちらしいので、気を引き締めて戦おうと思っています。柿﨑瑠選手とやった時に会場にいたのでちょっとだけみたんですが、気持ちが強い選手だなと思いました。

 

──川野選手は気持ちの面ではどうですか?

 

川野 自分も気持ちはけっこう強い方だと思ってるので、絶対負けられないですね。僕も絶対に勝たないといけないので、しっかり勝とうと思っています。

 

──今回はどういう試合をして、どう勝ちたいですか。

 

川野 今回もアグレッシブにいって、しっかりKOで勝とうと思っています。

 

 

──タイミング的には今年最後の試合になりそうですが。

 

川野 今回は後楽園なので、いつもチケットを買ってくれる人とか、スポンサーの方とかが応援に来てくれるので、今年最後しっかり勝って、みんなに感謝を伝えるっていうか、恩返しがしたいなという感じです。

 

──その先は?

 

川野 今の目標はベルトですね。今回勝って、その次はベルトが絡むような、少しでも確実に近づくような試合がしたいです。ちょうど去年の12月にプロデビューして、もともとは今年中にベルトを獲るのが目標だったんですけど、自分の実力不足と人気不足でタイトルマッチまでたどり着けなかったので、自分でそう言っていた分、チケットを買ってくる人とか、スポンサーしてもらってる人、応援してもらってる人にすごく申し訳ないなと思ったので。

自分の今の階級は王者がいなくて、来年は本当にベルトだけが目標なので、もしこのままの状態が続きそうだったら、ちょっと階級を上げてでも狙いに行きたいなと考えています。

 

──確かに、BLACKバンタム級は選手層が少し薄いですよね。どうしても初代王者の機会を待つのではなく、チャンスがあれば上の階級でもということですか。

 

川野 そうですね。とにかく早く獲りたいので。REDは乙津陸選手がいますけど、BLACKは自分が獲りたいなと思ってやってきましたけど。

 

──前回、同じ星野選手に勝っている柿﨑選手もいますね。

 

川野 すぐに王座決定戦を組んでもらえるならやりたいです。とにかく早くほしいので。

 

──では、そのアピールになる勝ち方をしないとですね。

 

川野 そうですね。KOで勝って、どんどん強くなって成長している姿を見せつつ、戦っていきたいです。

 

──今年1年、途中で敗戦もありました。

 

川野 そうですね。メチャクチャいろんなことがあった1年でした。しっかりKO負けも経験して、はい。試合前にインフルにかかったこともあったし、九州に行って試合もしたし。

 

──この経験は大きいですね。先日も『KNOCK OUT』の選手が大挙してカンボジアに行きましたが、これからは海外もありそうですね。

 

川野 はい、ベルトを獲ったら、そこもちゃんと挑戦していかないとダメだと思っています。ONEとかにも挑戦したいですし。

 

──所属のクロスポイント吉祥寺には、チャンピオンも含めて先輩選手がたくさんいますよね。特に憧れている選手、この先輩みたいになりたいという人はいますか?

 

川野 正直、全員憧れてるんですよね。最近チャンピオンになった栗秋祥梧先輩と、重森陽太先輩、小笠原瑛作先輩、MMAとキックの両方を獲っている鈴木千裕先輩と、不可思先輩も、みんな『KNOCK OUT』のベルトを獲っているので、追いかけるためにも、まずはベルトを獲らないといけないなと思ってます。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょうか?

 

川野 相手はKO勝率が高いんですけど、自分もしっかり倒せるというところを証明したいという気持ちが強いです。そこを見てほしいですね。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

川野 龍輝

所属:クロスポイント吉祥寺

生年月日:2006年11月10日生

出身:東京都西東京市出身

身長:166cm

戦績:6戦5勝(3KO)1敗

KNOCK OUTアマチュア4階級王者
K-1アマチュアAクラス優勝
クロスオーバーAクラス優勝
NJKF2階級王者
Stand up Aクラス優勝