2024/11/26

12.1 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6|羽黒慈夢インタビュー公開!

 

 

「実はこれが最後の試合なんです。だから必ず倒しにいきます!」

 

 

12・1「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6」の[KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R・延長1R]で根本恵伍と対戦する羽黒慈夢。ここまで5戦4勝(3KO)1分と負けなしの戦績を持つ羽黒だが、自身の夢を追うために、この試合を最後にリングから離れるのだという。そこに至った心境、そしてこのラストマッチで見せたいものとは?

 

 

 

 

 

──6月の雅治戦以来の試合ですね。勝利の後でしたが、少し間隔が空きましたね。

 

羽黒 何試合かお話はいただいたんですけど、うまく合わなくて12月になりました。

 

──タイミングの問題だったんですね。この間の練習で力を入れたことは?

 

羽黒 今回、1階級上げてライト級で試合するんですけど、もちろん体も大きくなったし、筋力も上がったんですけどスピードは全然落ちてない感じがするので、筋力、パワーが上がったなという実感がありますね。

 

──その筋力やパワーを上げる、何か特別なことはしたんですか。?

 

羽黒 いえ、特にはないんですけど、階級が上がるので減量幅も狭くなるし、リカバリーもあってそうなったという感じです。

 

──そもそも階級を上げた理由は?

 

羽黒 もともと、自分は減量幅がメッチャ大きくて、スーパーフェザー級かライト級かとなった時に、最初はスーパーフェザー級でできたので、じゃあそれでとなったんですけど、雅治戦の時に本当に体が動かなくて。それもあって、もうダメだねということでライト級に上げました。

 

──では雅治戦は、体が動かない中で勝てたわけですか。

 

羽黒 そうです。ただあの試合は、本当に体が動かなかったっていうのと、もっといけば倒せたなとは思います。そこで自分のKO率が下がったというか、その前まで全部KO勝ちしてたんですけど、それで全試合KO勝ちがなくなっちゃったので、もっといけたなというのは思います。

 

──では、次はその分の気持ちも込めてという感じですね。その対戦相手が『KNOCK OUT』初参戦の根本恵伍選手ですが、どんな印象でしょうか?

 

羽黒 根本選手の試合映像が全然なくて、特に見れてはいないんですけど、所属がONE’S GOALということで、自分が何度もローブローを食らった小森玲哉と同じジムなので、まあやり返しじゃないですけど、その分もやってやりたいですね。

 

──根本選手にとってはとんだとばっちりになりますが(笑)、それも味わってもらおうと。

 

羽黒 そうですね、そこに全部ぶつけようかなと思っていて。あと自分、今回が引退試合なんですよ。

 

──えっ、そうなんですか!

 

羽黒 はい。なので、最後はでっかく盛り上げたいなと思っています。

 

 

──引退の理由は何なんですか?

 

羽黒 今は大学生なんですけど、来年3月に卒業になることもあって、いったん格闘技から離れるという形になりました。就職だったら続けられたかもしれないんですけど、もともと自分は海外というか、英語とか海外の文化が好きなんですね。それでワーキングホリデーで海外に行くことになって。もちろん格闘技も好きで、やめられないなと思っていたし、会長とか恩返ししたい方もいるんですけど、この大学卒業を節目としてに違うことにチャレンジしたいという気持ちが強くなって、会長にお話しして「引退」という形になりました。

 

──そうなんですね。その先の目的も何かあるんですか?

 

羽黒 いえ、特には何も決まっていなくて、とりあえず先に英語の勉強をして、英語を話せるようになることが目標です。

 

──端から無責任に言いますが、ここまで負けなしで来ていて、もったいないという気持ちはないですか?

 

羽黒 いろんな人にそう言われるんですけど、やっぱりやりたいことをやっていきたいなと思って、この機会にという感じですね。

 

──では、1年間ワーホリで海外で過ごして、その勉強の成果によってまた別のことをするかもしれないし、もしかしたら帰国してキックを再開するかもしれないと。

 

羽黒 はい、そのあたりは全部未定な感じです。だからこの試合はとりあえずひと区切りということになるので、燃えています。

 

──ではその試合で、どういう自分を見せたいですか?

 

羽黒 やっぱりお客さんから見たら、自分ってグイグイいって倒すような試合を期待されているというか、戦績だけ見たらそう思う方もいると思うので、最初からバチバチいった方が自分らしいのかなとは思ってますね。

 

──「いったん」とはいえ、これが最後だと思うと、練習とか何か特別な気持ちになったりするのでは?

 

羽黒 そうですね。この前が追い込みラストの週だったんですけど、言ってしまえばもしかしたら人生最後の追い込み練習になるのかもしれないですし、その後グローブをつけるかつけないかも分からないんですけど、「最後になるのかもしれない」と思って練習すると、メッチャ頑張れますね。

 

──驚きましたが、もちろんやりたいことをやるのが一番だと思います。……が、正直言うと、まだまだ見たいですけどね(笑)。では最後に、改めて今回、ここに注目してほしいというポイントはどこでしょうか?

 

羽黒 最後なので自分自身も燃えてますし、倒しにいかなきゃいけないという思いもあって、絶対倒す試合をするので、そこを見てほしいですね。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

羽黒 慈夢

所属:クロスポイント大泉

生年月日:2002年10月2日生

出身:埼玉県さいたま市出身

身長:174cm

戦績:5戦4勝(3KO)1分