2025/01/24

4.6 MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2|決定カード発表記者会見レポート

 

 

 

 2025年4月6日(日)東京・後楽園ホールで開催されるMAROOMS presents『KNOCK OUT 2025 vol.2』の記者会見が行われ、第一弾対戦カードが発表された。

 KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級(3分3R延長1R)で森岡悠樹(北流会君津ジム)vs KNOCK OUT-RED バンタム級王者・乙津陸(クロスポイント大泉)の一戦が決定し、両選手が会見に出席。

 会見に同席したKNOCK OUT・山口元気代表は、「森岡選手は昨年末の『KICKBOXING JAPAN CUP スーパーバンタム級トーナメント』で優勝し、4月大会の出場希望でということで、誰を当てようかと考えた時に、以前から乙津選手が4月にスーパーバンタム級で復帰したいと言っていたので、階級は違いますが、共にパンチを得意とする二人が対戦するのは熱いなと。森岡選手は元々BLACKルール希望で、乙津選手も今後BLACKルールでやっていきたいとのことで王者対決をBLACKルールで組みました」と説明。

 

 

 

 

 森岡は「2024年、たくさんの応援ありがとうございました。12月はなかなか衝撃的な試合が出来たと思っています。2025年4月、一発目で相手はベルトを持っているし強い選手なので、ここで倒せば自分が本物だと思ってもらえると思うので衝撃的な試合をします」とインパクトある試合をしたいと意気込む。

 一方、2024年2月のKrushで斎藤隆之介戦以降、約1年2カ月ぶりの試合となる乙津は「皆さん、お久しぶりです。去年2月にKrushで試合をして勝ったんですが、そこでアゴが折れて1年ちょっと試合が出来なく、今回4月に復帰します。いきなり、この前優勝したチャンピオンと出来るのはごちそうさまですという感じです」とやる気に満ちたコメント。

 

 

 

 

 会見で栄養機能食品「セノビック」を食べながら会見に臨んだ乙津は「対戦相手は背が高いのでセノビックを食べてます(笑)。10cmくらい差があるので(乙津は165㎝、森岡は175㎝)、3カ月あれば10cmくらい伸びるだろうと思っています」とニヤリ。

 復帰して練習再開までの期間については「スパーリングは10月頃からバリバリやっていて、その前に手術が終わった後からスタミナ系の練習はやっていました。試合がなくて減量もしなくていいので、めちゃめちゃ練習できたので、筋量が増えてパワーも付いたので、55kgでも不安なくパワーを出せると思います」と進化に自信。

 お互いの印象を聞かれると、森岡は「乙津選手はスピードがあってパンチの回転力も速いと思います。スピードの部分は下の階級から上げて来るので、今まで対戦してきた相手とどう違うのかだけを気を付けたい」といえば、乙津は「身長がデカいこととリーチの差。相手はストレートに自信を持っていて、パンチを打ち合ってくれると思うので、そこが一番気を付けるところでもありチャンスでもあります」という。

 これを受けて、森岡は「若くて勢いもあるし、『美味しい相手』と言っていて、ナメられている感じがあるので、試合で痛い目を見せてあげようかなと。4月に誰と組まれるのか楽しみに待っていたところ、強い乙津選手との試合が決まったので自分も楽しみにしています」というと、乙津は「打ち合う練習しかしてないので楽しみにしていてください」と、お互いに打ち合う覚悟の様子。

 階級を上げての復帰戦の理由を聞かれた乙津は「全然バンタム級に落とせますが、いったん身体の調子を見て55kgやって、調子がよかったらバンタム級に戻ろうかなと。復帰戦でこんな美味しい試合が決まると思ってなくて、ここで勝ったら55kgのベルトに挑戦する権利もあると思うので、そこも考えていきたい」と階級も上げての試合を考えているとする。

 

 

 

 

 その55kgのタイトル挑戦について、森岡は「もちろんベルトは欲しいです。今回はREDルールのお話が来ると思っていたんですが、今回はBLACKルールだったので、BLACKのベルトもチャンスがあれば獲りたいですし、REDのチャンピオン(=壱・センチャイジム)に勝っているのでREDのベルトにも挑戦権はあると思います。REDでは優勝して少しは強さを見せられたけれど、BLACKの王者(=古木誠也)には1Rで負けているので、BLACKでの強さをここでしっかり勝って見せたい」と、両方のルールでのベルト奪取も視野に入れているとした。

 その他、KNOCK OUT-REDスーパーライト級タイトルマッチで王者デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ)と挑戦者エイ・マムリンプートング(カンボジア/クンクメール)が決定。

 両者は昨年8月に対戦し、その時はデンサヤームが本戦では有利だったが、エイが延長戦で逆転KO勝ちする結果となり、デンサヤームは再戦を切望していた。今回はタイトルを懸けての再戦になり、カンボジアの国営放送で生放送される初の試合となるという。なお、エイはデンサヤーム戦後に10試合やっており、全てKO勝ちしているとのこと。

 

 

 

 

▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
森岡悠樹(北流会君津ジム)vs乙津陸(クロスポイント大泉)

 

 

 

 

▼KNOCK OUT-REDスーパーライト級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
デンサヤーム・ウィラサクレック(王者/ウィラサクレック・フェアテックスジム)vsエイ・マムリンプートング(挑戦者/カンボジア・クンクメール)

※2025年よりKNOCK OUT-REDのタイトルマッチ、王座決定戦、挑戦者決定戦は従来の5ラウンド制から3ラウンド制に変更。