2025/02/26

4.6 MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2|カード発表記者会見レポート

 

 

 

 2025年4月6日(日)東京・後楽園ホールで開催されるMAROOMS presents『KNOCK OUT 2025 vol.2』の記者会見が行われ、KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・中島玲(ハイブリッドアカデミー)の出場が発表された。

 

 

 中島は昨年12月30日のKNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント決勝戦で渡部太基に1RKO勝利しKNOCK OUTのベルトを戴冠、今回はチャンピオンとしての初戦となる。対戦相手は18戦14勝(6KO)4敗の戦績のユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)に決定した。山口元気代表は「2月14日にカンボジアで久井大夢選手がタイトルマッチを行った同じ興行で試合をして勝利していました。非常にアグレッシブなファイターで、タイの方から推薦を受けました。ウクライナからタイに来て1年以上、シッソンピーノンジムでずっと試合を続けている選手で、僕も実際にタイで会って練習を見ました。ムエタイテクニックも結構あるのかなと。日本で試合をすることに非常に憧れていて、今後UNLIMITEDルールでもキックでもやっていきたいということで、中島選手との試合が見たいと思って組みました」とカード決定の経緯を語った。

 会見に出席した中島は「12月にKNOCK OUTのチャンピオンになり、KNOCK OUTのチャンピオンにふさわしい姿、KOをお見せするので、楽しみにしてください」と意気込みを語る。

 対戦するユリアンの印象を聞かれると「軽く見させてもらいました。アグレッシブで、手足が長くて、蹴りもどんどん蹴ってくるし、パンチでも戦える選手だと思います。海外の選手なのでフィジカルはあるんやろうなと思っているんですけど、僕は格闘技をやる上で、フィジカルよりもタイミングだったりスピードだったり、大事な部分はいっぱいあると思っているので、そういうところを見せられたら」と特に問題ない相手だという。

 王者初戦でどういう試合を見せたいかと聞かれると、「4月6日の大会にはいろんな素晴らしいカードがいっぱいあるんですけど、中島玲は頭一つ二つ抜けているところを見せる試合にします。最後はやっぱりKOで締めます。前回の試合も蹴りを出していないと言われて、2発だけローを出したんですけど……。パンチだけじゃなく蹴りもずっと練習してるし、ここで出しますとはっきりは言わないですけど、ただ僕が思い描いているKOシーンはやっぱり相手が前のめりに倒れて失神KOする。それだけです」とKO宣言。

 

 

 ユリアンはムエタイを習得していることに関しては「僕はパンチの選手なので、ムエタイにパンチで挑むというのは面白いと思います。ただ、僕は蹴れないわけじゃないので、そこだけは言っておきます」とパンチだけでなく蹴りも使っていきたいとする。

 また、以前からKNOCK OUTのリングで対戦を希望している鈴木千裕は昨年大晦日のRIZINでクレベル・コイケに敗れ、RIZINフェザー級王座陥落したことを受け、今の鈴木への思いを聞かれると「鈴木選手とずっとやりたいという気持ちは変わらないし、彼がタイトルマッチで負けたからといって、キックボクサーとしてのキャリアが落ちるとは思っていません。彼がいない間に、このKNOCK OUTを任せられるのは中島玲で間違いないと思わせて、逆に中島玲と試合をさせたいと思わせるような選手になれるように頑張ります」という。

 2月9日のKNOCK OUTのリングに上がった鈴木千裕がRIZINのベルトを取り返したら(中島と)やりたいという発言をしたことに関しては「今年6月に戦えるかもと思っていて、6月だったら僕もキックボクサーとしてのキャリアがまだ1年ちょっとなんで彼は僕に勝てたかもしれないですけど、これ以上、僕にキャリアを積ませちゃうと僕に勝てるタイミングを逃したと思います」と答えた。

 その他、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)がスーパーファイトで出場することも発表された。(ルール・契約ウェイト調整中)