
2025/03/25
KNOCK OUT 2025 vol.2|辰次郎インタビュー公開!
「目標の王座に向けて大事な一戦。気持ちを強くもって勝ちます!」
4・6「MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R・延長1R]で小森玲哉と対戦する辰次郎。昨年末の横浜大会では横山太一朗を1RKOで下し、今回は同日の王座決定トーナメントでリザーブファイトに出場していた小森と激突。KNOCK OUT王座を目標としているという彼は、ここでどう勝とうとしているのか?
──12月30日の横浜武道館でようやく初参戦を果たし、いい勝ち方ができました。改めて試合を振り返ると?
辰次郎 あの試合に向けてしっかり準備をしていて、それであの結果が出たので、すごく安心しました。試合前にはいろいろ不安があったんですけど、終わってみると、こういう結果になるべきだったんだなと思いました。
──「なるべき」というのは?
辰次郎 それなりの準備をしていたので、ラッキーとかではなくて、なるべくしてなった結果だなということですね。
──相手の横山太一朗選手も注目の新鋭ですが、その相手にも落ち着いてやるべきことができていたように見えました。
辰次郎 おっしゃっていただいた通り、やるべきことを集中してやれたかなとは思います。自分の中で、これまでで一番準備してきた感覚はあったので、「やるべきことをやろう」というモードに入っていて、それができたという感じですね。
──その勝利も評価されて、今回は小森玲哉選手との対戦となりました。相手選手の印象は?
辰次郎 自分が決めたことを実行する力があるというか、やり抜くというイメージがありますね。攻撃は全体に強そうですけど、特に右が強いのかなと思います。大まかなスタイルで言うと、前回の横山選手と似ている部分もあるかなと思っています。
──そこに対して、どう戦っていこうと思っていますか?
辰次郎 作戦は言えないですけど……今回も前に出て勝ちます。
──小森選手は昨年末の横浜武道館大会で王座決定トーナメントのリザーブファイトにエントリーしていた選手です。相手の格という点では上がっているのかなと思いますが、いかがですか?
辰次郎 自分もチャンピオンを目指している中で前回、横山選手に勝って、もっと強い相手じゃないとその目標に向かって進めないと思っているので、そういう王座戦線に絡んでいる選手と戦えて光栄ですし、絶対に勝たなければいけないと思っています。
──そして12月、4月と続けての参戦となって、KNOCK OUTで上を目指していこうという気持ちで固まっているんですか?
辰次郎 はい。僕は最初、他団体でデビューさせてもらったんですけど、KNOCK OUTに参戦させてもらうことを決めてからは「ここで格闘技をやり切ろう」と決めて来たので、その気持ちはブレてないです。
──王座で言うと、今、BLACKスーパーフェザー級のチャンピオンは久井大夢選手です。自分とその頂点までの距離について、今はどのように感じていますか?
辰次郎 その距離は今、具体的に感じてはいますけど、もしタイトルマッチが決まったら、その距離を縮めて勝つための準備をするという感覚でいます。
──ここまで負けなしでKOも多いので、自分の勢いも感じているのでは?
辰次郎 勢いは確かに感じてはいますけど、自分としては勢いというよりは、一戦一戦、周りの人にサポートしてもらっていて、自分の弱い部分も自分自身で見つけながら進んでいるので、そこも分かった上で、乗り切ってチャンピオンまで行きたいと思っています。
──それにあたって、当面の課題という点ではどう考えていますか?
辰次郎 僕は人間的に成長したいと思って格闘技に向き合っているので、人間として成長するべき課題を今は感じていますね。
──具体的には?
辰次郎 例えば、練習とかをやると決めて、それを時間通りにやるのは当然ですし、やるだけじゃなくてどんな内容でやり切れるかというのが大事だなと。昔はやると決めたことすらやれてなかったこともあって、今は決めたことはやってはいるんですけど、ただやっているだけになっている時もあるので、そうじゃなくて質も込みでやり切るということを常に心がけています。それだけじゃなくて、成長しないといけないところはいっぱいあるので、もっと頑張らないといけないと思っています。
──ジムのインストラクターをしながら選手としても活動しているということでしたが、仕事でも練習でもずっと同じジムにいるということなんですか?
辰次郎 感覚的にはずっとジムにいるという感じではありますが、会長さんに選手活動を支援してもらっているので、ボクシングジムにパンチを学びに行ったり、別のジムに筋トレをしに行ったりはしています。だから1日中格闘技に向き合ってはいるんですが、職場である下北沢のジムにずっといるというわけではないですね。
──なるほど。今回の試合は、この先目標に向かって進んでいくにあたっても、重要な一戦なのでは?
辰次郎 そうですね。中途半端に格闘技をやるつもりはないので、前回もそうでしたけど、ここで負けたら目標への道がまた遠くなってしまいますし。今24歳なんですけど、40歳とかまでやろうとは思っていないので、今の時間を大切にやり切って、ここも勝って、チャンピオンになります。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
辰次郎 僕が頑張っているところですね。試合の中でしんどい場面もあると思うんですけど、気持ちを強く持って勝ちに行く姿勢を見てほしいです。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
辰次郎
所属:Sports 24
生年月日:2000年6月3日生
出身:大阪府出身
身長:175cm
戦績:4戦4勝(3KO)