2025/03/27

KNOCK OUT 2025 vol.2|中島玲インタビュー公開!

 

 

「ユリアン選手を螺旋丸でKOして、チャンピオンとしての仕事を果たします!」

 

 

4・6「MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2」の[KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R]でユリアン・ポズドニアコフと対戦する中島玲。12・30横浜武道館大会で王座決定トーナメントを制しキックでは初のベルトを獲得した中島は、王者初戦でウクライナの強打者を迎えることとなった。この試合で、中島は何を見せようとしているのか?

 

 

 

 

 

──試合から3ヵ月が経ちましたが、改めて12・30横浜武道館大会のメインイベント、渡部太基戦を今振り返ると?

 

中島 チャンピオンになれたのと、宣言通り倒せたので、自分的にはいい形でスタートラインに立てたかなと思います。メインイベントとしての仕事もできたかなと思うし、渡部選手の最後の相手に選ばれてすごく光栄やなと思います。

 

──渡部選手は宣言通り、あの試合でリングを下りました。それを受けてどういう思いがありますか?

 

中島 僕はこれから絶対にスター選手になるので、渡部選手に「最後に中島玲と試合できてよかった」と思ってもらえるように頑張っていくだけですね。

 

──チャンピオンベルトを獲得して、翌々日には最高の年明けを迎えたと思いますが、その後、チャンピオンとして気持ち的な面など、変化はありますか?

 

中島 チャンピオンになって、年明けすぐぐらいまではうれしい気持ちが強かったんですけど、すぐにチャンピオンとしての自覚というか、「もっと強くならないと」「もっとやらないと」という焦りみたいな気持ちが出てきて、そっちの方が今は強いかもしれないですね。

 

──その思いは、技術面にもありますか?

 

中島 技術面ではパンチも伸ばさないといけないと思いますし、蹴りもそうですし、いっぱいあるんですけど、やっぱりお客さんが僕の試合に求めているのはバーン!と勝つことやと思うので、ただ勝つだけじゃなくて内容もこれから問われていくなというのをすごく感じています。その部分でも、もっとやらなアカンなという感じですね。

 

──ここで止まっていられないと。

 

中島 はい。「あの試合に勝ったのはマグレか」と思われたくないし、「ああ、中島はやっぱり強いな」と思ってもらいたいので。

 

──同時に、チャンピオンとしてこれからこうしていきたいと思ったことは?

 

中島 KNOCK OUTのチャンピオンなので、KNOCK OUTを立ち技格闘技で一番にしたいという思いがより強くなりました。

 

 

 

 

──というところで、チャンピオンとしての第1戦はウクライナのユリアン・ポズドニアコフ選手との戦いになりました。ここで外国人選手との戦いになるというのは、予想していたことですか?

 

中島 まあ、そうですね。いつか絶対外国人とやることになるとは思っていたので、素直に受け入れられました。同じ人間なので(笑)、そこはあまり気にしてはいないです。

 

──改めて、ユリアン選手の印象、警戒すべきと思っている点は?

 

中島 身長が今までの相手より高いのと、ムエタイの選手でもあるし……まあ一番は、フィジカルもあるしアグレッシブなところですかね。相手の身長もあるし、そこに巻き込まれないようにというか。どういう相手であっても自分の戦い方は決まっているので、それを遂行するだけですね。相手によって変えたりというのはなくて、自分は自分の動きをするだけなので。

 

──ユリアン選手は昨年、「KARATE COMBAT」にも出場していましたね。オープンフィンガーグローブで倒してからの打撃も一部ありという、UNLIMITEDルールにも似た戦いですが。

 

中島 見ました。「ああ、こんなルールもやってはんのや」と思いました(笑)。他の試合も見て、けっこう打ち合ってるなとも思ったので、そこは面白い部分だなと思ってます。

 

──どういう試合になるのが理想ですか?

 

中島 理想は、何ラウンドでとかはないですけど、パンチで沈めることですね。最後はぶっ倒して終わるというだけです。

 

──打ち合いになっても?

 

中島 以前から言ってるんですけど、打ち合いになっても当てたもん勝ちみたいになるんじゃなくて、一発でキレイに倒したいですね。グチャグチャ、バーン!みたいな感じじゃなく、ズバッと一発、みたいな。テクニックに差があったなと思わせたいです。

 

──まだ試合順の発表はないですが、メインの可能性は高いと思います。

 

中島 メインでやりたいですし、そうなったらメインの仕事をしてしっかり勝ちたいですね。

 

──他にもデンサヤーム選手とエイ選手のタイトルマッチとか、森岡悠樹選手と乙津陸選手の対戦など、好カードが揃っていますよね。

 

中島 そうですね。ただ、キックボクサーとしての強さやったらみんな僕よりすごいなというのは認めるんですけど、生物的な強さで言ったら、他の選手たちにも負ける気がしないので、そこは自信があります。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

中島 ユリアン選手も『NARUTO -ナルト-』が好きみたいなので、螺旋丸(主人公・うずまきナルトの必殺技)を出してKOします。「いつ螺旋丸出すんやろう?」って、楽しみにしてもらえたらと思います。

 

プロフィール  

中島玲

所属:ハイブリッドアカデミー
生年月日:1998年6月27日生
出身:大阪府池田市出身
身長:167cm
キック戦績:戦績4戦3勝(2KO)1敗 ボクシング戦績:戦績9戦6勝(1KO)3敗
獲得タイトル:第2代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者