2025/04/02

KNOCK OUT 2025 vol.2| 優翔インタビュー公開!

 

 

「目指すはKNOCK OUT王座、そしてONE。今回は早い段階で倒す!」

 

 

4・6「MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2」の[KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R・延長1R]でソンピチャイ・センチャイジムと対戦する優翔。当初対戦予定だった下地奏人の欠場により、初参戦のソンピチャイと対戦することになった優翔だが、タイ人との対戦はむしろ慣れっこ。今回の勝利の先に、彼が見据えているものとは?

 

 

 

 

 

──12・30横浜武道館大会での小森玲哉戦以来の試合ですね。あの試合を今振り返ると?

 

優翔 もっと行けたなあと思いますね。でも、その前に連敗していたので、勝ちたかったというのが大きくて。

 

──あの試合はREDスーパーフェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトでした。トーナメントは久井大夢選手が優勝して新王者になりましたが、本戦の戦いを見て、自分との差はどう感じましたか?

 

優翔 やってみないと分からないですけど、本戦の4人は久井選手がピッチ・ソムパッツ選手とかロムイーサン・TIGER REON選手に負けていたり、そのロムイーサン選手に下地奏人選手が勝ったりしているので、みんなそこまで差がないのかなと思うんですけど、自分もそことの差はあんまりないと思っています。

 

──今回はそのトーナメント準優勝の下地選手と対戦予定でしたが、負傷欠場によってソンピチャイ・センチャイジム選手との対戦に変更になりました。ソンピチャイ選手の印象は?

 

優翔 試合動画を1試合だけ送ってもらったので見ました。5年ぐらい試合してないと聞いてたんですけど、試合は去年ぐらいのものでした。印象は……サウスポーで、左を蹴ってきて首相撲で来るタイプですね

 

──タイ人としては一般的なスタイル?

 

優翔 そうですね。スイッチもしてくるけど、基本は左で。下地選手から代わって、やりやすくなったかなとは思います。油断はしないですけど、見た感じ、特に怖いところはなかったので、下地選手よりは全然、倒せるチャンスがあるかなと思っています。というか、倒さないとという感じですね。

 

──相手が変更になって、気持ちの変化もあったと思うんですが。

 

優翔 下地選手とはやりたかったので、一瞬気持ちが下がったところもあったんですけど、試合はできるので、相手には感謝しています。

 

──では改めて、この試合ではどういうものを見せたいですか?

 

優翔 早い段階で倒して、存在をアピールしたいです。

 

──ただタイ人との試合って、倒せそうだと思っていたら意外と苦労させられた、みたいな話もよく聞きますが。

 

優翔 それはありますね。みんな試合経験が豊富なので、試合の進め方とかスペースの取り方がうまくて、手こずったりすることはあります。でも今回は、ただ勝つだけじゃなくて倒さなきゃいけない相手だと思っています。

 

──優翔選手の試合とは関係ない部分ですが、セミに予定されていたデンサヤーム・ウィラサクレックvsエイ・マムリンプートングのタイトルマッチが中止となって、今大会では唯一のREDルールとなりました。

 

優翔 あ、それは思いました。REDルールが1試合しかないので、REDらしい内容と勝ち方を見せたいです。やっぱりREDは首相撲とキャッチ、それからヒジがあるのが特徴なので、そのテクニックとか面白さを見せて、最後はヒジで勝ってREDの魅力を見せられれば一番いいなと思っています。

 

──もともとはトーナメント準優勝の下地選手との試合が組まれていたこともあって、タイトル戦線でも上位を狙える位置に来てはいると思います。そこについては?

 

優翔 下地選手とやって勝ったら、すぐタイトルマッチやらせてほしいって言えてたと思うんですけど、相手も代わったので、勝ち方でアピールしたいと思っています。とにかくタイトルマッチまで早く行きたいです。

 

──すでにそれだけの自信はある?

 

優翔 あります。正直、久井選手の試合はそんなに見たことないんですけど、自分はサウスポーはけっこう得意だし、久井選手も距離の取り方がうまいので、自分と噛み合うかなと思うんですよね。

 

 

──例えば今年タイトルが獲れたら、それでも自分のキャリアとしては時間がかかったなという感じですか?

 

優翔 かかりましたね。一昨年に初めてKNOCK OUTに出させてもらって、早くタイトルマッチがやりたいって言ってたんですけど、その頃はスーパーフェザー級にあんまり選手がいなくて。去年もやりたかったんですけど、チャンスが来なかったので。

 

──それだけタイトルが欲しい?

 

優翔 ぶっちゃけ、そんなに欲しいかと言われたら、そこまででもないんですけど、やっぱり今は日本でやっているので、その証として獲りたいというのはありますね。

 

──その先は?

 

優翔 自分はONEを目指しているので、KNOCK OUTのベルトを獲って、ONEにもガンガン出ていきたいです。ONEだけじゃなく、世界のベルトも獲りたいですね。

 

──ONEにはKNOCK OUTからも参戦が増えていますよね。

 

優翔 ONEに出る選手たちが勝ってくれれば、KNOCK OUTの価値も上がると思うので、そういう選手たちの試合を見ていると気合いが入ります。自分が6月に初めて出た時(橋本亮汰戦)はちょっと焦っちゃって、ちょっと上の階級で出ちゃったというのもあったので。しっかり準備してまた出たいなと思っています。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

優翔 自分もタイでけっこう長くやっていて、いろんな選手とやってきたので、その経験を生かして早い段階で勝ちたいと思います。そこを見てほしいですね。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

優翔

所属:team NOVA
生年月日:2002年8月16日生
出身:神奈川県横須賀市出身
身長:180cm
戦績:39戦29勝(6KO)10敗