
2025/05/09
KNOCK OUT 2025 vol.3|雅治 インタビュー公開!
「11ヵ月、自分を見つめ直してきました。ここから上に行きます!」
5・18「MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.3」の[KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R]で森本直哉と対戦する雅治。昨年6月の羽黒慈夢戦以来、11ヵ月ぶりのリングに立つ雅治は、そこまでの3連敗の原因と勝つために足りないものを見つめ直してきたという。復帰戦で大きなインパクトを残そうとしている彼の意気込みとは?
──昨年6月の羽黒慈夢戦以来のリングとなります。試合間隔が空いたのは…?
雅治 そこまで連敗していて、11ヵ月ぶりの試合なんですけど、冬眠していたわけじゃなくて、ちゃんと練習していました。今回はまた新しい雅治が見せられるかなと思います。
──その11ヵ月間、何を思って練習してきたんでしょうか?
雅治 結局、自分が勝つためには何が必要なのかということを、日々、考えていましたね。その答えが5月18日に出るかなと思います。本当は今年に入ってすぐに試合をしたくて、2月大会でも出られるように準備はしてたんですよ。でも2月、4月は相手が決まらなくて、この5月大会になったという感じでした。だから今は「やっと戦える」という気持ちです。
──11ヵ月というと、けっこう長いですよね。その間に自分の階級でもいろいろ動きがあったのを、どう見ていましたか?
雅治 確かにいい選手たちが集まってきて、置いていかれるというか、刺激にはなってました。ただ、1戦1戦勝っていかないと発言権もないので、ここから結果を残していって、名乗りを上げられるようになりたいと思っています。
──今回の対戦相手は、KNOCK OUT初参戦の森本直哉選手です。相手の情報はどれぐらい入っていますか?
雅治 僕はプロデビュー戦と次の試合がKROSS×OVERのリングだったんですよ。森本選手はその頃もKROSS×OVERに出ていたので、知っていました。その時には、まさか戦うとは思っていなかったです。しかもKNOCK OUTのリングで。
──当時だとキャリアも全然違うわけですしね。
雅治 森本選手はムエタイをやってたり、60kgで試合をしていたりと、いろいろやっていたので。僕はその頃からフェザー級だったので、「もしかしたら」ぐらいはありましたけど、このタイミングでというのも意外でしたね。
──選手としての印象は?
雅治 打たれ強いイメージはありますね。あと、寝技がうまいのかなという。
──ブラジリアン柔術もやってますからね。そこを警戒しているわけではないですよね?
雅治 そうですね、キックの試合なので(笑)。
──それはともかく(笑)、自分としては今回、どういう試合にしてどう勝ちたいですか?
雅治 最後はKOで勝ちたいんですけど、急ぎすぎず、「キックボクシング」という競技をして、全てを効かせた上で最終的に倒したいです。
──以前の試合では、少し急ぎすぎる感じがあった?
雅治 いや、以前は逆に見過ぎちゃってたんですよ。だから今回は自分から仕掛けて倒しにいきたいと思っています。でもその過程で、急ぎすぎないようにしたいなと。
──練習の中で、連敗の理由も分析していたと思うんですが、その中には「見過ぎていた」というところもある?
雅治 それはありますね。あと負けた試合では、勝てていた時のような狂気的な勢いが足りなかったのかなというのも思いました。その勢いも取り戻しつつ、ただ出るだけじゃなくてしっかりとやるべきことをやっていきたいという感じですね。そういうところを、休養期間にずっと見詰めていました。結果が全ての世界なので、今回は結果を出したいです。
──では、以前とはスタイル的にもかなり違ってきている感じですか?
雅治 スタイルという点では、やっぱり「KNOCK OUT」という団体名だし、倒しにいく姿勢が求められているじゃないですか。延長になっても倒しにいく姿勢がなければドローになるし。逆にそのスタイルが自分には合っているのかなと思うので、今回は倒しにいきますよ。
──リングに戻るにあたって、改めて目標みたいなものはありますか?
雅治 見ているお客さんたちに印象を残すような試合をしたいです。まだ自分のことは知られていないと思うので、「あの選手よかったな」と思ってもらって、覚えてもらいたいですね。
──Krushとの対抗戦に抜擢されて、「ここから来るかな」というところからの連敗でしたしね。
雅治 そうなんですよね。僕のことを知っている人は知っていると思うんですけど、「そこまで強くはない」という印象になっちゃってると思うので、ここから改めて強さを見せて、印象づけていきたいなと思います。
──ここでいい勝ち方を見せて復活した先には、ここまで負けた選手たちにリベンジしたいという気持ちもありますか?
雅治 それはありますね。でも、羽黒慈夢選手は引退したらしいですし、水津空良選手はKrushの選手なので、難しいかもしれないですけど、いずれはやり返したいという気持ちはあります。
──ところで、常葉での「THE KNOCK OUT FIGHTER」トーナメントにお兄さんの村上一心選手が出ていましたね。
雅治 自分もセコンドで行ってました。兄はプロでも1戦していて、始めたのは兄の方が先なんですが、途中でやめたりもしていて。自分は後から始めた感じです。
──UNLIMITEDでの試合でしたが、間近で見ていていかがでしたか?
雅治 あのルールはけっこう難しいですよね(笑)。MMAをかじっている選手じゃないと難しそうだなと思うし、打撃の距離も全く違うので。いずれはやってみたいなとも思いますけど、今はまだかなという感じですね。オファーがあれば考えますけど、まずはキックで結果を出したいので。
──復活戦としても、今回は大きな試合ですね。
雅治 まずはここ、勝ちますよ。連敗から脱出して、ここから上に行けるように。期待されてると、自分で勝手に思ってるんで。
──実際、期待している人も多いでしょう。
雅治 そうですかね?(笑) その期待には応えなきゃいけないですね。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
雅治 ぶっ倒しにいく姿勢ですね。勝ちにはこだわりますが、倒しにいく姿勢に注目してほしいです。勝利時のKO率は100%なので。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
雅治
所属:レンジャージム
生年月日:2003年8月27日生
出身:埼玉県草加市
身長:174cm
戦績:8戦4勝4敗