
2025/05/14
6.22 THE KNOCK OUT|第二弾対戦カード発表記者会見レポート
2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『THE KNOCK OUT 2025』の記者会見が5月13日(火)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
第5代K-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)が参戦、KNOCK OUT-RED -59.0kg契約で元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ペットルンルアン・ソーチャールワン(タイ)と対戦することが決定した。
同席したKNOCK OUT・山口元気代表は「軍司選手と親交のある選手から軍司選手が試合をしたいという相談を受け、しっかりK-1さんとも話し合って参戦が決まりました。軍司選手のKNOCK OUT参戦の理由が、オープンフィンガーグローブ(以下OFG)のREDルールをやりたいということで、KNOCK OUTのリングを選んでもらいました」と軍司のKNOCK OUT参戦の経緯を説明。
対戦相手に関しては「初めてのOFG、REDルールのヒジありなので、日本人選手や在日タイ人選手などいろいろな対戦相手を提示したところ、軍司選手が選んだのが現役バリバリの元ラジャのフェザー級チャンピオンでした。一番強い相手を希望していたので、この選手になりました」と軍司が初のヒジありルールでタイ強豪を選んだという。
70戦50勝18敗2分の戦績を持つペットルンルアンからはメッセージが届いており「今回日本で戦う機会を与えてくださりKNOCK OUTに感謝申し上げます。対戦相手の軍司選手は日本で有名な選手なので、私が衝撃的な勝利をして日本でも有名になりたいと思います。ファンの皆さん、私の試合にぜひ注目してください。6月22日をお楽しみに」と読み上げられた。
会見に出席した軍司は「「K-1を辞めて僕の第2章は“OFGのムエタイ”だと思っていて、そんな中でKNOCK OUTさんからオファーをいただいて出ることになりました。しかも現役の元ラジャ王者の選手を当ててくれたことに感謝をしています。僕自身は8カ月ぶりの試合なのでどうなるか分からないですけれど、しっかり倒して勝ちます」と闘志を燃やす。
これまでK-1ルールのみで33戦やってきた軍司だが、OFGでのムエタイルール挑戦をいつから意識していたのかと聞かれると「K-1で戦っている中で、(タイ人トレーナーの)ノップさんに教えてもらうきっかけから、その方向で行きたいなと。K-1の試合もあったので、両方のルールでの練習はしていたので、アジャスト出来ればいいなと思っています」と意気込む。
初のヒジありルールで、対戦するペットルンルアンはかなりの強敵となるが、「僕は昔からそうなんですけど、強い選手としかやりたくなかったので。試合映像を見たら強い選手だし、首相撲の選手なので絶対に組まれると分かっていますが、それだけで勝てる競技ではないと思っています。僕はパンチが得意なので、相手がガードをしてもOFGだと絶対に効くと思います」と特に問題ない様子。
今回のルールでの注目ポイントを聞かれた軍司は「K-1でここ最近はKOが出来てなく、僕の中でも試合中に相手に対して怖さは最近全然ありませんでした。このルールはやったことがないし、首相撲もヒジもあるので、恐怖はあると思うんですけれど、そこに打ち勝ってKOで勝つのが目標です」とKOを予告した。
以前には、同階級の龍聖との対戦が期待されていたことに関して聞かれると、龍聖とは今練習していることもあり、「いい練習パートナーだと思いますし、別に試合が組まれたら僕はやるだけですね」とした。これを受けて山口代表は「龍聖とは僕の考えの中ではないかなと。ONEに代表されるOFGヒジありルールは格闘ロマンがある世界になりつつあるので、そこに挑戦したいという軍司選手の気持ちは分かります。KNOCK OUTで経験を積んでもらって、小笠原瑛作とも体重が合いますし、フェザー級からスーパーフェザー級の間の階級の日本中の選手としのぎを削ってトップに立ってONEに行くというのを後押ししたい」とした。
今後の対戦相手候補として小笠原瑛作の名前が挙がったことに関して、軍司は「小笠原選手はすごく強いですし実績もあり、ONEでも勝っているので、僕はやりたいと思っている選手なんで、いずれできればいいなと思っています」と戦いたい相手だという。
今後については「K-1自体の契約は終わったんですけれど、ジムとの契約が残っていて、そういう中でONEという選択肢もあると思うんですけど今は出来ないので、KNOCK OUTさんでしっかり経験を積んで、その後にONEのムエタイに行ければいいなと思っています」とKNOCK OUTでキャリアを重ね、ONE参戦を目指したいとする。
最後に、K-1グループでキャリアを重ねてきた軍司だけに、今後もK-1の強さを見せたいかと聞かれると「僕はK-1に育ててもらっていたので感謝はあります。僕は誰もがやったことがないことをやりたいなとずっと思っていて、そういう中でK-1からOFGムエタイに行った選手はいません。K-1の強さは打撃だと思うので、打撃でしっかり首相撲に負けずに倒していければいいなと思っています」と元K-1王者としての覚悟を語った。
▼初代KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級王座決定戦 3分3R・延長1R
栗秋祥梧(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)vs倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe/MAJESTIC)
栗秋は昨年12月大会でUNLIMITEDルールでカルロス・モタに判定負け。倉本は同大会で重森陽太とUNLIMITEDルールで対戦し、2RTKO勝ちを収めている。UNLIMITEDルール2戦目となる両者で初代王座を争うこととなった。
山口代表は「今年1年でKNOCK OUT FIGHTERや、常葉の大会で試合を組んだりとかなりUNLIMITEDルールに力を入れてきました。ここでまず初代王座を作って、もっと活性化させていこうということで、倉本選手と栗秋選手の二人にはUNLIMITEDルールをもっと世の中に広める役をしてもらいたいなと。そういう期待を込めて初代王座を決定戦にやらせてもらいます。UNLIMITEDルールだけの大会というのも年内に考えていますので、そういう意味でもこの初代王座の決定戦には、非常に期待してます」とした。
栗秋祥梧
「半年ぶりに試合が決まってUNLIMITEDのタイトルマッチをやることがすごく嬉しいです。しっかりこのベルトを巻いて、ここから僕が引っ張って歴史をしっかり作っていきます。
(このタイミングでタイトルマッチに関して)6月のビッグマッチでタイトルマッチに絡めたのは嬉しいですけど、いつでも戦いの準備をしてたし、僕がUNLIMITEDを引っ張っていきたいという気持ちがずっとあったので、もちろんタイトルを獲りに行ける準備をしてました。
(今後はキックの試合もスーパーフェザー級で?)そうですね。正直、今回でKNOCK OUTフェザー級のベルトを返上しようと思ってます。それでキックボクシングもスーパーフェザー級でやるかといったら、僕はUNLIMITEDでガンガンやっていきたいので、UNLIMITEDだったら何kgでも大丈夫です。
(チュームーシーフーとの再戦について)チュームーシーフーにも階級を上げてもらってUNLIMITEDルールでやってほしいですね。
(倉本の重森戦を見た上でどういう試合をしたいか)KOでしっかり勝つということです。重森選手との試合は見返しましたが、年末から僕もKRAZY BEEの選手たちと一緒に練習を始めてMMAをやっているんですけど、そんな中でも別に怖いものはないかなと思います。投げられるというのはあると思うんですけど、投げられないようにすればいいだけですし、MMAの良さが引き出せるルールでもあるので、僕もそこを出していこうかなと思っています。
(倉本には投げは出させない?)出させる前に終わらせます。
(テイクダウンディフェンスはどれぐらい向上したか)テイクダウンディフェンスだけだと、結構いいところまでいってますけど、自分がタックルに行くにしても練習してますし、KRAZY BEEの人たちと32ラウンドぐらいスパーをしてるんで、もう慣れたかなと思います。
(一番よく練習している選手は?)アーセン選手です。試合が終わって次の日から練習をしてましたし、活気があるし、みんな一丸となってチームとしてやってくれるので、そのトップコーチにUNLIMITEDルールを説明して、みんなそのルールで練習で付き合ってくれるのですごくためになっています。
(アーセンとはどういう練習をしているか)基本バチバチなスパーです。OFGで15人~20人ぐらい集まってスパーをガンガンやって、良いところ悪いところをみんなで言い合う形でやっています。
(UNLIMITEDのベルトを獲ったら今後考えていることは)UNLIMITEDだけの大会ではなく、立ち技のルールがある中でもしっかりメインを張っていけるように、このベルトをとって実現しようと思います。KNOCK OUTは立ち技の団体ですが、KNOCK OUTのファンも含め、いろんな人たちがUNLIMITEDの方が面白いと思ってもらえるようなバチバチな試合をしたいと思います」
倉本一真
「今回こうやって大きい大会で、初代KNOCK OUT-UNLIMITEDのタイトルマッチを組んでいただき、ありがとうございます。そうしてもらったからには僕も責任あるので、また半端なく盛り上げて、年末に出た大会よりもエグい試合をして勝とうと思っています。2人で面白い試合ができると思うので期待していてください。
(このタイミングでタイトルマッチに関して)UNLIMITEDルールは年末に1回勝たせてもらっただけなんですけど、自分がチャンピオンになるしかないと思って去年出ましたし、やっぱりそういう結果になったと思っているんで、山口さんに『タイトルを早く作ってください、ベルトを作ってください』とお願いして、ここで本当にできたので自分のためにできたと思います。もちろん栗秋選手は強いんで、結果、自分が獲れたら最高なんで獲りたいですね。
(UNLIMITEDルールには慣れた?)前回の試合で勉強になった部分があり、最後のTKOの場面はUNLIMITEDルールだったらスタンドの展開になってもおかしくないなと後々に思いましたし、それだったらもっと立ち上がって顔面サッカーボールキックを出しても良かったなと思ったりとか、いろいろ勉強になりました。あとはタックルで倒した後に、相手がギロチンの状態で耐えて何もしないで審判にスタンドを委ねていたのは、UNLIMITED的には良くないですよね。年末に疑問に思ったところが改善されていると思うので、自分自身もそれをちゃんとアップデートして、年末よりもっとスリルのある、見てて面白い、自分がやってても面白いエグイ試合にしたいと思っています。
(栗秋に対して警戒ポイントは?)身体能力が高いというのが印象にあり、もちろん打撃のチャンピオンなのでそれには気をつけるのはもちろん、ただ身体能力が高いがゆえのタックルもあったりとかすると思うので、そういうのはMMAの経験からしていろいろやり方があるんで、それをUNLIMITEDで出したいですね。
(栗秋が投げ技を出させないで勝つと発言していることを受けて)一応、僕は投神と呼ばれているので、KOされずに投げたいなと思っています。
(打撃戦に関して)打撃戦やりたいですね。でも組んじゃうかもしれないです。ちょっとそれは始まってみてノリで。バチバチに殴り合う気ではいます
(UNLIMITEDのベルトを獲ったら今後考えていることは)ベルトを獲って僕はMMAファイターなんでMMAも出たいですし、どんどんUNLIMITEDにも出たいですし、被らなければ毎月のように怪我がなければ試合をしたいなと思います」
▼KNOCK OUT-BLACKウェルター級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
中島玲(ハイブリッドアカデミー)vsユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)
両者は4月大会のメインイベントで対戦し、2Rにポズドニアコフがダウンを奪って判定勝ち。リベンジを強く望んだ中島は練習環境を変え、ベルトを懸けてダイレクトリマッチに挑むこととなった。山口代表は「ポズドニアコフ選手はそう簡単な相手ではなく、全てができるオールマイティなムエタイファイターなので、そこをどう中島選手が崩していくのかを見てみたいなと思います」と中島に期待を込める。
中島玲
「前回負けてから練習環境も変えて、この試合に負けたら死ぬつもりで人生を懸けて練習しているので、その結果が6月22日、しっかり見せるので楽しみにしてください。
(前回ポズドニアコフと対戦して一番強いと思ったところは?)ヒザ蹴り、前蹴りに関してもちょっと対応不足だったなという部分はあるんですけど、それぐらいですね。
(今の練習環境について。どんな手応えを得ているのか)拠点を東京に移して、今はKNOCK OUT初代ウェルター級チャンピオンの良太郎選手に、付きっ切りで見てもらっているという形です。戦ったのはこの前なので、普通やったら2カ月ちょっとじゃ変わらないと思われるかもしれないですけど、前にも言った通り、自分は天才なんで、この2カ月でどんだけ俺が強くなったかというのを見せられるので最高ですね。
(今回はどういう戦いをしたいか)全部に関して、上回って僕が勝ちます。それだけです。
(新しい練習環境でファイトスタイルの変化は?)前回の負けは、自分にとって負けでいいことはないけど、あの負けで学ぶことはデカかったし、やっぱりあの敗因があって、神様からは『キックボクサーにちゃんとなれよ』と自分に言っているんだろうなという気がしたんで、キックボクサーになります。
(屈辱をどう晴らしたいか)1年前、僕がKNOCK OUTに参戦した時は代々木大会だったんですけど、その時と同じ失神KOで全てをひっくり返します。
(大好きなNARUTOが傷つけられたことに関して)NARUTOの話でいうと、NARUTOとオビトは忍界対戦で戦ってまずNARUTOが最初負けて最後に勝つんですけど、その物語通りです」
ユリアン・ポズドニアコフ ※会見欠席のためにコメントのみ
「こんにちは。タイトルマッチが決まり、とてもワクワクしています。最初の戦いでは私の方が強かった。そして今回の戦いに勝つのは誰なのか。6月22日に分かるでしょう。ベルトを争う戦いであなたと戦い、日本の団体KNOCK OUTの歴史に、私たちの戦いの痕跡を残すこのチャンスを心から喜んで待っています。日本のNARUTOの復活、それともうちは一族の新しいウクライナチャンピオン。6月22日、東京で確認しましょう」
▼KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
壱センチャイジム(センチャイムエタイジム)vs森岡悠樹(北流会君津ジム)
両者はこれまでに3度対戦し、初対決となった2021年8月のKNOCK OUTでは壱が判定勝利。2度目の対戦となった2022年11月の第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦でも壱が判定勝ちして王座を獲得したが、3度目の対戦となった昨年12月のKICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント決勝戦では森岡が2RKO勝ちを収め、今回4度目の対戦となる。
山口代表は「最初4月の時点では森岡選手からBLACKルールでやりたいと言われたんですけど、壱選手がBLACKルールというのはちょっとピンとこなくて、やはりREDルールで防衛戦をやってもらいたいということで今回決まりました。キーポイントはやっぱりOFG、3R制になるので、ファンの人たちや関係者も『どっちが勝つんだ!?』と予想が難しい試合ができるのかなと思って楽しみにしています」と見所を語った。
壱センチャイジム
「前回、森岡君に負けて、僕はチャンピオンじゃないと思っています。チャレンジャーのつもりで今回森岡君を食いに行こうと思っています。森岡選手とは4回目。3回やって、3回とも激闘だったので、今回も激闘で間違いないと思います。先に当てて、先に倒します。
(前回の試合を踏まえて今回はどういう試合をしたいか)森岡選手も僕もパワーはあるんですけど、2人とも倒れやすいので、先に当てた方が勝つスピード勝負だなと思っています。あと少し僕が連勝中で気の緩みもあったのかな。あの日は森岡選手が強かったので、今回しっかりいつも以上に仕上げて勝ちます。
(4月のONEで判定負けを喫してコンディションの面はどうか)顔をちょっと何針か塗っちゃったんですけど、いつものことで問題ないです。
(ONEでの反省点)倒されても俺が倒し返すからいいやと、ちょっと過信でしたね。そこで自分を忘れていた気がしますね。過信と自信は紙一重なんで、そこを見つめ直して今回いいと思ってます。
(森岡との戦いの中で紙一重の部分はちゃんとコントロールできるか)やっぱり理想は倒されずに倒すことですけど、最悪、倒されたら倒しに行きます。激闘します。
(OFGでのアジャスト具合について)僕の感覚なんですけど、OFGってグローブよりダウンをしやすいから、ダウンしても巻き返しがめっちゃできると思っていて、僕も森岡選手も結構巻き返し系なんで、今回も一発で終わらず倒し倒されの展開になっていくだろうなと。僕に関しては、OFGは僕巻き返しタイプなんで、すごく向いてると思います。倒れてからがスタートなんで(笑)」
森岡悠樹
「前回の記者会見では参戦決定の発表だけだったんですが、今回はしっかり対戦相手がチャンピオンの壱と決まって嬉しく思っています。年末以上の激闘になるかちょっと分からないんですけど、本気で倒しに行こうと思っているので、是非楽しみにしてください。
(前回の試合を踏まえて今回はどういう試合をしたいか)自分は年末の続きを6月で皆さんにお見せできたらと思います。
(KNOCK OUTタイトル挑戦に関して)ベルトはもちろん欲しいとずっと思っているんですけど、今回、ベルトのことを考えすぎると固くなっちゃったり、勝ちに行くような試合は絶対にしたくないと思っているので、考えずに倒していきたいです。
(KNOCK OUTのベルトへの思い)本当にKNOCK OUTに出たての時なんか、こんなタイトルマッチに挑めることもなかったですし、こういう大きな舞台でタイトルマッチができて本当に嬉しいです。やっぱりKNOCK OUTのベルトは偉大なもんだと思っているのでほしいと思ってます。
(OFGでのアジャスト具合について)OFGだけが自分は最初不安でした。前回の試合前はスパーやマススパーでは普通のグローブを使っていたので、試合当日は距離感が合わなくてちょっと苦労したので、今回も決まってすぐからOFGでしっかりスパーも練習しているので完璧にアジャストできているのではないかと思います」
▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
前田大尊(マイウェイジム)vs福田拓海(KNOCK OUT クロスポイント大泉)
両者は4月大会で対戦し、延長戦の末に引き分けに終わっており、早くも再戦が決まった形となる。KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者の古木誠也がベルトを返上したことを受け、山口代表は「この一戦の勝者が片方の選抜になってくると思うので、両者はかなり気合が入ってくると思います」と王座決定戦に向けた戦いになるとした。
前田大尊
「前回、初めての引き分けだったんですけど、本当に試合終わった後も数日間気持ちが煮え切らない状態で、本当にもどかしくて、すぐにでも再戦がしたくてたまりませんでした。
この再戦をしっかりと掴み取ってチャンピオンを狙っていきたいなと思っているので、応援お願いします。
(前回対戦した印象)試合映像を見る限り、KOで倒しているシーンが多くて、その一発とかは警戒していたんですけど、あまりアグレッシブに来なかった印象があります。カーフキックが脅威なので、前回ではなかったような作戦を練って、しっかりと圧勝して勝ちたいなと思っています。
(福田から判定を狙ってくると言われたことについて)僕自身はKOする戦い方、勝ち方というのをすごく最近は模索してるんですけど、なかなか難しいところです。でもやっぱりそこを求めないで勝ちだけに逃げてしまう戦い方をしたら、つまらなくなってしまうと思うので、勝ち方をしっかりと追求しながら、その中で倒せるものをしっかりと見つけて、それを試合で掴んでいきたいと思っています。
(タイトルマッチに向けての思い)チャンスってほいほいやってくるものじゃなくて、しっかりタイミングとしてやってくるものだと思っていて、それをしっかり逃さないように絶対に獲りに行きたいという思いはありますし、記念すべき一発目のベルトがKNOCK OUT。これはもう本当僕が夢見てるものでもあるので、しっかりと実現させたいと思います」
福田拓海
「2回連続で代々木大会に参戦させていただけることに感謝します。対戦相手の前田選手は、4月にやったばかりなんですけど、ドローという形で白黒はっきりつけないまま終わってしまったので、代々木でしっかり決定をつけたいなと思います。
(前回対戦した印象)本当に気持ちの強い選手だなと思いました。でも、次やっても多分、前田君では俺のことは倒せないと思うので、判定を狙ってくると思うので変わらず一発で仕留めたいと思います。
(前回の対戦を踏まえて今回はどういう戦いをしたいか)いつもそんなに作戦とかは考えていないので、こうしたいとかはないです。やっぱり前回はKOで終わらせると言ったんですけど、それができなかったので、今回は必ず倒したいなと思っています。
(タイトルマッチに向けての思い)僕はKNOCK OUTにはデビュー戦から出させてもらっているので、KNOCK OUTのベルトを獲りたいというのは、ずっとデビューから変わりません。そこの思い入れは俺の方が(ベルトは)絶対に強いと思っていますし、俺の方が似合うと思います」