
2025/05/14
KNOCK OUT 2025 vol.3|渡部蕾 インタビュー公開!
「アマチュアの時とは全然違う。技術で倒します!」
5・18「MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.3」の[KNOCK OUT-REDフライ級/3分3R・延長1R]でエイル ルーククロンタンと対戦する渡部蕾。3月、4月のREBELS常葉大会で連続1RKO勝利を飾り、3ヵ月連戦のプロ5戦目にして後楽園初登場となったルーキー・渡部は、ここでアマ時代に2回負けているルークとの対戦となった。その試合に臨む渡部の意気込みとは?
──3月、4月と常葉で連続1RKO勝利。この2試合を振り返ると?
渡部 うまくいってるなあという感じです。どっちもKOは「出したら当たった」という感じだったんですけど、続けてうまくいったことで、「倒してやろう」という気持ちは強くなりました。
──それができた背景で、こういう練習がよかったとかいうのはありますか?
渡部 いや、デビュー戦からずっと練習内容は変わってないんですけど、オープンフィンガーグローブ(OFG)が合ってるのかもしれないです。「当たると倒れるな」と感じたので。
──常葉では8角形リングでしたが、そこはどうでしたか?
渡部 自分はそんなに普通のリングとの違いは感じなかったですね。1回、詰められたこともあったんですけど、そこもあまり変わらなかったです。でもあまり経験できないと思うので、それはよかったですね。
──常葉で2ヵ月連続、いい勝ち方ができたので、あの場所も好きになったのでは?
渡部 食堂のおばちゃんたちがファンになってくれてて、終わった後もめっちゃペンライトを振ってくれて、ホームみたいになりました。
──いいですね(笑)。今回は後楽園ホールに初登場です。今までも出たかった?
渡部 はい。ジムの先輩たちがたくさん出ていて、セコンドで行ったこともあって出たかったので、出られてうれしいです。これまではなかなか後楽園出場は決まらなかったので、今回はやってやろうという感じですね。
──その後楽園での試合が、エイル ルーククロンタン戦になりました。エイル選手とは、アマチュア時代に2回当たっているんですよね?
渡部 そうですね。中2か中3の頃に、KNOCK OUTアマチュアのトーナメントで当たりました。1回目は決勝で2-1で負けて、2回目は1回戦で3-0で負けました。
──その時の印象は?
渡部 首相撲が強くて、そこでやられたなという感じでしたね。
──そこから時が経って、今回はプロのリングでの対戦となりました。アマチュアで当たって以降の動向も見ていましたか?
渡部 そうですね。インスタグラムでつながっているのでいろいろ見ていて、ベルトを獲ったのも見たりしていたので、やっぱり強いなと思っていたし、いつかはやるのかなと思っていました。
──最近の試合では、どういう印象を持っていますか?
渡部 ミドルがメッチャ速いなと思います。でも今は自分の方が強いのかなと思っています。攻撃力とかスピードとかは上回っていると思うので。
──どういう試合にしたいですか?
渡部 相手もすごくうまいので、レベルの高い試合にはなると思うんですけど、その中でしっかり倒して、強さを見せたいです。倒すパターンも何個かは考えているので、流れの中でその中のどれかで倒せれば。
──中学の時には負けたけど、今は違う?
渡部 はい。あの時とは全然違うし、練習も前以上にやっているので。今回はそれをぶつけるだけですね。
──その先について、今はどう考えていますか?
渡部 今年も負けずに、無敗で進んでいきたいです。その先にはやっぱりKNOCK OUTのベルトがほしいですね。
──KNOCK OUTクロスポイント大泉では乙津 陸選手も戻ってきましたし、さらにモチベーションも上がっていますよね?
渡部 みんなしっかり気合いが入っていて、試合のない選手も自分とかと一緒に追い込みしてくれるし、頑張ってますね。自分も含めてみんな「負けてられない」という気持ちも強いと思います。
──その中で、自分独自の強みというと?
渡部 何だろう……? やっぱり、細かいテクニックとかですかね。みんなバチバチの試合をしていて面白いですけど、自分の場合はテクニックで倒してるという自信があります。自分もそういうバチバチの試合もしたいですけどね。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
渡部 自分の攻撃をしっかり見てもらって、最後に倒すところに注目してもらえればと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
渡部 蕾
所属:クロスポイント大泉
生年月日:2007年8月11日生
出身:東京都練馬区
身長:163cm
戦績:4戦4勝