2025/06/16

THE KNOCK OUT|古木誠也インタビュー公開!

 

 

 

 

 

「ガンガン前に出てKOして、フェザー級王座への道につなげます!」

 

 

6・22「THE KNOCK OUT」の[KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R]でカルロス・モタと対戦する古木誠也。12月の試合が中止になりBLACKスーパーバンタム級王座は返上となったものの、4月の再起戦ではKO勝利で復活。今後はフェザー級でやっていくという古木が注目しているのは、モタが前王者・栗秋に勝っているという点。早期の王座獲得を目論む古木はこの試合でどう勝とうとしているのか?

 

 

 

 

 

──前回は4月の後楽園大会で復帰戦となる辰樹戦でした。あの試合を今、振り返ると?

 

古木 相手のパワーとかもけっこう感じて、やりづらさもあって被弾してしまい、苦戦しましたね。いつもより冷静になりすぎたというか、呑まれちゃった感じがありましたね。

 

──「呑まれた」とまで自覚するのは珍しいですね。

 

古木 やりづらかったし、ペースも相手のペースで。自分もガンガンいきたかったんですけど、いけなかったですね。自分がキレイに戦おうとしすぎたせいもあると思います。もっとガンガンいっていれば、自分のペースにできたと思うんですけど、ペースを握られちゃったというか。

 

──ただ、結局はKO勝ちすることができました。そこに関しては?

 

古木 結局パワーで押し切ったじゃないですけど、あれがなかったら判定はどうなってたか分からないので。全体的には反省点が残る試合ですね。最後のワンツーはミットで練習していたので、そのストレートで倒せたのはよかったんですけど、全体的に見ると、ちょっと反省が多いです。

 

 

 

──相手のパワーを感じたのは、階級の関係もある?

 

古木 うーん……階級のせいなのか、辰樹選手が特にパワーがあったからなのかは分からないですけど、階級はたぶん関係あると思います。

 

 

 

──今後はフェザー級でやっていくそうですが、その部分は、今後戦っていく階級を決めるのに影響しましたか?

 

古木 いや、特にはないですね。もっとディフェンスをしっかりして、油断しないようにすればいいかなと思うので。

 

──辰樹戦では、フェザー級の体づくりはできていたんですか?

 

古木 いえ、今までと変わりないです。試合後も、フィジカルとか筋肉をつけるトレーニングとかはやっていなくて、通常体重も以前と同じです。減量の幅が減ったぐらいで。

 

──そのままでもフェザー級でいけるという判断なんですね。

 

古木 はい。この前の試合で、パワーでは通用したので、これでいけるかなという話になりました。

 

──そしてフェザー級2戦目に当たる今回はカルロス・モタ戦になりました。最初に聞いた時はどう思いましたか?

 

古木 ビックリしましたね。対戦候補とかもなかったので、誰なんだろうと思っていたところにモタ選手という話が来て、驚きました。UNLIMITEDには出てましたけど、MMAの選手だったし、全く予想してませんでしたね。でも話を聞いてからは迷うこともなく、すぐに受けました。

 

──ここでMMAの選手と対戦するということについてはどうですか?

 

古木 MMAの選手だからどうというのはないんですけど、ルールは違うけど王者だった栗秋祥梧選手に勝っているので、自分がここでいい勝ち方をして、王座に向けてアピールしたいです。

 

──その栗秋戦でのモタ選手はどう見ましたか?

 

古木 UNLIMITEDだったので、あまり参考にはならなかったんですけど、動きが速いのと、技が多彩だなと思いました。

 

──立ち技の試合経験がないので、参考資料が少ないと思うんですが、そこは?

 

古木 トリッキーな技を持っているので、そこに気をつけつつ、スピードにも気をつけたいと思うんですけど、いつもの試合でする警戒と特には変わらないです。

 

──MMAファイターでチャンピオンにもなっていること、ブラジル人であること、UNLIMITEDを経験していることなど、古木選手の相手としては「初」の項目が多いですが、気になる部分はありますか?

 

古木 特にはないんですけど、パワーはヤバそうだなと思います。MMAの選手なので、フィジカルがすごそうだなと。

 

 

 

──材料が少ない中で、試合のイメージはどう作っているんですか?

 

古木 栗秋戦の映像も見て、「これなら入るな」という攻撃は考えています。映像は少ないですけど、相手の映像はいつも何回か見て、「だいたいこういう選手だな」と頭に入れる程度なので。

 

──どう戦っていきたいですか?

 

古木 自分はパワーが武器なので、最初からガンガン倒しにいきたいと思っています。

 

──そこに前回の反省はどう生かしたいですか?

 

古木 前回の試合は見過ぎちゃって、距離を取って戦おうとしてしまったために呑まれちゃったんですけど、今回はそうなる前にガンガンいきたいと思います。

 

──そうなるとカウンターのリスクもあると思いますが。

 

古木 カウンターは気をつけるしかないですからね。特にモタ選手だから何かを変えるということもないです。

 

──栗秋選手が王座を返上して空位になったところでフェザー級の2戦目ですが、王座についてはどう思っていますか?

 

古木 フェザー級に上げるからにはチャンピオンを目指しているので、今回いい勝ち方をしてアピールしていきたいです。可能ならすぐにでもやりたいです。

 

──お話を聞いていると、階級が変わっただけで、試合への準備も試合でやりたいことも前の階級の時と変わらない感じがしますが。

 

古木 変わらないですね。練習内容も変わらないですし。

 

──代々木第二大会というビッグマッチですが、そこは?

 

古木 特には変わらないんですが、代々木は大きな会場なので、KOして盛り上げたいです。

 

──タイトルマッチをはじめとしてビッグカードが並んでいますが、その中での意識は?

 

古木 自分はもともと、「盛り上がる試合をしたい」と常に思っているので、今回もそうしたいというだけです。そういう試合をして、三賞とかにつながればいいなと思います。自分の中では今回、モタ選手が栗秋選手に勝っているので、その相手に勝ってベルトにつなげたいという気持ちが強いですね。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

古木 いつもと同じなんですけど、ガンガンいってKOするところに注目してほしいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

プロフィール
古木 誠也
所属:フリー

生年月日:1996年11月10日
出身:神奈川県相模原市
身長:163cm
戦績:15戦12勝3敗
初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者