
2025/06/17
6.22 THE KNOCK OUT|森岡悠樹 公開練習レポート
2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『THE KNOCK OUT』(U-NEXT配信)に出場する森岡悠樹(北流会君津ジム)の公開練習が行われた。森岡はKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチで王者の壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)と対戦する。
今回、対戦する壱とはこれまでに3度対戦し、初対決となった2021年8月、2度目の対戦となった2022年11月の2試合とも森岡が判定負け。3度目の対戦となった昨年12月のKICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント決勝戦ではバチバチの打ち合いとなり、お互いに2度ダウンを奪い合った末に、森岡が3度のダウンを奪取してTKO勝ちした。
今回4度目の対戦となり、壱からは「また倒し倒されの展開になり、その上で倒して勝つ」とのコメントが出ているが、森岡は「自分も同じような展開になるんじゃないかなと思っています。(倒されずに先に倒すことや一発で決めちゃうことは想像しづらい?)もちろん、やっぱりそうしたいですけど、こっちが先に倒しても、奴がもっと倍になって来る(苦笑)。お互いに気持ちの強さが一番あるので、結局そういう展開になっちゃうんじゃないかなと。お互いが何か一撃で倒れるような想像はしづらい」と前回と同じく倒し倒されの試合になると予想する。
「前回の試合は勝ったからではなく、格闘技人生一番楽しかった」と爽快な打ち合いができたことで楽しかったというが、「できることなら一撃で倒した方が楽じゃないですか。壱との試合は楽にならないので、試合前から憂鬱ですね。また大変な思いをするんだろうなと、やる前から分かっていることなので」とすでに覚悟はできている様子。
今回、勝ち切るために必要なことを聞かれると「特にこれといって一気に変えることはないんですけど、とにかく自分から攻めること。あと、オープンフィンガーグローブ(以下OFG)なんで余計なものはもらわないようにしたい」という。
壱はOFGでの自身のパンチにかなり自信を持っていることについては「そもそも壱はパンチのスピードが速いので、OFGは確かに向いてるのかなと思いますね。自分もONEに出た時に一撃でKOして倒しているので(2024年5月10日、ペイマン・ゾルファガリに1RKO勝ち)、自分のパンチは普通のグローブで打つのとは違って強力になっていると思います」とOFGマッチに自信を見せる。
この日の公開練習では試合と同じくOFGを着用してサンドバッグ打ちを行い、強烈なパンチ、ヒザ、右ミドルを叩きこんでジム内に快音を響かせた。
「OFGだと拳で殴っている感じが全然違うので、自分は殴り心地はOFGの方がいいと思います」とニヤリ。
今回、2度目のKNOCK OUTタイトルマッチ挑戦となり、「いつものワンマッチとは違うと思いますし、自分はタイトルマッチで前回勝ててないのに対し、向こうはしっかり勝ってベルトを獲ってるんで、今回はしっかり勝って獲りたいと思います」とベルト奪取を予告。
壱からは「どっちが勝ってもまた5回目あるだろう」とさらに戦いは続くと予想しており、森岡は「自分もそうなるんじゃないかなと思います(苦笑)。絶対に奴と試合して塩試合になると思えないので、どんな結果になっても絶対面白い試合になるし、また何回もやることになるんじゃないかなと思います。彼のことは同じ階級で一番のライバルだと思ってるんで、今回はしっかり勝つことで、やっと2勝2敗になり、ちゃんとしたライバルになろうと思います」と壱に対してライバル心を燃やす。
5度目はBLACKルールを希望するかと聞かれると「5度目をやるとしたら、もうUNLIMITEDルールですよ。今までにやっていないルールでやらないといけないので、もう完全決着です。5度目でもう終わりです」とライバル対決はUNLIMITEDルールでラストにしたいとした。激闘、KO決着必至、森岡と壱の4度目の対決の勝敗はどうなるか。