2025/07/08

KNOCK OUT.55|津崎善郎インタビュー公開!

 

「最近、『ヒジ郎』というあだ名がつきました。王者のヒジに期待してください!」

 

 

 

7・20「MAROOMS presents KNOCK OUT.55」の[KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R]でファーワンマイ・センチャイジムと対戦する津崎善郎。5月大会でクンタップ・チャロンチャイを下し、悲願のKNOCK OUT王座を手にした津崎にとって、早くも王者としての初戦。「あまり情報がない」というファーワンマイを相手に、どういう試合を見せようとしているのか?

 

 

 

 

 

──改めて、王座獲得おめでとうございます! 5月のクンタップ・チャロンチャイ戦を今振り返ると?

 

津崎 ありがとうございます。クンタップ選手、強かったです。今までの3戦で一番強かったですね。

 

──クンタップ選手は前日会見で激怒していたりしましたが、それは別として、ものすごく気合いが入っていましたよね。

 

津崎 そうですね。リング上で向かい合った時から目がキマってましたからね。その時点で「いつもののらりくらりじゃなくて、最初から来そうだな」と思って、自分もギアを入れたというのはありますね。

 

 

 

──その前、12月の対戦の際は最初にダウンを獲りましたが、今回はずっと競っていましたよね。その中で考えたことは?

 

津崎 自分も戦いながら「これはどうなんだろう? 勝ってるのかな?」と思ってたんですけど、本当に先手先手で自分の攻撃をとにかく当てようという感じでしたね。向こうもガンガン来るので、落ち着いて何かを考える余裕はなかったです。

 

──その結果勝つことができて、念願のKNOCK OUT王座を獲得しました。勝ってまず感じたことは?

 

津崎 正直、ホッとしました。「ああ、よかった」というのが一番で。そこまで長い道のりだったこともあるし、これでやっと名を残せたなと。

 

──周りの反響はいかがでしたか?

 

津崎 ずっと応援してくれている人たちばかりなので、「よかった、よかった」と本当に喜んでもらえています。祝勝会とかもたくさんやっていただいて、ありがたい限りです。

 

 

──そうやって王者として過ごす時間は、これまでと違いますか?

 

津崎 ちょっとやり切った感がありますね(笑)。ラスボスを倒した感じもあって、改めてこの先どうしようかと考えるきっかけにもなりました。

 

──というところで、今回はファーワンマイ・センチャイジム選手との対戦が決まりました。

 

津崎 チャンピオンになって初の試合なので、負けられないという気持ちがより強いですね。この試合では、本当にチャンピオンの強さをしっかりと見せたいと思っています。

 

──ファーワンマイ選手の印象は?

 

津崎 日本でやった1試合しか映像がなかったんですが、まず身長が高いですよね。186cmあるらしくて、僕はそんなにデカい相手と戦うのは初めてなんですよ。戦い方は「ザ・ムエタイ」だなと思いました。しっかり構えてミドルを蹴って、組んできて……という感じで。

 

──「ザ・ムエタイ」という点ではクンタップ選手もそうだったと思うんですが、ファーワンマイ選手は24歳と若いですよね。その部分では何かありますか?

 

津崎 いや、年齢は特に関係ないんじゃないかと思います。試合も3分3Rしかないですし。1時間耐久とかになったら若いヤツが強いかなとは思いますけど、短い時間の中でどう戦うかという話なので、関係ないかなと。

 

──どういう試合にしたいですか?

 

津崎 もちろん「KNOCK OUT」という大会なので、KOを狙っていきたいというのはもちろんなんですが、誰が見ても「ああ、強いな」と思うような、スキやミスのない戦いをしたいです。

 

──「強さを見せる」という意味では、早い時間でのKOもあれば、時間をかけてそれを見せるという考え方もあると思いますが……。

 

津崎 短時間KOみたいなことはあまり考えてないですね。映像もあまりなくて、未知の相手じゃないですか。それに身長が自分より5cmも高くて、リーチが長いんですよ。距離とか、何をしてくるかも分からない中で最初から突っ込んでいくと、カウンターをもらう危険性も高くて、一発バチンともらって倒される可能性もあるじゃないですか。だからそんなアホなことはしないです。

 

──なるほど。

 

津崎 だから何もさせずに、一方的な展開を作って自分の攻撃をしっかり当てて、相手がへばったところで仕留めたいと思います。だからクンタップ戦の時と、基本的に心がけていることは同じです。

 

 

 

──チャンピオンの試合ということで「スーパーファイト」と銘打たれているし、お客さんの見るハードルも上がってきますよね。

 

津崎 そうだと思います。だから僕もチャンピオンとしての自覚を持って、お客さんの期待にも応えられるような、チャンピオンらしい試合をしたいと思っています。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

津崎 私、最近「ヒジ郎」というあだ名がつきまして。「津崎と言えばヒジ」ということで。チャンピオンになった私、「津崎ヒジ郎」のヒジに期待してください。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

プロフィール
津崎 善郎
所属:LAILAPS東京北星ジム

生年月日:1984年12月19日
出身:長崎県対馬市
身長:180cm
戦績:33戦17勝(5KO)14敗2分
第3代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者
元KNOCK OUT-RED スーパーウェルター級暫定王者
スックワンキントーン ミドル級王者