
2025/07/14
KNOCK OUT.55|優翔インタビュー公開!
「他団体のチャンピオンを倒して自分の価値を上げていきます!」
7・20「MAROOMS presents KNOCK OUT.55」の[KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R・延長1R]で紀州のマルちゃんと対戦する優翔。KNOCK OUTのリングでは3戦してまだ負けていない優翔だが、昨年のONEでの敗戦を経て考えることがあったという。今回は他団体のチャンピオンを迎えて、どう戦おうとしているのか?
──KNOCK OUT参戦は4月のソンピチャイ・センチャイジム戦以来になります。下地奏人選手の欠場で試合が変わって1RKO勝ちでしたが、今振り返ると?
優翔 まあ、倒して当然かなとは思いましたね。相手も急に受けてくれたので、準備期間も短くて100%ではなかったと思うので。
──その後は5月に他団体で1試合(11日、庄司理玖斗戦)していますね。こちらは判定勝利で。
優翔 契約体重が59kgでいつもより少し軽かったので、ちょっと疲れたのはありましたが、それ以外は問題なく勝てました。
──以前やるはずだった下地選手もまだ復帰はしておらず、今回は紀州のマルちゃん選手との対戦となりました。
優翔 他団体のチャンピオンなので、まあいいかなという感じですね。自分が小っちゃい頃から戦っている選手というイメージはありますけど、たまに突っ込んでパンチを打ってきたりするので、そこだけもらわないようにすれば、あとは問題ないかなと思ってます。正直、余裕かなと思ってますね。倒さなきゃなと。
──なるほど。
優翔 でも、試合できるのはありがたいです。自分はタイミングさえ合えば、試合を断ったことはないんで。
──優翔選手の武器として身長とリーチがあると思いますが、マルちゃん選手は身長が同じ180cmです。相手が同じ長身というのは、あまりないですよね?
優翔 そうですね。ただ、タイでやっていた時はもっと重い、63~64kgで試合したりしたこともあったので、そこも問題はないです。
──どういう試合にして、どう倒したいですか?
優翔 一方的に攻めて、倒せるタイミングがあれば早く倒したいです。
──4月から3試合と、けっこうハイペースですが、最近のテーマみたいなものはありますか?
優翔 一番最近負けたのがONEだった(2024年6月、橋本亮汰戦)んですけど、そこからは以前は一切やってなかったフィジカルとかもやり始めました。タイでは試合やる時にチケットを売る必要がなかったんですけど、日本での試合ではチケットを買ってもらって、応援に来てもらうじゃないですか。その人たちの前で倒されたくないので、そういうところにも力を入れるようになりました。
──そもそもタイでやっていると、倒すことを優先しようとはあまり思わないですよね? 日本を主戦場にして、そこは変わってきたのでは?
優翔 確かに、そうですね。そのためにスタイルも少しずつ変えてきています。特に、以前よりもパンチの技術を磨くようになりました。ONEで戦うことを考えても、パンチは大事なので。
──パンチの技術の中でも、特に重視していることは?
優翔 打ち合いの中での攻防だったり、その中で見えない角度から来るパンチには気をつけています。逆に自分も当てるためにジャブだったりを大事にしていて。
──昨年12月には王座決定トーナメントのリザーブマッチにも出場しましたが、その時に優勝した久井大夢選手が階級アップで王座を返上して、空位になりました。王座についてはどう思っていますか?
優翔 KNOCK OUTに出始めた時からタイトルマッチをやらせてほしいとは思っているんですけど、最近はベルトを獲ることよりも自分の価値を上げたいなと思ってるんですよね。ベルトは「誰が持ってるか」で決まると思ってて、メッチャ強い人が持っていれば価値も上がるし。だから、タイトルマッチもやりたいんですけど、今はそのためにちょっとやりたいことができて、そこで勝ってからタイトルでもいいかなと思っています。
──やりたいことというと?
優翔 それは、今回勝ったらマイクで言いたいなと思っています。
──マイクを持つためには、KO勝ちしないとですね。
優翔 はい。その上で、強い相手をどんどん倒して行きたいと思ってます。その自信もあるし、あとは証明するだけです。その一環としても、今回、他団体のチャンピオンとやれるのはありがたいです。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
優翔 今回の試合に限ったことじゃないんですけど……自分はまだチャンピオンとかじゃないじゃないですか。それでもいろんなチャンピオンをバンバン倒していきたいと思っているので、チャンピオンじゃない自分がチャンピオンを倒す姿を見てほしいです。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
優翔
所属:team NOVA
生年月日:2002年8月16日生
出身:神奈川県横須賀市
身長:180cm
戦績:40戦 30 勝(7KO)10 敗