2025/07/16

KNOCK OUT.55|山田真子インタビュー公開!

 

「今までとは違う自分を見せられるのが楽しみです!」

 

 

 

7・20「MAROOMS presents KNOCK OUT.55」の[KNOCK OUT-BLACK女子アトム級/3分3R・延長1R]で菊地美乃里と対戦する山田真子。対戦予定だったNaoの欠場により、相手が変更となった山田だが、「自分に集中していた」という彼女には、それは気になっていないという。そんな彼女が、この試合で見せたいと思っているものは何なのか?

 

 

 

 

 

──2月のぱんちゃん璃奈戦以来の試合、そしてKNOCK OUT参戦となりました。あの試合は今振り返ると?

 

山田 いやあ、悔しいですね(笑)。今考えても悔しいけど、初めてKNOCK OUTさんに参戦するにあたって、相手のホームでどういう試合をしないといけないかというのが分かってたんですけど、何が足りなかったのかという反省がありました。

 

 

 

──もっともっと攻めないといけなかった?

 

山田 というよりは、自分自身がもっとできたのに、という感じですね。準備不足もあったかなと思います。

 

──階級という点ではどうでしたか?

 

山田 そこですよね。試合の前は「どんな感じなんやろう?」というのはありましたけど、試合になったらあまり感じなかったですね。ただ、組みになった時に身長差があったのと、組みの力は強かったと思います。今回はアトム級なので、前回の契約体重よりは調子もよくて、この階級で試合をやらせてもらえるのはありがたいですね。

 

 

 

──今回はNao選手の欠場のため、菊地美乃里選手との対戦となりました。菊地選手の印象は?

 

山田 印象というよりは、けっこう直前に試合を受けてもらったので、そういう根性はあるんだろうなと思いました。その話を聞いて感じた通り、ファイトスタイルも根性があるので、すごく楽しみです。

 

──打ち合いができそう?

 

山田 そうですね。パンチで打ち合うんだったら全然打ち合うし、その場面に応じてという感じで。自分も前回の試合の後フィジカルを強化してきたし、Nao選手と対戦の予定だったので首相撲の対策をしっかりやっていたので、体つきを見てもらっても全然分かるぐらい変わっていて、前回とはひと味違う自分を見せられるという楽しみがありますね。

 

──アトム級では、同じ大会でKiho vs 森川侑凛というカードもあって、山口代表は「タイトルに向けてきっかけになる試合になれば」とも話していました。そこについては?

 

山田 その話を聞いてもやる気が出るんですけど、それがなくても、今回は今までと違う自分を見せようと思ってたんですね。自分自身が、しっかりと自分と仲間を信じてやり切れれば、いい結果になるんじゃないかなと思っています。タイトルのこともしっかり頭に入れて、責任と覚悟を持ってリングに上がろうと思いますね。

 

──タイトルへの道ができれば、一つ大きな目標になりますね。

 

山田 ヤバいですね。それはメチャクチャ実現してほしいです。そうしてもらえるように頑張ります。

 

──だから、相手は菊地選手だけではなく、もう1試合の内容も超える必要があるかと思いますが。

 

山田 今回、対戦相手が変わったというのもそうなんですけど、自分自身を変えて、自分を上げるというところに集中してやってきたので、他の試合とかは意識しなくても、自ずと結果が出るんじゃないかと思うので、当日を楽しみにしてほしいです。

 

──山田選手って、基本的に自分以外のことってあんまり気にしてないですよね?

 

山田 そうですね、間違いないです(笑)。いつでもそうですけど、自分が勝ち続けていれば道は見えてくると思うので。ずっとそう思ってるんですけど、最近の女子の選手はみんなうまかったり強かったりするので、自分をもっと上げていかないといけないなという気持ちが強くなってて。その成果を見せるのが楽しみです。

 

──ただ、前回はぱんちゃん選手へのムカつきが大きかったと思うんですが、今回はそれはないですよね? 今回のモチベーションはどこにありますか?

 

山田 確かに、今回はムカついてはいないですね(笑)。でも今、練習するのがメチャクチャ楽しいんですよ。今までで一番じゃないかというぐらい。それは、今一緒に練習している仲間だったり、トレーナーだったり、普段から一緒に遊んでいる先輩だったり、自分の周りの人たちがそう思わせてくれているということなので、そこにすごく感謝があるんですよね。その感謝が大きなモチベーションになってます。あと、試合当日、「土方焼け」してるのは自分だけだと思います(笑)。

 

──毎日暑いですから、建設現場で「一人親方」として働く山田選手には特に大変ですよね。

 

山田 バリバリヤバいですよ! 仕事も練習みたいな感じになってます(笑)。自分が一番充実しちゃってるんじゃないかと思うぐらい、毎日楽しいです。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

山田 1Rから目を離さずに、しっかり見てもらいたいです。自分の覚悟だったり思いだったりが伝わる試合になると思うので。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

プロフィール
山田 真子
所属:GROOVY

生年月日:1994年5月26日
出身:福岡県糸島市
身長:153cm
戦績:16戦13勝1敗2分
元J-GIRLSアトム級王者
元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者