
2025/07/17
KNOCK OUT.55|比嘉龍一インタビュー公開!
「ガンガン攻めてメチャクチャ熱い試合をして、ぶっ倒します!」
7・20「MAROOMS presents KNOCK OUT.55」の[KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R・延長1R]で工藤“red”玲央と対戦する比嘉龍一。3月のREBELS常葉でKO勝ちし、今回の本戦に進んだ比嘉は今、パンチの強さに自信を深めているという。そんな彼の意気込みは?
──3月の常葉では激しい試合の末、川端駿太選手にKO勝ちでした。
比嘉 8角形リングも初めてだったんですけど、やりやすかったですね。
──そうですか! 試合内容はどうでしたか?
比嘉 最後の3Rだけは練習したことが出せたなと思うんですが、あとの1・2Rは見過ぎちゃいましたね。1回、相手のパンチを食らった時に痛かったので、「やりづらいな」と思って。3R、セコンドから「いけ!」という指示が出たので、ラッシュが出せました。あれも練習していたので、出せた感じでした。
──そのセコンドのひと言がいいきっかけになったんですね。
比嘉 メチャクチャよかったです。2Rまでは「キレイなキックボクシングをしすぎ」って言われたんですよ。手数が出てないと。「アマチュアの時を思い出せ。あの時はそうじゃなかっただろう?」と言われて「ああ、そうだ!」となって、攻めることができました。「汚くして勝て」と言われたので。
──そう言ってもらえたというのは、アマチュアの時から見てもらっていたトレーナーだったんですか?
比嘉 いえ、その時は違うジムだったんですけど、大会の時に見てくれていて。僕はそのジムでデビューした後、21歳の時に一度キックをやめていて、一切離れてたんですよ。それで4年経って「やっぱり自分のやりたいことをやりたい」と思って今のTEAM PREPAREDに、スタッフとして入ったんです。
──そうだったんですか!
比嘉 最初は選手として試合する気はなかったんですけど、同じジムの力斗君から「やらないと後悔するでしょ」と言われて、嫁と相談して去年復帰したんです。それで3月は復帰後初、久々のKOだったので、メチャクチャうれしくて。
──それで今回は本戦に出場なので、ノってますね。というところで今回は工藤“red”玲央との対戦ですが、工藤選手の印象は?
比嘉 キックボクシング歴が長くて、ずっとやってるなというイメージですね。試合はグイグイ前に来るなというぐらいです。ちょっと変わった動きをするので、そこだけ翻弄されないように注意したいです。
──そういう工藤選手に対して、どう攻めてどう勝ちたいですか?
比嘉 いつも通りの自分の動きができればと思います。今、僕はパンチも蹴りもメチャクチャ強いので、何しても勝てるなと思うので。ガンガン攻めてメチャクチャ熱い試合をして、ぶっ倒そうかなと思っています。本当にパンチがよくなっているので、みんなに見てほしいです。
──それだけよくなっているというのは、復帰後の練習が充実しているから?
比嘉 そうですね。以前は全部の練習が追い込みという感じで、走るのも全部、全力!という感じだったし、会長に言われてそれをやるという感じだったんです。でも今は自分でしっかり考えてやるという感じで、それが自分にすごく合ってるんですね。その中で力斗君は蹴りがうまいし、武内晴信君はパンチがうまいので、2人に教えてもらったり見たりしてるし、強い2人のマインドのことも聞いたりして、自分の考え方もだいぶ変わってきたんです。メチャクチャ強くなれる環境だなと思いますね。
──昨年復帰した時に、何か目標はあったんですか?
比嘉 それがあんまりなくて。復帰して2連敗だったんですけど、1戦目は「楽しくやろう」と思ってて。名前を売れれば今後にも役立つしと思ってたんです。負けたんですけど、まだやろうと思えました。でも2戦目は2RKOされたんです。自分でももうダメかなと思ったんですが、嫁とか力斗君、晴信君に背中を押されて続けることに決めたら、その直後にREBELSの話が来て。そこでKO勝ちできて、「ベルトがほしい」と思うようになりました。
──視界が開けたんですね。
比嘉 力斗君はONEにも出てるし、僕もチャンピオンになってONEに行きたいと思うようにもなりました。だから今はKNOCK OUTのチャンピオンになりたいと思っています。今、BLACKバンタム級は空位なので、トーナメントをやってもらえたらと思うんですよね。今回勝って、もう1試合してそこで評価してもらえたら、トーナメントをやってもらえないかなと。
──なるほど。
比嘉 川端選手がすごく強かったんですけど、その選手にKO勝ちできて自信がついて。その川端選手は、この前のREBELSで前田翔太選手にKO勝ちしましたよね。で、その前田選手は僕が今回対戦する工藤選手に勝っているので、ここで勝って、次だなという思いがあります。
──ちなみに後楽園ホールでの試合経験は?
比嘉 復帰前に1回だけ、J-NETWORKという団体の試合に出たことがあります。その時は新人王トーナメントで、響波選手に勝ったんですよ。
──あ、そうなんですね!
比嘉 響波選手はその後、KNOCK OUTのチャンピオンになっていたし、工藤選手はJ-NETで長く試合していたし、いろいろ縁があるなと思っています(笑)。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
比嘉 アグレッシブに戦うところを見てほしいです。「軽量級でも強いヤツは強いな。53kg、面白いな」と思ってもらえる試合をしたいと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
比嘉 龍一
所属:TEAM PREPARED
生年月日:1999年1月2日生
出身:福岡県糟屋郡粕屋町
身長:164cm
戦績:13戦6勝(3KO)6敗1分
DREAM GATEフライ級チャンピオン