2024/06/18

6.23 MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”│緊急記者会見レポート

 

 

 

 

 2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』の緊急記者会見が行われ、セミファイナルで龍聖と対戦することが決定していた山田彪太朗(シーザージム)が欠場、代替選手による追加対戦カードが発表された。

 会見に同席したKNOCK OUT・山口元気代表によると、山田は6月14日に学校給食を作る仕事中に左示指・中指不全切断で全治1カ月と診断されたため欠場に。主催のDef Fellowとして協議、調整した結果、代替選手としてKNOCK OUT-BLACKライト級王者・久井大夢(TEAM TAIMU)が出場、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)とKNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦で対戦することが決定した。

 

 

 

 

 山口代表は「セミファイナルの龍聖選手が欠場というわけにはいかないなと。久井選手が6月2日にNJKFのリングで試合をした後に(テーパプット・シンコウムエタイジムに延長判定勝ち)、今大会に出たいというアピールがあったことを思い出しました。久井選手のお父さんに電話したら、『大夢はいつでも行けるように体重調整をして練習をしています。前日計量で誰かがオーバーしたら行かせようと思っていました』と言われ、お願いしました。龍聖の方のトレーナーにも伝えたら『龍聖は(久井と)やりたいと言ってます』と。KNOCK OUTにとっては意味のある試合になると思います。REBELSとKNOCK OUTで育ってきた二人が代々木大会のセミファイナルでタイトルマッチをやることが決まり、意義深い試合になりました」とカード決定に至った経緯を説明した。

 

 

 

 

 急遽参戦が決定した久井は「今回タイトルマッチで、龍聖選手が相手なのでめちゃくちゃ気合いが入ってます。必ず勝ちます」といえば、龍聖は「試合1週間切った中で、試合を受けてくれた久井君には感謝しています。今までにない試合感情があり、対戦相手は好きじゃないんですけど、久井君のことは嫌いじゃないし、お互いに凄いパワーのある試合を見せられるんじゃないかなと思います。給食当番(=山田)より全然燃えます。認めている選手の一人ですし、ワクワクします」と試合が待ち遠しい様子。

 1階級上のタイトル挑戦となる龍聖は「57.5kgは前回の試合で減量がきつく、今回は減量が無理ないし、いい感じではあります」とベストな階級だという。

 急遽決まったことで準備期間が短いことに関して、久井は「最近減量失敗の選手が多く、この大会に出たかったので、僕はいつでも出られるように身体を作っていました。今回のオファーは特に驚いたこともなかったです。いつか龍聖選手とは対戦したいと思っていたので、今回の急なオファーでも、ずっとイメージしていました」と問題ない様子。龍聖は「僕も常に練習しているので、身体の問題はないのかなと。お祭りの大会ですし、そんなの関係なく久井君をぶっ飛ばしたい」と自信を見せる。

 KNOCK OUTを主戦場にしている両者だが、交流はあったかの聞かれると、龍聖は「一緒に練習したり、飯に行ったりはなかったのですが、久井君がK-1に出た時は応援してましたし、個人的にもファイトスタイルや目つき、生意気な感じが昔の自分と被るものがありました」という。

 お互いの印象については、久井は「強いと思っています。自分がデビューして2年、ずっと上にいた存在だったので、今回乗り越えたいと思います」といえば、龍聖は「一番の印象はサウスポー。現代スタイルというか、ムエタイ、空手、ボクシングなどいろいろないいところを取った、今どきの旬の戦い方をしているなと。あと、自分より身体がデカいと思うので長い攻撃の左ストレート、サウスポーらしい攻撃に気を付けたい」と警戒するコメント。

 ビッグマッチのセミファイナルでどういう試合をしたいかとの問いに、久井は「勝ちに徹したい」というと、龍聖は「僕は勝ちに徹しないし、(久井が)徹するなら俺を倒せない。僕たちはKNOCK OUTの生え抜きの選手なので、今回はいろいろなカードがあるけど、とてつもないパワーのある試合をしたい」と好勝負を期待させるコメント。

 龍聖との戦いを意識していたという久井だけに、現段階で勝てる自信もあったのかと聞かれると「勝てると思っています。(龍聖の活躍を見て)自分もそうなっていかなあかんし、憧れているだけではあかんというのがあるので今回勝って超えようと思います」と龍聖超えを宣言。

 

 

 

 

 これを受けて龍聖は「感慨深いですね。僕は17でデビューして今23歳です。気持ちは19歳で止まっているのですが、今までは自分がそういう立場だったので、そうなったんだなと思ってビックリしました。(久井の想いを受けて)真正面からぶつかりたい。(久井は)これからのKNOCK OUTはもちろん、日本のキックボクシング界、格闘技界を担っていく選手だと思うし、僕も負けじとそうなっていくつもり。今回だけではなく、もう1回対戦があるかもしれないし、まだ早いぞというのは見せたい」と下の世代にはまだ負けられないと気合い十分。

 今回龍聖が勝てば二階級制覇、久井はKNOCK OUTスーパーフェザー級のREDとBLACKの両ルールを統一することとなり、ベルトへの想いを聞かれると、久井は「ベルトはその階級のトップの証明になるし、龍聖選手は現時点で日本のトップやと思っているので、そこに勝って僕がトップになろうと思います」といえば、龍聖は「特に今回はベルトにはそんなに想いはなく、ラッキー、おまけぐらいにしか思っていない」とコメントした。

 最後に山口代表は「お客さん、ファン、選手の皆さんに“これがKNOCK OUTだ”と言えるマッチメイクになったと思います。純粋なキックボクシングのメインだと思っています。デビューからREBELS、KNOCK OUTでやっている生え抜きの2人がビッグマッチでタイトルマッチで対戦するので、何かいいものを見せてくれる予感がします」と期待を込めた。

 

 

 

 

<決定対戦カード>

 

 

▼【AMON Jewelry Presents】KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦/3分3R・延長1R>
龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT/初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)
vs
久井大夢(TEAM TAIMU/第2代KNOCK OUT-BLACKライト級王者、初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者)