2024/07/25

8.4 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.3|アックス斧田インタビュー公開!

 

 

8・4MAROOMS presents『KNOCK OUT 2024 Vol.3』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R・延長1R」で井樋大介と対戦するアックス斧田。4年前、プロデビュー戦で1RKO勝ちした井樋を相手に迎える斧田は、前戦の反省もあり、いろいろと見直した点があるという。その上で、この一戦に向けて斧田はどんな心境なのか?

 

 

 

 

 

──前回、3月の横山太一朗戦は、デビュー戦の相手に1RKO負けということで、ご自身にとっては痛恨の結果だったと思いますが。

 

斧田 そうですね。自分の中でも成長できてた手応えがあったにもかかわらず、ああいう負け方をしてしまって。まあ、横山選手が鳴り物入りのルーキーだったからメインだったというのもあると思うんですけど、メインに抜擢されたにもかかわらず結果を残せなかったことは、自分の中でもすごく痛手だなと思いますね。

 

──そこから今回の試合までは、どういうことを考えて練習してこられましたか?

 

斧田 これは言おうか迷ったんですけど……今までは自分の中で、インファイトで打ち合って勝つイメージしか頭の中に沸いてこなくて、そのためには当日体重を増やした方が有利なんじゃないかという名目のもと、けっこうな量の水抜きをしていたんです。もちろんジムからはやめろって言われてたんですが。

 

──まあ、そうですよね。

 

斧田 だけどそれだと、試合前のアップの動きは悪くなくても、一瞬の反射が遅れちゃったりとか、この前の横山戦でもパンチのクリーンヒットは一発ももらってないのにあれだけ効いてる感じになっちゃったりしてたんですね。前々回の小森玲哉戦もそうですけど、セコンド陣から見てても「何で今ので倒れるの?」みたいな感じで倒れちゃうのは、頭の中の細胞まで水が戻りきってなかったんじゃないかと思いまして。だから今は、日常生活から試合前のコンディションを整えて臨むようになりました。

 

──それはかなり大きな方針転換ですね。

 

斧田 はい。今まで、3回倒されてのKO負けは何回かあったんですけど、小森戦からは倒れ方も変わってきてるんですよね。それは水抜きをキツくしたのと同じタイミングなので、そういうことなんだろうと思って。想像ではあるんですけど、水抜きって雑巾を絞るように水分を抜くわけじゃないですか。だから頭の中までは完全に水が戻ってなかったから、ガガガガッと揺れちゃって、倒れちゃったんだろうなと。倒れ方とか試合後の記憶の飛び方とかも過去にないものだったので、そういうもんなのかなと思いますね。

 

 

──減量スケジュール自体を見直したと。

 

斧田 スケジュールだけでなく、普段の食生活から見直しました。こんなこと、今頃気付くことじゃないのかもしれないですけど、そこからしっかり改善していったら練習だけに集中できるようになって、技術的にもすごく上がってきているなと感じています。だから今回はコンディションを含めて自信がありますね。

 

──今回、デビュー戦の相手でもあった井樋選手との再戦になります。

 

斧田 前回はKOできたんですけど、その時は井樋選手が2戦2勝(2KO)で、次期エース候補みたいな感じで扱われてたんですよね。僕はその噛ませ犬として呼ばれて、井樋選手が普通のスパーリングみたいにやってくればたぶん負けてたと思うんですけど、彼が跳びヒザ蹴りに固執して、自分もデビュー戦だったので何も考えずに前に出たから勝てたみたいな感じになったんですよね。

 

──そこから4年が経っての再戦ということですが。

 

斧田 はい。4年も経ってますし、井樋選手も前回の試合から2年半経ってて、彼自身の環境も変わっているので、全く別人が来るという意識でやっています。だから彼の試合映像もそんなにちゃんと見ていないんですよ。

 

──自分ではどういう試合をしてどう勝ちたいですか?

 

斧田 最終的には絶対KOしたいという考えでいます。デビュー戦の時はマグレだったかもしれないですけど、今回はしっかり実力差を出してKOしたいし、それができる状態に今、仕上がっているという自信があるので、今の自分にできる最高の試合をしたいと思います。

 

──倒すことに関しては自信があると。

 

斧田 それはメチャクチャありますね。パンチ自体には自信があって、当たれば効くし、倒れるなというのが自分の頭の中にはあります。今回もしっかりそれを狙ってKOしようと思います。

 

──改めて、その先については?

 

斧田 前回、大痛手を負ってますし、今何か言える立場でもないので、今回、井樋選手に勝って、これまでに負けた選手たち、羽黒慈夢選手とか横山太一朗選手、小森玲哉選手などが今までになくスーパーフェザー級の中で目立ってきている感じもあるので、一つずつリベンジさせてもらえればと思っています。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

斧田 今まで『KNOCK OUT』を見てくださっていた方とか、僕を応援してくださっていた方なら、僕の戦いがどんな感じなのかは分かっていると思うんですけど、それとは別人のように仕上がっていると思うし、別格の試合ができると思うので、楽しみにしていただければと思います。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール  

アックス斧田

所属:KIBAマーシャルアーツクラブ

生年月日:1989年11月1日生

出身:埼玉県幸手市出身

身長:173cm 

キック戦績:10戦3勝(3KO)7敗