2024/10/09

10.12 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5|佐藤優樹インタビュー公開!

 

 

「泥臭くても詰めて詰めて、アマチュアでの借りを返したい!」

 

 

10・12「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で富田エレデネと対戦する佐藤優樹。7月にKNOCK OUTアマチュアで富田と対戦し、判定負けを喫している佐藤が、プロデビュー戦でリベンジの機会を得た。佐藤はそこにどう臨もうとしているのか?

 

 

 

 

 

──今回がプロデビュー戦ということですが、運動歴がいろいろあるとお聞きしています。

 

佐藤 そうですね。最初は小学4年生から中学3年生まで野球をやってました。高校1年生からはボートをやって、18歳から2~3年ほどボクシングジムに通って、22歳から秋田のカタナジムでキックボクシングをやらせていただいてるという感じです。

 

──格闘技はボクシングからなんですね。

 

佐藤 はい、大学からちょっと離れたところにジムがあって、そこに通っていました。もともとはプロデビューしようと思って入ったんですけど、そのジムがプロボクシングの連盟に加盟していないジムだったみたいで、アマチュアの試合に出ていました。だいたい10試合ぐらいして、7勝3敗ぐらいです。

 

──では、キックは最初からプロを目指して?

 

佐藤 そうですね。もともとそのつもりでジムに入って、2~3年になります。アマチュアでは25戦ぐらいやってきて、20勝5敗ぐらいだと思います。

 

──ここまでいろんな種目をやられていたということは、運動そのものがお好きなんですか?

 

佐藤 いえ、運動はすごく嫌いで(笑)。格闘技は昔、『はじめの一歩』とかを見ていて、やってみたいなと思ってまして。でも秋田県では近くに格闘技をやる場所がなくて、ようやく18歳の時に他県への進学を機に格闘技ジムに初めて行ったという感じです。

 

──そして今回プロデビューということですが、プロでの目標などは?

 

佐藤 目標というか理想というか、やはり秋田県だとやっぱり周りに格闘技ジムとかもなくて、いろいろ聞いていると、「東京の選手には勝てない」だとか、「東京はすごい」という話をよく聞くんですけど、そんなことないよというのを、今回の試合で証明してあげたいですね。

 

──今回、プロデビューの舞台が『KNOCK OUT』の後楽園大会ということになりました。『KNOCK OUT』に対してはどういうイメージがありますか?

 

佐藤 キックボクシングではかなり盛り上がっているし、すごく力が入っている団体だなと思ってます。テレビ番組も2つあるということで、そういう部分でもすごく力を入れている団体だなと。あと今回はこういう機会をいただいて、本当にありがたく思っています。

 

──対戦相手が富田エレデネ選手になりますが、以前にアマチュアで対戦しているそうですね。

 

佐藤 そうなんです。実は2ヶ月前に7月の『KNOCK OUT』のアマチュア大会で、トーナメント2回戦で対戦してまして、判定負けしました。富田選手はそのまま優勝してましたね。

 

──その時はどういう印象でしたか?

 

佐藤 距離感だったりだとか、首相撲で組んでから攻撃に行くまでのセットアップだったりも本当に速かったので、うまい選手だなという印象でした。

 

──ご自分の敗因というと?

 

佐藤 完璧に首相撲で組まれてから、富田選手はヒザ蹴りがすごくうまくて連打されて、見てる側の印象としては「いいヒザが入ってるな」という感じだったと思います。組みのうまさで負けたというイメージですね。

 

──今回はREDルールですが、ご希望でもあったんですか?

 

佐藤 いえ、REDルールでオファーをいただいて、実はだいぶ悩んだんですけど、後楽園でやる大会ですし、ここは受けようと思いまして。

 

──ではどちらかというと、ヒジなしの練習がメインだった感じですか?

 

佐藤 そうですね。実はほとんどヒジをやったことがなくて、本当に今、急ピッチでやってるような状態です。たまにムエタイのジムにも行かせてもらって、3週間しかなかったですけど、教えてもらいました。

 

──今回は富田選手との再戦になりますよね。前回を踏まえて、今回考えているのは?

 

佐藤 7月に負けてから首相撲をメインに練習してまして、あとすごく距離感がうまい選手なので、たぶん技術では100%勝てないので、とりあえず詰めて詰めて前に前に行くような心意気で、頑張っていきたいと思います。

 

──最終的にはどう勝ちたいと思っていますか?

 

佐藤 自分はもともとボクシングをやっていたので、パンチをまとめて勝ちたいですね。

 

──ボクシング経験から、パンチには自信がある?

 

佐藤 うーん……あんまり自信はないです(笑)。ただ、これまでも泥臭い試合ばっかりしてきたので、諦めないということには自信があります。諦めずに戦って、その中から勝機を見いだしていきたいですね。

 

──得意な攻撃というと?

 

佐藤 最近は右ストレートを強化してます。今まではちょっと脇が開いたりしてたんですけど、以前行っていたボクシングジムにたまに行かせていただいて、そこを修正していただいたりとか、あとパンチを打った後の戻しだとか、本当に基本的なところをもう一度一からやり直したので、今回は右に期待していただければと思います。

 

──では最後に、当日のお客さんに自分のここに一番注目して見てほしいというポイントはどこでしょうか?

 

佐藤 とにかく食らっても前に詰めて、自分らしく泥臭い戦いにはなると思うんですが、頑張ってパンチをまとめる展開にしたいと思うので、どんどん詰めていく自分の姿を見ていただければなと思います。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

佐藤 優樹

所属:Katana Gym

生年月日:1999年2月23日生

出身:秋田県由利本荘市矢島町出身

身長:168cm 

戦績:デビュー戦