2025/05/14

KNOCK OUT 2025 vol.3|エイル ルーククロンタン インタビュー公開!

 

 

 

 

 

「本場のムエタイの経験値と技術で完封します!」

 

 

5・18「MAROMS presents KNOCK OUT 2025 vol.3」の[KNOCK OUT-REDフライ級/3分3R・延長1R]で渡部蕾と対戦するエイル ルーククロンタン。これがKNOCK OUT初参戦となるエイルは、17歳ながらタイでの練習や試合も多くこなすムエタイ・ファイター。アマチュア時代に2回勝ったことがある渡部との対戦に、どういう思いを持っているのか?

 

 

 

 

 

──今回、KNOCK OUTには初参戦ですが、オファーが来た時はどう思いましたか?

 

エイル 初めてだったのでうれしかったですし、渡部蕾選手はKNOCK OUTでけっこう話題になってるので、楽しみな部分が大きかったですね。

 

──KNOCK OUTには以前から出たかったですか?

 

エイル そうですね。日本でけっこう有名な団体だし、オープンフィンガーグローブでもやってみたかったので。僕はタイを主戦場にしていたので、選手についてはあまり詳しくないですけど。

 

──これまでのプロ8戦はタイでの試合が多い?

 

エイル 4戦がタイで、4戦が日本のISMAでの試合です。去年の9月には、そのISMAでベルトを獲りました。8戦のうち6試合がタイ人との試合です。

 

──そもそもムエタイはいつから?

 

エイル 小学2年生からですね。父親がK-1を見ていて、その影響で1年生の頃から「キックボクシングがやりたい」って言ってたんですけど、それまでスポーツが全然続いてなくて、「やりたいという気持ちが1年間続いたらやってもいいよ」って言われたんです。それで気持ちが途切れなかったので、2年生の冬頃にジムに体験に行って入会しました。

 

──1年生以前に「続かなかった」というのは?

 

エイル 最初はサッカーで、でもほとんどボールに触らずに虫を捕まえたりしてて。その次は空手に行ったんですけど、体験に行ってもピンと来なくて、行かなくなっちゃいました。

 

──でもキックは違ったと。

 

エイル はい。最初はキックがやりたくてジムに行ったんですけど、だんだんムエタイが面白いと思うようになりました。小学4年生の頃にはタイにも行って試合しました。

 

──アマチュアでは何試合ぐらいしたんですか?

 

エイル だいたい80戦ぐらいやりました。その中でタイでの試合は2試合です。全体の勝率は8割ぐらいでしたね。

 

──アマチュア時代に、今回対戦する渡部蕾選手と対戦してるんですよね?

 

エイル はい、KNOCK OUTアマチュアのトーナメントで2回当たって、僕が2回とも勝ちました。その時のことはあんまり覚えてないんですけど、やっぱり打撃がうまいなという印象があって、その時は対策も込みで首相撲で勝負して勝ったという感じでしたね。

 

──その後、お互いにプロになったわけですが、ずっと意識はしていましたか?

 

エイル 2回当たった相手だったので、試合を見たりはしていました。

 

──今の渡部選手の印象は?

 

エイル スピードがあって、パンチをコンパクトに打ってくるところは気をつけないといけないなと思っています。

 

──自分ではどういう試合をしたいですか?

 

エイル それこそ、高校生になってタイにも何度も行っているので、タイで培った技術で圧倒したいなと思っています。経験値で言ったら、明らかに俺の方が上だと思っているので。

 

──それにしても、このタイミングで当たるとは思っていなかったのでは?

 

エイル 正直それはありましたけど、決められた試合は全部こなしていくというのが俺のスタイルなので、問題はないかなという感じです。

 

──今回はオープンフィンガーグローブ(OFG)ですが、その経験は?

 

エイル 試合ではまだ経験はないんですけど、決まってからはずっとOFGで練習しています。最初は距離感だったりガードの仕方だったりが難しかったんですけど、今はちゃんと手に馴染んでいるので、試合でも問題ないかなと思っています。

 

──この先については?

 

エイル タイでも引き続き頑張っていきたいんですけど、この先は日本での知名度も必要になってくるかなと思っているので、KNOCK OUTとかでも活躍していけたらと思っています。オファーがあれば、どんどん試合していきたいですね。

 

──もっと大きな目標はありますか?

 

エイル 今はタイのラジャダムナン・スタジアムのタイトルを狙っています。

 

──しかし軽量級だとまだまだ高い壁がありますよね。

 

エイル フライ級だとタイ人の層が厚いので、けっこう厳しい道のりにはなるんじゃないかなと思ってますけど、自信はメチャクチャあります。今はタイでの練習環境も作ってもらっているので、日本とタイの練習環境を融合させて、自分なりのスタイルを作っていきたいです。

 

──タイでもけっこう長く練習しているんですね。

 

エイル はい。今年だけでも、2月から3月にかけて2週間ぐらい行っています。今は高校2年生なんですけど、通信制高校なので、学校に行かなくてもいい期間というのを自分で設けて、それでタイに行っています。通信で4年あるので、来年まではこの環境ですね。

 

──勉強の方は?

 

エイル そっちは苦戦してますね(笑)。まあ、今年はボチボチやってますけど。昔から格闘技一直線で、勉強はホントに苦手なんですけど、高校はとりあえず卒業しときたいんで、卒業したらまた格闘技一直線にしたいです。

 

──そういうことを考えても、今回はかなり大きな試合ですね。

 

エイル 自分でもそう思っています。初参戦なので、KNOCK OUTの関係者とかお客さんにも名前を覚えてもらえるような試合をしたいです。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

エイル 対戦相手にはない、本場のムエタイで培った経験値があるので、そこを最大限に生かしながらムエタイのテクニックで相手に何もさせないぐらいの試合をするので、そこを見てもらえたらと思います。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール
エイル ルーククロンタン

所属:HIDE GYM
生年月日:2007年7月5日生
出身:静岡県
身長:167cm
戦績:7戦6勝1敗