2022/01/17

1.22 KNOCK OUT 2022 vol.1|横野洋 インタビュー公開!

 

 

 

「ヒジありは苦手ですけど……打撃で勝負します」

 

1・22『KNOCK OUT 2022 vol.1』の「KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で、壱・センチャイジムと対戦する横野洋。昨年は初参戦で炎出丸を下していいスタートを切ったが、その後が続かず。巻き返しの決意を聞こうと思ったが、やはりノラリクラリとした受け答えで……。実は気合いが入っていると話してはいるが、タイトルマッチ経験者との対戦は、さてどうなる?

 

 

 

-- 昨年は最初よかったものの、その後乗り切れなかったかなという印象です。ご自身としては?

 

横野 そのままですね。乗り切れなかったです。ヒジありができないことが、完全に分かりましたね(笑)。ヒジなしだったら出られる場面も、ヒジがあるとビビって出られないということが続いていて。7月の小笠原瑛作戦で、アカンなあと思いました。

 

-- なるほど。でも今回もREDルールですよね。BLACKルールでの出場は考えなかったんですか?

 

横野 いや、僕もBLACKがいいんですけど、BLACKの話は来なかったので。久しぶりにBLACKでやりたいなとは思ってるんですけど、まあしょうがないです。

 

-- 8月の試合が中止になって、7月以来半年ぶりの試合になります。この間、改善した点は?

 

横野 前よりは、ムエタイができる人がジムに来てくれて、教えてくれたりするようになりました。でも「ムエタイ、ムズいなあ」と思うぐらいで、何かが身についたとかはないんですけど。

 

-- と言いつつ、今回対戦する壱・センチャイジム選手はどう見てもムエタイファイターですが(笑)。

 

横野 まあ、打撃やったら絶対大丈夫なんで、そこでやるしかないですね。あんまり相手の試合を見たことがないんですけど、スタミナはあるなと思ってます。

 

-- 相手の映像とかはあまり見ない方なんでしたっけ?

 

横野 格闘技は好きなんですけど、そんなに見たりはしないですね。今回も友達と飲んでいる時に「見ろよ!」って言われて、酔っ払いながら見たからあんまり覚えてなくて。そんな感じです。

 

-- そうですか(汗)。では練習でテーマにしていることは?

 

横野 最近は基本をけっこうやってますね。ジャブとかストレートとか、基本だけやってます。苦手なものをやるのも大事だと思うんですけど、得意なものを伸ばして勝てたらうれしいんで、得意なものを見つめ直してる感じです。

 

-- では、その打撃で先手を取って攻めていく?

 

横野 もともと僕はスロースターターなんで、先手っていう感じでもないですね。まあ、自分の攻撃を当てていって、倒せる時に倒したいなと。

 

-- 相手のペースにならないために気をつけることは?

 

横野 下がらんかったらいいんやないかなあとは思ってますけどね。

 

-- 相手は前回の試合でタイトルマッチまで行った選手です。そこに挑む気持ちは?

 

横野 「挑む」っていう気持ちはあんまりないですね。ランキングがあるわけでもないので、そこはそんなに気にしてないです。

 

 

 

 

-- では試合自体のテーマは?

 

横野 「とりあえず勝つ」っていうぐらいですかね。今年一発目の試合やし、ジムでも今年一発目なんで。その次が近藤魁成なんで、いい感じでつなげてあげたいなと思ってます。

 

-- じゃあ、気合いは入ってるんですね。ここまでのお話だと今ひとつ伝わってきづらいもので……(汗)。

 

横野 前よりは確実に入ってますよ。『KNOCK OUT』に来てからあんまり勝ててないですけど、相手どうこうよりは自分がしっかりすれば勝てるなあというイメージなので、基本を大事にしようっていうのが、僕なりの気合いです。

 

-- 横野選手の受け答えが面白いので、インタビューもいつもそのまま掲載させてもらってますが、試合に負けた時に「真面目にやらないからだ」と言われそうだなあといつも思うんですが……。

 

横野 いや別に、僕のことを知ってる人は「お前らしくて、ええんちゃう?」ってみんな言ってくれてるんで、大丈夫ですよ。僕が「一生懸命頑張ります!」って言うよりは、そっちの方が「お前らしいなあ」って応援してくれると思うんで。僕のことを知らん人は別にそれでいいんで。「何やコイツ!」で覚えてくれてもいいですし。

 

-- 本当は、こんなコメントなのに勝つ、というのが理想的なんでしょうけどね。

 

横野 そうなんすよね。そろそろビシッと決めとかないとな、とは思ってますよ。

 

-- 実はそこに気合いが入ってるわけですね(笑)。ここで勝てば、ランキングがないとは言え、大きくひっくり返る勝利になると思います。

 

横野 勝ったら僕が1位みたいなもんっすよね。でも、今回勝ってもすぐにタイトルマッチというわけにはいかんやろうし、僕の前の試合で54.5kgの試合があるんで、次はあっちの勝者とやらされるんやろうなあと思ってるんで。

 

-- 「やらされる」って(笑)。

 

横野 まあ勝っていって、今年はベルトを獲りたいですね。

 

-- おっ、まともな抱負が(笑)。ちなみに年末年始はどう過ごしてたんですか?

 

横野 12月26日に赤ちゃんが生まれたので、ずっと家にいました。

 

-- そうなんですか! おめでとうございます!

 

横野 楽しく子育てしてますよ。かわいすぎて、もう食べちゃいたいぐらいです(笑)。この子がベルトより小っちゃいうちに、ベルトを獲りたいです。

 

-- それはどういうことですか?(笑)

 

横野 赤ちゃんとベルトを並べたら、かわいいじゃないですか。

 

-- なるほど(笑)。子供ができたこともモチベーションにつながっている?

 

横野 そうですね。頑張りますよ。

 

-- では最後に、そういう点も全部引っくるめて、この試合で一番注目してほしいところは?

 

横野 他の選手より打撃がうまいぞというところは見てほしいですね。打撃の打ち方も戦い方もキレイではないんですけど、独特のうまさがあると思うんで。

 

-- 分かりました! ありがとうございました!

 

 

 

 

プロフィール

横野洋(よこの・ひろ)
所属:キックボクシングジム3K
生年月日:1997年1月8日
出身:兵庫県神戸市
身長:173cm
戦績:15戦8勝(6KO)5敗2分
獲得タイトル:元DEEP☆KICK 57.5kg王者