2023年4月14日（金）東京・JR吉祥寺駅北口にて武蔵野警察署による「特殊詐欺防犯イベント」が行われ、渡慶次幸平、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕（ともにクロスポイント吉祥寺）が参加し、年金支給日となるこの日に特殊詐欺撲滅をアピールした。

　このイベントは特殊詐欺被害防止月間に伴う、武蔵野警察署、武蔵野市、武蔵野防犯協会等による広報啓発活動イベントとなり、定期的に実施しているもの。

　このイベントの関わりについて渡慶次は「沖縄から上京しプロ格闘家として食えるようになるまでの28歳までの10年間、お世話になった人たちがいるから今の僕がいます。僕はずっと吉祥寺のコンビニでバイトしていて、何か恩返ししたいと思っていた時に、知り合いだった商店街の会長に相談したところ、こういうイベントがあると5～6年前に紹介された」ことで、これまでに何度も参加しているという。

　武蔵野警察署生活安全課防犯係によると、今年に入って武蔵野市での詐欺被害は17件（昨年は4月までで9件）、被害総額2500万円を超えるという。最近では還付金詐欺やキャッシュカード詐欺盗のケースも増えており、実際どういうケースでキャッシュカード詐欺盗が行われているかを武蔵野警察署生活安全課の方々による寸劇が披露された。

　渡慶次は「疑わしい人から電話がかかってきたらいったん切って警察署に連絡してください。そこで相談すれば丸く収まると思います。その場で対応しないことが（被害を防ぐには）1番だなと寸劇を見て感じました。うちの親にも共有しようと思います。まずは武蔵野市から特殊詐欺を全滅させます」と力強く詐欺撲滅を宣言。
　

　今回は渡慶次に誘われる形で鈴木も参加することになり、女子ラグビーチーム「横河武蔵野アルテミ・スターズ」のメンバーと共に、啓発ポスターを手に持っての呼びかけを行った。

　イベントを終え、感想を聞かれた鈴木は「皆さんで集まってこういう活動をするだけで少しでも特殊詐欺を減らすことにつながると思います。今後も積極的に活動に参加したいと思いました」と渡慶次と共に今後も継続的にイベント参加したいと意欲を見せる。

　なお、鈴木は6月24日（土）北海道・真駒内セキスイアイスアリーナで開催される『RIZIN.43』にて、クレベル・コイケ（ボンサイ柔術）が保持するRIZINフェザー級タイトル挑戦が決定しており、「次の一戦の勝敗で僕の格闘技人生は大きく変わると思います。僕の10年以上の格闘技キャリアの全てを懸けて挑みます。100％勝つ自信があります。みんな僕がKOするシーンを思い描いていると思うので必然的にKO決着になると思います」とタイトル奪取に向け、闘志を燃やしていた。