2021/01/25

3.13 KNOCK OUT ~The REBORN~|対戦カード発表会見レポート

 

 

 

3月13日(土)東京・後楽園ホールで開催される『 KNOCK OUT ~The REBORN~ 』の記者会見が、1月24日(日)都内にて行われ、主要対戦カードが発表された。

 

 

 

●KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R延長1R
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)vs KING強介(京都野口ジム/Team fight bull)

 

 

本来、この王座決定戦はトーナメントを勝ち上がった小笠原瑛作と小笠原裕典の兄弟対決で行う予定だったが、裕典が階級を上げREDからBLACKへのルール路線変更によりこの試合を辞退。これを受けて、裕典と昨年11月の準決勝で対戦しているKING強介がタイトルマッチに進出することとなった。瑛作と強介は2018年10月の『 REBELS 』で対戦しており、その時は瑛作が判定勝ちしている。

 

 

 

◇小笠原瑛作
「今回の試合は勝って当たり前。前回も圧倒して勝っているので今回は内容をしっかり見せて勝ちたいと思います。ベルトを獲ってKNOCK OUTを引っ張って、“小笠原瑛作”は2021年も輝いていくので応援よろしくお願いします。

 

(ベルトへの想い)僕はREBELSに初期からずっと出てきて育てていただいて、KNOCK OUTも初期から出ているので、このベルトは僕のためにできたもの。このベルトを巻いて色んな発言権や、他の団体との交流とか、次への道が開けてくると思うので、今回しっかりベルトを巻きます。

 

(相手の印象は)前回戦った時から正直、戦い方も全然変わってないと思います。欲を言えば、打ち合いに来てほしい。打ち合いに来てくれそうな選手ですが、足を使ってクレバーに戦う選手なので判定とは言わず倒しに来てほしいです。

 

(KNOCK OUTエースに若い選手たちが名乗りを上げていることについて)龍聖選手、安本選手の2人とも強いですし、僕とは階級もそんなに離れていません。55kgのベルトを獲ってからは他団体の選手との交流や、海外の選手が呼べない中で彼らとの対戦も近くにあるんじゃないかなと思っています。

 

(ベルト獲得後、江幡塁との対戦について)やはり負けた相手には借りを返さないといけないのでKNOCK OUTで3度目の対戦をしっかりやりたいと思います。

 

(ファンにメッセージ)しっかりベルトを獲って僕がKNOCK OUTを引っ張って行きます。観ているみんなの心に残るような熱い試合をするので会場まで観に来てください」

 

 

 

◇KING強介(会見は欠席しコメントのみ)
「新生KNOCK OUTの門出の大会でこのような試合が組まれたのは宿命なのかなと思います。絵に書いたようなシナリオを全てぶっ潰して、混沌とした状態から新たな希望が生まれる。その役割を任されたと思っています。従来ならKOしますだとか、派手に盛り上げるように初回から倒しにいきますとか言うのが当たり前だと思うのですが……今回の俺は、全てのラウンドを完封して判定フルマークで勝ちにいきます。試合の面白さ以前に、若くて強い奴に、地べたを這いながら気張ってきた親父が勝つからこそ面白い。新生KNOCK OUTは混沌から始まります。乞うご期待」

 

 

 

 

 

 

●フェザー級 REDルール 3分3R延長1R
安本晴翔(橋本道場)vs ペットシラー・FURUMURA-GYM(タイ/FURUMURA-GYM)

 

 

現在REBELS-REDフェザー級タイトルを持つ安本はタイ人選手に連勝し、昨年の『 REBELS 』『 KNOCK OUT 』のMVPに選ばれたばかり。今回の相手、ペットシラーはラジャダムナンスタジアムを主戦場に活躍し、元タイ国プロムエタイ協会スーパーバンタム級タイトルを獲得(2016年)、TOYOTA HI-LUX REVOスーパーバンタム級トーナメントでも同年に優勝した実績を持つ。サウスポースタイルで、左ミドルとヒジが得意だという。現在は佐賀のFURUMURA GYMの選手、トレーナーとして来日している。

 

 

 

◇安本晴翔
「次の相手はタイ人ですが、去年のMVPに恥じない試合をしたいと思います。

 

(龍聖から対戦アピールを受けてことについて)同じ階級なので二人共いい試合をして盛り上げていけたらいいなと思います。(相手の印象は)さっき映像を見たのですが、ミドルが強く、タイ人なのでヒジに気をつけます。

 

(KNOCK OUT看板選手という意識は?)みんなで盛り上げられたら一番いいのですが、その中でも頭ひとつ抜けて盛り上げていきたいと思います。

 

(ファンにメッセージ)今年初めての試合になるので、いい試合をしたいと思います」

 

 

◇ペットシラー・FURUMURA-GYM(会見は欠席しコメントのみ)
「日本で初めて試合ができることをとても嬉しく思っています。対戦相手のヤスモトはパンチが鋭いと聞いています。私は左ミドルとヒジが得意なので、この2つの武器でノックアウトを狙います。きっと激しい試合になると思います」

 

 

 

 

 

●フェザー級 BLACKルール 3分3R延長1R
龍聖(TRY HARD GYM)vs 大脇武(GET OVER)

 

 

龍聖は6戦6勝6KOとパーフェクトレコードを更新中の19歳。対する大脇は17戦13勝(7KO)4敗の戦績を持ち、これまでにDBSフェザー級、RKAフェザー級タイトルを獲得している21歳。現在、WBCムエタイ日本フェザー級では7位にランク入りしている。1月11日のREBELS新宿FACE大会で小笠原裕典からダウンを取って勝利し、REBELS連続参戦となった。

 

 

 

◇龍聖
「ボコボコにして圧倒したいと思っています。(以前から対戦要求している安本が『二人共いい試合をして盛り上げていけたら』とコメントしたことを受けて)僕もそう思います。ルールが今回は違うので、お互いにどっちが綺麗に倒せるかを見せたい。

 

(相手の印象は)この前の表彰式で生で観させてもらいました。普通にお兄ちゃん(=小笠原裕典)が勝つと思っていたので、本当は田舎のヤンキーみたいなのとはやりたくない。しっかりお兄ちゃんに勝ってもらってお兄ちゃんをぶっ飛ばしたかったのですが、負けてしまったので仕方がないかなと思います。

 

(KNOCK OUT看板選手という意識は?)俺しかいないと思う。(ファンにメッセージ)3月はトーナメントだったり色んなカードがありますが、つまならない試合が多い中でも自分が一番輝きたい。そういう内容になるので楽しみにして下さい」

 

◇大脇武(会見は出席しコメントのみ)
「1月の試合で小笠原裕典選手に勝ったことは自信になったし、僕の名前も広まったかなと思います。そして今回は6戦6勝6KOの選手ですが、絶対にここで僕が連勝記録をストップします。3月13日は僕がノックアウト勝ちするところを観に来てください」

 

 

 

 

 

 

●KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R延長1R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)vs 久保政哉(Monolith)

 

 

新設されるスーパーライト級王座決定トーナメントの準決勝の二試合が行われ、5月28日の後楽園大会で決勝戦が実施される。鈴木は9戦8勝(6KO)1敗の戦績を持つ21歳。昨年12月のREBELSでは渥美尚也に1RKO勝ち。対する久保は33戦のキャリアを持つベテランファイター。昨年11月、同トーナメントに出場する与座優貴と対戦し判定負け。これまでフリーだったが、今回の試合からMonolithというチーム名で出陣する。

 

 

 

◇鈴木千裕
「チャンピオンには簡単になれるもんじゃないし甘いもんじゃありません。でも、僕は全てを懸けてこのトーナメントに臨む準備をしてきたので全てKOでいきます。任せて下さい。

 

(相手の印象、決勝戦でやりたい相手)僕は雑で、久保さんはテクニックがありますが、僕はまだテクニックを出していないだけで今回使っちゃおうかな。僕らの若い世代が新しい時代を作らないといけないと思っています。そのチャンピオンになって、新生『 KNOCK OUT 』を盛り上げて、“こんな化け物がいるんだぞ”というのを世に知らせます。決勝戦は与座選手と完全決着を付けたいです。昨年2月は勝ったと思っていません。もしリング外だったら判定なんてありません。ちゃんとKOではっきりさせたい。僕の強さを証明したいので、判定なんてクソくらえなんで。

 

(ファンにメッセージを)僕は一人で戦っていません。応援してくれるファンの方、みんなの支えがあってここに立てています。みんなが僕を信じてくれたことは間違っていないというのをチャンピオンベルトを持って証明します。あと2回、僕と戦って下さい」

 

 

◇久保政哉
「去年、与座君に負けてトーナメントに出る資格はないと思っていましたが、“久保は強かった”と思わせる試合をして盛り上げたい。

 

(相手の印象、決勝戦でやりたい相手)パンチが強くて勢いもありますが、良くも悪くも雑なファイトスタイル。僕は細かく試合を組み立てていきたいが、彼はがッと来るのでそこで負けないように技術とキャリアの差でしっかり抑え込みたいと思います。決勝戦はどっちでもいいですが、名前や実力では宮越選手の方がありますが、どっちが上がってきてもいい勝負になると思います。

 

(所属ジムのMonolithとは?)ツイッターの中で公募して決めました。一枚岩という意味で自分のファイトスタイルに合っているなと。練習場所は今まで所属していたフェニックスでやっています。

 

(ファンにメッセージを)前回みんなの期待を裏切ったので、もう1回評価を上げたいと思います」

 

 

 

 

 

 

●KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
与座優貴(橋本道場)vs 宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)

 

 

与座は昨年11月、同トーナメントに出場する久保政哉と対戦し判定勝ちし、現在の戦績は10戦9勝(4KO)1敗。対する宮越はWBCムエタイインターナショナル王座を獲得するなど、42戦の戦績を誇るベテラン選手。

 

 

 

◇与座優貴
「今回のトーナメントは宮越選手が出ることによって、トーナメントの価値が上がったと思います。自分のためのトーナメントだと思うので必ず優勝してチャンピオンになります。

 

(相手の印象、決勝戦でやりたい相手)宮越選手はこの階級のトップ選手で、過去に有名な選手に勝っているので戦うのが楽しみです。僕はまだ10戦しかしていませんが、キャリアはあんまり関係ありません。前回も70戦の選手とやったり、試合の中で自分は成長できているので問題ないと思います。決勝戦では、一度負けている鈴木選手に借りを返してチャンピオンになりたいです。

 

(ファンにメッセージを)自分はキャラで売ったり、試合以外で注目を集めたくない。今回は自分のためのトーナメントだと思うので、それを強さだけで証明して必ずチャンピオンになります」

 

◇宮越慶二郎
「去年2月から試合をしていないので試合が決まってワクワクしています。

 

(相手の印象、決勝戦でやりたい相手)シュートボクシングのリングで橋本道場の町田選手とやっていて、道場も同じ地区にあるので親近感がありますし、だからこそ負けたくない。もうすぐ31歳になるのでもう一本ベルトを獲りたいと思います。鈴木選手は若くていい選手なので決勝戦でやってみたいです。

 

(ファンにメッセージを)3月13日は久しぶりの試合なのでギラギラしたものを見せたい」

 

 

 

 

 

 

●KNOCK OUT-BLACK スーパーミドル級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
松倉信太郎(TRY HARD GYM)vs 小泉竜(池袋 BLUE DOG GYM)

 

 

松倉のスーパーミドル級(75kg)のタイトル創設をアピールを受けて実現したトーナメント。今大会で準決勝2試合が行われ、5月28日の後楽園大会で決勝戦が実施される。昨年12月、REBELS初参戦で松倉はT-98からダウンを奪って判定勝ち。対する小泉は昨年12月大会で吉野に77.0kg契約で判定負けしている。

 

 

 

◇松倉信太郎
「去年から75kgの階級を作りたいと言って試合をして負けずに1年を終えることができました。このトーナメントは僕が作ったと思っています。ここからやっと始まります。勝つ負けではなく、獲り方が重要だと思います。

 

(自分が負けてないところ、決勝戦でやりたい相手は)全部負けていません。違う生き物だと思うので、それを見せ付けたいと思います。どっちが勝っても決勝戦は緊張感を出せる相手になると思いますし、ベルトを獲ることしか考えていないのでどちらでもいいです。

 

(どういうことをアピールしたいか)階級はめちゃくちゃありますが、圧倒的な存在感を出していきたいと思います。

 

(ファンにメッセージを)試合順は決まっているのでしょうか? もう1階級のトーナメントがあり、僕は7人が相手だと思います。今回の会見を通して、吉野選手は格闘家として凄く丁寧な選手だなと思ったので、決勝戦は吉野選手とやりたいと思いました」

 

 

◇小泉竜
「トーナメントに声をかけていただき、光栄に思います。前回負けているのでこのメンバーにいるのはおこがましいと思うので、これ以上のコメントは控えさせていただきます。

 

(自分が負けてないところ、決勝戦でやりたい相手は)気持ちでは負けない。決勝戦で戦いたい相手はいないので決まったらやるだけです。

 

(階級を下げて75kg契約で試合をすることについて)体重は気にしていませんが、77kgでやった時はパワーが足りないと思ったのでもっと身体作りをしないといけないと思いました。

 

(ファンにメッセージを)僕にファンがいあるかはわかりませんが、いつも応援してくれる方に感謝しています。感謝を現せるように頑張ります」

 

 

 

 

 

 

●KNOCK OUT-BLACK スーパーミドル級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
吉野友規(STURGIS新宿)vs 田村聖(拳心館)

 

 

昨年12月大会で吉野は77.0kg契約で小泉竜に勝利しているが、「もしスーパーミドル級でタイトルができるのであればトライしてみたい」と参戦をアピールしたことで参戦が決定。田村は9月のKNOCK OUTで日菜太にKO負けしているものの、12月の前戦では主戦場としているNKBのリングでヘビー級で試合をして判定勝ち。

 

 

 

◇吉野友規
「トーナメントメンバーの一人として選んでいただき感謝しています。私以外の3人はチャンピオンで私はノンタイトルですが評価していただきました。毎試合、ここで負けたら終わりという気持ちでやっています。今回はトーナメントですが、ワンマッチの気持ちで勝つ、そして次も勝つ。結果的にベルトを巻いているプランでいます。この気持ちのまま全力で頑張ります。

 

(自分が負けてないところ、決勝戦でやりたい相手は)ここにかける想い、試合にかける気持ちで負けたくない。決勝戦で戦いたい相手は小泉選手か松倉選手。小泉選手に前回勝ったのは運があったからだと思います。どちらが勝っても決勝戦でやりたいと思います。

 

(階級を下げて75kg契約で試合をすることについて)初めての階級ですが、特に問題はありません。減量も苦ではないですし、そういう練習をしているのでパワーが落ちることもありません。

 

(ファンにメッセージを)こういうチャンスをいただいてキックボクシング人生が変わりました。ここに懸ける気持ちは負けていないのでしっかり勝ちにいきたいと思います」

 

 

◇田村聖(会見は欠席しコメントのみ)
「このトーナメントに参加できることを嬉しく思います。まず3月の準決勝は、無傷のK0勝ちを目指します。出るからには優勝してチャンピオンになります。