2022/11/04

11.19 KNOCK OUT 2022 vol.7|響波インタビュー公開!

 

 

 

「1年間練習に専念して、以前の自分とは全然違う。ビックリさせる自信があります!」

 

 

 11・19『MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.7』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で、古木誠也と対戦する響波。昨年9月に長丁場のリーグ戦を制して初代KNOCK OUT-REDバンタム級王者となった響波だが、今回はそれ以来の『KNOCK OUT』参戦。バンタム級王座は返上して、今回からスーパーバンタム級で戦うこととなった。その第1戦にして勝てば王座決定戦というチャンス、響波はどう思っているのか?

 

 

 

 

 

──『KNOCK OUT』には昨年9月にバンタム級王座を獲得した安達浩平戦以来となります。今年8月には千葉の大会でMA日本スーパーバンタム級王座を獲得していますが、その間は試合はしてなかったんですか?

 

響波 そうですね。安達戦の時はもう減量がギリギリで、そこからは階級を上げるために1年間試合には出ずに体を作っていました。それで8月に階級を上げて1戦して、今回の試合という感じです。

 

──ではこの間は、練習に専念していたんですね。

 

響波 そうですね。体を作りながら技術面の練習もやっていました。この1年間でだいぶ技術も上がったと思います。

 

──バンタム級王座は返上することが先日の会見で発表されました。コロナの影響もあって長丁場のリーグ戦の末に獲得した王座でしたが、その間、減量は大変だったんですね。

 

響波 この身長で、リーグ戦の当初は大丈夫だったんですけど、まだ成長期で試合をやるごとに通常体重が増えていってしまって、最後の安達戦は本当にギリギリ間に合った感じでした。

 

──チャンピオンになったと思ったら約1年間リングに立たないというのは、どういう気持ちだったんですか?

 

響波 試合はしたかったんですけど、すぐに階級を上げるよりも、1階級上でもちゃんとした試合ができるように、しっかりと体を作りたいと思っていたので、練習を優先しようと思いました。

 

──1年間かけた練習で、一番手応えを感じているのは?

 

響波 蹴りとかパンチの重さだったり、首相撲も全然前よりできるようになったと思ってます。今回の試合はBLACKルールなんですけど、ヒジのレベルも前より上がっていて、全体的に力がついたと思います。

 

 

 

 

──というところで、次は古木誠也選手との試合です。カード発表会見で顔を合わせましたが、何か感じたことはありますか?

 

響波 毎回そうなんですけど、身長差があるってことしか見てなかったです。どれぐらい差があるんだろうっていうところだけ確認しました。

 

──今回は8cmの差ですよね。そうやって確認すると、「有利だな」と感じるわけですか?

 

響波 はい、「メチャメチャやりやすいな」と思いました。先に会見とかで相手を見ることができると、イメージとかも作りやすくて気持ちも楽ですね。

 

──その会見では、古木選手の空手での優勝歴が想像以上に多くて、我々もですが響波選手も驚いていましたよね。

 

響波 ちょっと驚きましたけど、「空手では」すごかったんだろうなという感じですね。空手で言ったら、ウチのジムもヘビー級世界3位が2人いて、そういう人たちとずっとやってきているので、自分に通用するとは思ってないです。この試合はキックルールだし、相手の空手の技術より自分のキックの技術の方が全然あると思っているので、心配は全然してないです。

 

──改めて、どういう試合にしたいですか?

 

響波 完全決着でぶっ飛ばして勝ちたいです。『KNOCK OUT』では久しぶりの試合で、この1年練習に専念して以前とは全然違うので、自分の変化でお客さんをビックリさせる自信もあります。

 

──しかも、勝ったら12月に工藤“red”玲央選手との王座決定戦に進めることが後から決まりました。それを聞いた時はどう思いましたか?

 

響波 ラッキーだなと思いました(笑)。工藤選手とはリーグ戦でやっていて、しかも肺気胸になって追い込み練習もできなくて、減量だけして出た状態で勝ったので。その時の自分と今は全く違っていて、技術のレベルも段違いだし、試合明け1ヵ月で間もなく練習できているので、そこは本当にラッキーですね。

 

──しかし階級を上げてこんなに早くタイトルのチャンスが巡ってくるとは思ってなかったのでは?

 

響波 それは全然思ってなかったですね。それも含めてラッキーですね。オイシイです。これが決まって、試合へのモチベーションもメチャクチャ上がりました。でもまあ、試合でやることは変わらないですけどね。1Rから全力でいくというのは。

 

──先ほど、ヒジも上達しているという話もありました。同じ11月大会ではREDルールのチャンピオンも決まりますが、そこも視野に入れている?

 

響波 いずれはという感じですね。今回、勝てば以前に勝っている相手と王座決定戦というのはあるんですけど、油断はできないので、一つずつしっかり獲っていこうと思っています。

 

──昨年お話を伺った時に、事務所と契約してモデル活動を始めたというお話をされていましたよね。その活動は継続しているんですか?

 

響波 今はやってないです。今のところはキックに専念して、ある程度納得いったらまたやりたいなと思っています。キックとモデルと両方やって、プラス自分の今やっている仕事もあるので、それだと練習がちゃんとできないなと思ったので、まずはキックに専念しようと。

 

──では最後に、改めて今回の試合で一番注目してほしいというポイントは?

 

響波 最初から目を離さないでほしいです。最初から面白い試合になると思うので。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

響波(Kyoha)
所属:Y’s glow
生年月日:2000年12月11日
出身:千葉県茂原市出身
身長:178cm
戦績:15戦9勝(6KO)6敗
タイトル:初代KNOCK OUT-REDバンタム級王者