2022/11/04

11.19 KNOCK OUT 2022 vol.7|古木誠也インタビュー公開!

 

 

 

「キックでもチャンピオンを目指してやってきた。このチャンスは必ずものにする!」

 

 

 11・19『MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.7』の「スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で、響波と対戦する古木誠也。空手で数々の戦績を誇り、キックに転向してからは3勝(2KO)1敗。9月大会では鮮やかな1RTKO勝利を飾った古木だが、今回は元王者との対戦で、しかも勝てば12月の王座決定戦に進むこととなった。この大チャンスに、古木はどのような意気込みを抱いているのか?

 

 

 

 

 

──先日のカード発表会見で、響波選手と顔を合わせましたが、何か印象は?

 

古木 自分は記者会見というのが初めてだったので緊張したのと、響波選手が目の前にいたのでワクワクしました。

 

──響波選手は身長差を見ていたらしいですが。

 

古木 自分もやっぱり、目の前にしてみると背が高くて、懐に入りにくそうだなというのは感じました。プロフィールで178cmというのを見ていたので、気になってはいたんですが。

 

──映像などでの印象は?

 

古木 身長が高いのを生かして、自分の戦い方を貫いている選手だなと思いました。距離を大事にして戦っているなあと。ストレートとヒザで、畳みかけるところは一気に畳みかけてくるので、そこは注意したいなと思います。

 

──対して、自分はどう戦おうと思っていますか?

 

古木 相手のスタイルに付き合わないで、自分のスタイルを貫いて戦いたいと思います。

 

──会見でも話が出ましたが、空手では大小の大会合わせて100回以上の優勝・入賞歴があるそうですね。空手は何歳から?

 

古木 小学校に上がるちょっと前ぐらいからですね。お姉ちゃんが空手を始めるのでついていって、自分も始めたという感じだったので、いつから始めたかはよく覚えてないんですよね。

 

──そこから何度も優勝するほど強くなったわけですよね。そこからキックボクシングに転向したのはなぜだったんですか?

 

古木 もともと空手で年間15~16試合ぐらいは出ていたんですけど、コロナで大会が少なくなっちゃって、自分の道場での練習もコロナでできてなくて。その時に幼馴染みが「キックがやりたい」ということで近くのジムに体験入門についていったんです。そこで自分の方がハマった感じで。

 

 

 

 

──空手とキックボクシングはいろいろ違いがあると思います。キックに順応するのに一番苦労したのは?

 

古木 全部と言えば全部なんですけど、一番指摘されるのは構えと距離感ですね。

 

──逆に空手の経験で得たものとは?

 

古木 気持ちの強さですかね。あとスタミナとか打たれ強さ。特にボディですね。

 

──今キックで4戦していて、前回、9月大会の前田翔太戦では1RTKO勝ちしました。それは順応できてきた成果?

 

古木 たぶんそうだと思います。あと、トレーナーが毎日のように練習に付き合ってくれてるので、キックボクシングスタイルになれてきているんだと思います。

 

──会見の時、響波選手は「キックボクシング歴は自分の方が上」と言っていましたが。

 

古木 自分はそれほど不安はなくて、毎日厳しい練習をトレーナーとやっているので、そう言われても気にならないです。

 

──後日、この試合の勝者が12月の王座決定戦に進めることが決まりました。2つ勝てば6戦でチャンピオンということになりますが。

 

古木 こんなに早くチャンスが来るとは思ってなかったので、自分でもツイてるなと思いましたし、モチベーションも上がりました。同時に、絶対負けられないなという思いも強くなりましたけど。ただまずは響波選手にしっかり勝つことを考えて、浮かれないようにしています。

 

──改めてタイトルへの思いというのは?

 

古木 始めた時からチャンピオンを目指していたので、チャンピオンにはなりたいです。トレーナーとも「『KNOCK OUT』のタイトルを獲ろう」という話をしていたので。

 

──『KNOCK OUT』という大会についてはどう思っていますか?

 

古木 全体的に選手のレベルが高いので、そこでチャンピオンになれれば本物と思われるようになるかなと思ってます。最初、キックに転向した時は知り合いがやりたいと言ったから、って感じだったんですけど、もともと格闘技全般、見るのは好きだったので、こういう大会に出られてうれしいです。でも距離感とかこんなに違うとは思ってなかったので、最初は戸惑いましたけど。

 

──やっぱりその戸惑いは大きかったんですね。

 

古木 そうですね。自分のやってた空手は顔面パンチがなくて、その違いぐらいだろうと思ってたんです。そういう大雑把なイメージでしか考えてなかったんですけど、やっぱり顔面があるかどうかで全然別物だし、それに加えて距離感も違うしで。最初の方は全然慣れなかったですけど、強めのスパーリングをたくさんやらせてもらっている内に、だんだん目が慣れてきて、今は恐怖心はなくなりました。

 

──ところで所属の「G1 TEAM TAKAGI」ですが、今プロ選手は何人ぐらいいるんですか?

 

古木 6人ぐらいですね。自分はその中では2番目に試合に出ている方です。今、ジムにチャンピオンはいないので、このチャンスは確実にものにしたいです。

 

──では最後に、今回の試合で特に注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

古木 気持ちですね。諦めない気持ち、負けない気持ちを見てほしいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

古木誠也(FURUKI Seiya)
所属:G1 TEAM TAKAGI
生年月日:1996年11月10日
出身:神奈川県相模原市出身
身長:163cm
戦績:4戦3勝(2KO)1敗
タイトル:IBKO国際武道空手道連盟・軽量級優勝(2019年)